心に響く本・詩歌・言葉・音楽・風景
私の読んだ本や聴いた音楽、出会った風景の中から心に響いたものを紹介します。
心に響く詩歌&風景-若園バラ園&詩
5月も今日で終わり。ベランダの花、花屋の「はなの」さんの花、いろいろ載せたかったのですが、薔薇の花は、やはり5月中に載せておきたく、今回も、バラ園の特集です。
二段目の左端「ピンクのバラ」が、クリスマスケーキのデコレーションのようで、美味しそうに見えます。
    【茨木市若園バラ園/拡大できます。】

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前回のコメントでkeikoさんが、「白い野ばら」で、高校時代の教科書に載っていて、暗唱したという詩を書いてくれました。こんなに長い詩、どうやって覚えたのかしら?私は習ったことすら頭に残っていないのにと感心しながら、その一部を紹介します。

    ためいき       佐藤春夫(21歳作)

      一
   紀の国の五月なかばは
   椎の木のくらき下かげ
   うす濁るながれのほとり
   野うばらの花のひとむれ
   人知れず白くさくなり、
   佇みてもの思ふ目に
   小さなるなみだもろげの
   素直なる花をし見れば
   恋人のためいきを聞くここちするかな。

    ( 中 略 )

      八
   死なんといふにあらねども
   涙ながれてやみがたく
   ひとり出て佇みぬ
   海の明けがた海の暮れがた
   -ただ青くとほきあたりは
   たとふればふるき思ひで
   波よする近きなぎさは
   けふの日のわれのこころぞ。


佐藤春夫は、この詩がお気に入りだったようで、同じ題材で次のような詩も。

     渚の薔薇

   君知るや渚の薔薇(うばら)
   紀の国の白良(しらら)の浜に
   咲きにほふ白き薔薇を
   夕べにはほのかなりけり
   月出でて青くかはりつ
   若き日にわが見しものは

   砕け寄る汀の水泡(みなわ)
   這ひ走る波の末のみ
   老いて今わが見るものは


佐藤春夫は、明治25年4月9日和歌山県新宮町の医者の家に生まれました。父親は正岡子規に私淑する俳人でもあったため、季語をいかして「春夫」と名付け、「よく笑へどちら向いても春の山」という、誕生を祝う句を詠んだそうです。子を授かった喜びがあふれていますね。

早熟で、12歳の時にはすでに、将来の希望は「文学者」と言っていたとか。私生活では恋多く、谷崎潤一郎とその奥さんとの三角関係など、あまり好きになれませんが、
32歳作の随筆『わが父わが母及びその子われ』の次の文章は、不思議な面白さがありました。&妙に納得。

「…私は母をどんな人と述べることが出来ないほど愛してゐる。さうしてただわが母といふ言葉より外には言へない。私にはわからないが母はひょっとして私を、父の言ふとほり甘やかしすぎたかも知れないのだ。私は彼女の最初の男の子だ。しかし私は考へるのだが甘やかされた子供といふものはいつも詩人である。つまり詩人をつくる為めには甘い母が必要なのだ。

愛をたっぷり受けたから、愛にあふれた詩が書ける?ということかな?
我が家の「好」も、甘やかされて、「猫の詩人」になれるかも知れない。



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心に響く風景-荒牧バラ園パートⅡ
頭の中が、子猫の「好(ハオ)」ちゃんでいっぱいで、全く働いてない…。
彼女の便秘はお腹をさすって、お尻をつんつん濡れティッシュで刺激したら、無事解消。
すごく賢くて(親バカをお許しあれ)、三日目にしてトイレを覚えた!
出先から、一刻も早く「好(ハオ)」のもとに帰りたい!!!
てな具合で、
よい本を読んだので「本の紹介」をとか、先日、本を紹介した「米原万里」さんが癌のため56歳の若さで亡くなられたとか、いろいろ書きたいことはあるのですが、パス!

前々回載せた「荒牧バラ園」を、新しいデジカメで撮ったバージョンを、今日はドドーンと載せます。  【拡大可】
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みづからの光のごとき明るさをささげて咲けりくれなゐの薔薇   佐藤佐太郎

この歌の薔薇は、なんとなく秋の薔薇のような気がします。

薔薇を抱き込み上げてくるものを抱き   蔦三郎

この薔薇は、きっと真っ赤な花束ですね。
花の色は対照的ですが、幸せの情景として、前々回の書き込みのkimicoさんの結婚式の話を思い出します。

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猫日記「好(hao)の日々」-2006年5月27日(土)
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【拡大できみゃ~。】

「ニーハオ!」皆さん、こんにちは。私の名前は「好(hao)」、生後3週間のメス猫です。
昨日、「大空の亀」さんのお家にやって来た、体重300g、身長20cmのチビ猫です。

2006年5月5日、生まれたばかりの私たち5匹は、悲しいことに捨てられてしまいました。
運良く、優しい大学生のお兄さん、お姉さんに拾われ、ビタミン剤の注射を受けるなど、手厚い看護のおかげで、一命をとりとめることができました。ほ乳瓶でミルクをもらったり、綿棒で目やにをとってもらったり、いっぱいお世話をしてもらいました。でも、お金もかかるし、手もかけるし、いつまでも5匹揃って研究室にいるという訳にはいきません。

そこで、引き取り手を捜すことになり、皆さんが、知り合いに声をかけたり、ホームページで募集されたりしました。大空の亀さんにも、大学に中国語を習いに来ていた縁で、声が掛かりました。小さくて可愛い私に、心動かされた亀さんが、猫を飼うのに反対だったお父さんを説得し、昨日、私がもらわれてきたというわけです。

お母さんは、私がオスかメスかわからないうちから名前を決めていました。「好(hao・ハオ)」。中国語の講座が縁で手に入ることになったからだそうです。中国語で、「ハオ」は、「ニーハオ」〈こんにちは〉、「ハオチー」〈おいしい〉のように、「よい」という意味で使われます。日本語では「好き」「好む」という意味。お母さんは自分の発想に酔いしれ、決定!お父さんは、もう少し呼びやすい名がいいなと言っていたみたいですが、いつものように押し切られました…。

お母さんは、昨日、朝から大忙しでした。バスに乗って、ペットショップまで出掛け「40年ぶりに猫を飼うの。必要なもの全部買うから、いろいろ教えて。」と、若い店員さんにお願いしました。とても感じのよい店員さんだったので、お母さんは信頼しきって、金に糸目はつけず、「子猫ちゃんのために!」といっぱい買ったそうです。たくさんの荷物にタクシーを奮発。「お金というのは、こういう時、使うためにあるのよ。」と、ちょっと自分に言い訳もしていたみたいですが…。

さて、お昼になり、中国語講座。みんなが揃うまでひとしきりペット話に花が咲き、お母さんは次のようなことを教えてもらったそうです。
中国語で、ペットは「寵物」(chong wu 寵愛の寵の字、今は簡体字ですが)、猫は「猫」(mao)、犬は「狗」(gou)。○分○秒の「秒」の発音(miao)は、子猫の鳴き声そっくり等々。

学習が終わり、お母さんは、講座の皆さんと研究室へ。すでに健康診断も済ませ、猫エイズウィルスも陰性ですとのこと。至れり尽くせりのお心遣いに感謝して、お母さんは、私を用意した箱に入れ、風呂敷で包みました。皆さんが「まさに箱入り娘ですね」と、喜んでおられる声を聞きながら、私はお世話になった研究室をあとにしました。

たくさん書いて疲れたので、続きは、またにゃ~。「ミャーオ!」

心に響く詩歌&風景-荒牧バラ園&詩
   一
薔薇ノ木ニ
薔薇ノ花サク。

ナニゴトノ不思議ナケレド。

   二
薔薇ノ花。
ナニゴトノ不思議ナケレド。

照リ極マレバ木ヨリコボルル。
光リコボルル。

   (北原白秋『薔薇二曲』より)


伊丹市にある荒牧バラ園は、バラの種類も株数も多く、見応えがあります。
車椅子でも見やすいようにしてあるので、年輩の方も多く来られています。
先日は、90代という方が、「自分で手入れもしないのに、こんなにきれいなものを見せて頂いて、幸せです。」と、ニコニコ語っておられました。
花を見ている時って、皆さん、とてもいい顔をされていますよね!
というわけで、今回は、荒牧バラ園のバラを特集します。拡大できます。


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心に響く音楽-ミスチルの『蘇生』
真打ち登場!ミスチルの『蘇生』
先日、テレビを見ていた夫が「イチローが一番好きな曲って、ミスチルの『蘇生』だってよ。」と、教えてくれた。
ミスチル大好き!イチロー大好き!の私には、まるで「幸せの相乗効果」(こんな使い方して大丈夫かな?)のような情報。だって、私も『蘇生』が一番好きなんだもん!
大好きなミスチル(Mr.Children)は、もう少し後にじっくりと、と思っていたのですが、上のような理由で、急遽「真打ち登場」となりました。
「自分で作って自分で歌う」という姿勢が、私の好みに合っていて、中でもミスチルの櫻井和寿くんと吉田拓郎(敬称なしでご免なさい。つけると、遠い存在になりそうで。)は別格。
これからも時々登場すると思いますが、まずは、『蘇生』をご紹介します。

 蘇生 Mr.Children

二車線の国道をまたぐように架かる虹を 
自分のものにしようとして カメラ向けた

光っていて大きくて 透けてる三色の虹に
ピントが上手く合わずに やがて虹は消えた

胸を揺さぶる憧れや理想は 
やっと手にした瞬間に その姿消すんだ

でも何度でも 何度でも 僕は生まれ変わって行く
そしていつか君と見た夢の続きを
暗闇から僕を呼ぶ 明日の声に耳を澄ませる
そうだ心に架けた虹がある

(中略)

そう何度でも 何度でも 君は生まれ変わって行ける
そしていつか捨ててきた夢の続きを
ノートには消し去れはしない昨日が ページを汚してても
まだ描き続けたい未来がある

叶いもしない夢を見るのは もうやめにすることにしたんだから
今度はこのさえない現実を 夢みたいに塗り替えればいいさ
そう思ってんだ 変えていくんだ きっと出来るんだ

そう何度でも 何度でも 僕は生まれ変わって行ける
そしていつか捨ててきた夢の続きを
暗闇から僕を呼ぶ 明日の声に耳を澄ませる
今も心に架けた虹がある
何度でも 何度でも 僕は生まれ変わって行ける
そうだ まだやりかけの未来がある


最初の一節の具体的な表現から、情景が目に見えて、歌詞の上手さにしびれてしまいますが、歌われているテーマも抜群で、とっても勇気づけられます。
あのイチローも、この歌を聴いて気持ちを奮い立たせているのかと思うと、なおさら嬉しく感じます。

下の写真は、我が家のセキセイインコの「ブルー」。阪神大震災の直後から、水色の「スカイ」(5年前に死去)と一緒に飼い始め、11年目(人年齢なら88歳)になります。
昨夏、突然、立つこともできないほど弱り果て、心配しましたが、自力で回復し、3日後に見事復活しました。
「蘇生」した「ブルー」は今も元気です。新しいデジカメできれいに撮れましたので、見てやってください。


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  【拡大すると、ほぼ実物大に。気候のよい時は、ベランダで】

「パソコンのメジロの声に応えゐる二羽から一羽になりしインコは   大空の亀」

テーマ:お気に入りミュージシャン - ジャンル:音楽

心に響く詩歌-蝶を詠んだ詩歌
前にutsugiさんの作品を載せたところ、「わけて欲しい」という声があり、先日「ご希望の皆さんに」と、コピーが送られてきました。今回は、そのお礼の気持ちも込め、「蝶」好きのutsugiさんに敬意を表して、「蝶」を詠んだ詩歌を紹介したいと思います。彼なら、具体的な蝶の名を思い浮かべながら、読むのではないかしら?
なお、作品も載せていいですよと言うことでしたので、少しだけ掲載します。

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  【左・国蝶のオオムラサキ / 右・ツマキチョウ / 拡大できます。】

まずは、故郷愛媛出身の超有名な俳人の作品から。

ひらひらと蝶々黄なり水の上    正岡子規

この句とutsugiさんの上右の「ツマキチョウ」と、雰囲気が合っているでしょう?

初蝶来(く)何色と問ふ黄と答ふ   高浜虚子

二人は、先輩・後輩の間柄。当時の文学青年らしく、小説にも挑戦したようですが、名を成したのは「俳句」の世界でした。松山には、至る所に「俳句ポスト」があり、句会の行われている地域もたくさんあります。
趣味に一番時間を費やすのは、愛媛県人で、平均52分と聞きました。文学者は出てるけれど、総理大臣は出ていない。最近は、こんな愛媛に生まれ育ったことを、幸せに感じています。


ふうはりと身の九割を風にして蝶飛びゆけり春の岬を   栗木京子

栗木さんは、私の大好きな歌人の一人で、次の歌は「塔」に入りたいと思うきっかけになりました。

観覧車回れよ回れ想ひ出は君には一日(ひとひ)我には一生(ひとよ)

こんな切ない思いを、誰でも一度味わったことがあるのではありませんか?

てふてふと書きしむかしのかたちにて生れてまもなきアゲハ飛び立つ  佐藤通雅

栗木さんの歌も佐藤さんの歌も、蝶の軽やかさ、美しさを表していて、大好きな歌です。
「身の九割を風にして」「てふてふと書きしむかしのかたち」ただの言葉なのに、具体的に蝶の飛ぶ様子が見えてくるんですものねえ。


二つの恋文が、花の番地を捜している。      ルナール『博物誌』岸田国士・訳


蟻が
蝶の羽をひいて行く
ああ
ヨットのようだ
             三好達治『土』


てふてふが一匹韃靼(だったん)海峡を
渡って行った。          
          安西冬衛『春』

前回、アールヌーボー調で繊細な球体の美しかった作品「夏の高原・アサギマダラ」。この蝶は、夏の高原にたくさん集まる蝶で、渡りをすることで知られ、時には1千キロもの距離を移動することがある(utsugiさん情報)そうです。 もしかして、韃靼(=間宮)海峡を渡っていったのも、それだったのでしょうか?

実は、2年前に亡くなった同級生の F ちゃんは、蝶が苦手。「蝶の目が怖い」と、蝶が近づくと逃げ回っていました。私には、「蝶の目」が見える彼女が、不思議でなりませんでした。
utsugiさんの切り絵に出会っていたら、違う目で、蝶を見ることができていたかもしれませんね。

テーマ:俳句 - ジャンル:小説・文学

心に響く言葉-山崎ナオコーラ
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 【大切な人たちから贈られた、我が家のスヌー。身長90cm、体重3kg、5歳。拡大できます。】
左から順に、「古着で作った膝掛けと」「あっ、こけた!」「パソコンを前にして」「只今マッサージ中」

 山崎ナオコーラ「指先からソーダ」という朝日新聞土曜日版『be』に連載しているコラムの言葉が、自然体で面白い。久しぶりの「心に響く言葉」は、そこからの引用です。

人間という動物は、遠くの人と繋がりたい欲求を、元来持っているのだろう。
その欲求が満たされないと、なんだか、この社会に馴染めないような、ここで生き続けることが難しいような気分になって、胸の動悸が激しくなる。 
(2006年4月22日)

目の前に、自分のことを大切にしてくれている人がいるのに、自分の思いが遙か遠くの人に飛んでいることが、よくある。
私の場合、それは、実在の人物だったり、過去の人だったり、未来の情景の中の人だったりする訳だが、どうも、それは私一人では無さそうだ。
そういう正直な気持ちを認めるところに、ナオコーラさんは、私を持っていってくれるので、彼女の文を読むと、「同じだ。」「否定しなくていいんだ。」と思って、気持ちが楽になる。
しかし、実際問題として、「繋がりたいのに、繋がれない相手」、「自分が思うほど、思ってくれてはいない相手」の存在、それは男女を問わず、私の気持ちを切なくさせ、自己嫌悪に陥らせる。
この辺のズレは、人生永遠の課題になりそうだ。

私は子どもの頃から、生きているのが苦しかった。そして、読書が好きになった。
だから、本好きの理由は「現実逃避できるから」で、それは大人になった今も変わらない。
人間関係だのなんだのでリアルってものにすぐに嫌気がさす。そして本の世界に逃げる。
本を読んでいると、自分の世界がボコボコと増えていく。私は、その世界たちを抱えて、また現実の人間関係の中へ、果敢に飛び込んでいく。
本は勉強のためにあるのではないよ。戻る気があれば、本を逃げ場にしてもいいんだよ。 
(2006年1月21日)

子どもの頃( と言っても、小学6年生まで外遊びばかりしていた私の読書開始年齢は遅く、中学1年生 )本を読んでいると、「偉いね。」と、誰彼なしにほめられた。
高校時代の勉強も、受験直前の1ヶ月を除き、自信を持って言える学習方法は「読書」だけだった。つまり、本を読むことしかしなかった。
そして、体を動かすことが、あまり好きではない人間になった。というか、体を動かすより頭の中に思いを巡らす方が、私には楽だった。
楽だから読んでいただけで、「偉いね」と言われるしろものではないことは、私自身が嫌と言うほどわかっていたから、ナオコーラさんの、この文章を読んだ時は、正直ビックリした。
体裁上隠していた思いを、さらけ出されたから。でも今は、彼女の「正直さと優しさに乾杯!」という心境である。

特に気に入ったのは「本を読んでいると、自分の世界がボコボコと増えていく。私は、その世界たちを抱えて、また現実の人間関係の中へ、果敢に飛び込んでいく。」の部分。
こんなふうに本と付き合えると、本も( ということは、書き手も )喜んでくれるんじゃないかな?と思う。

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お知らせ-お気に入りのサイト
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街の至る所で見られたツツジも、今日の雨で終わりになりそうです。
皆さん、お住まいの所では、いかがですか?

今日は、私がとても気に入っていて、定期的にチェックするサイトのご紹介です。
興味を持たれた方は、よろしければ、ちょっと覗いてみてください。

1. 糸井重里さんがチーフをしている「ほぼ日刊イトイ新聞」の中の

 「福田のフォト絵」(月~金)   
福田利之さんという方が、撮影した写真(普段なら見逃してしまいそうなもの)に、茶目っ気たっぷりの絵を描き加えて、笑わせてくれます。 

 「写真がもっと好きになる 菅原一剛の写真ワークショップ」(金のみ)  
今週は、写真展の特集でしたが、いつもは撮影のコツをいろいろ伝授してくださいます。
バックナンバーもありますので、お役立て下さい。

他にも「言いまつがい」など、面白いコーナーがありますが、最近はこの二つに絞って、閲覧(というのかしら?)しています。


2. 『清水哲男の増殖する俳句歳時記』(毎日) 
詩人の清水哲男さんが毎日更新していて、写真とその上の一行コメントも面白いです。
一つの俳句が、彼の手にかかると、実に豊かな世界になっていくのに、毎回感心しています。
解説から得る知識も多く、毎日よい勉強をさせてもらっています。



テーマ:情報・知恵・知識 - ジャンル:趣味・実用

心に響く詩歌-たんぽぽの綿毛・かきつばた
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【万博公園にて  たんぽぽの綿毛(桜の森) ・ かきつばた(日本庭園) 拡大できます】

タンポポの綿毛も、もうほとんど飛んでいってしまいましたが、残っていると、ついふーっと吹いてしまいませんか?たんぽぽの綿毛は、いかにも人が吹きたくなるような姿ですよね。
    
   たんぽぽが
   たくさん飛んでいく
   ひとつひとつ
   みんな名前があるんだ
   おーい たぽんぽ

   おーい ぽぽんた
   おーい ぽんたぽ
   おーい ぽたぽん
   川に落ちるな     


(川崎洋の詩「たんぽぽ」-川崎洋少年詩集『しかられた神様』・理論社)より

独り立ちしていくタンポポの綿毛たちが、「自分の名前」を持って、広い世界に旅立ち、自分の種で新しい命を育んでいく。
大きさは違うけれど、それぞれの命の重さは、人間と全く同じ。タンポポの綿毛も、親元から離れる人間も、「川に落ちるな」。作者の思いが熱く優しい。


いずれ菖蒲(あやめ)か杜若(かきつばた)。杜若の咲く季節になると、『伊勢物語』の「東下り」の段を思い出す。

むかし、男ありけり。(中略)
「かきつばたといふ五文字をかみにすゑて、旅の心をよめ」といひければ、よめる。

ら衣つつなれにしましあればるばるきぬるびをしぞ思ふ

とよめりければ、みな人、かれいひ(乾飯)の上に涙おとしてほとび(ふやける)にけり。


歌意は、「唐衣(枕詞)は、着ていると慣れる。私にはその慣れ親しんできた愛しい妻が、京にいるので、はるばるやってきた旅を物悲しく思うのだ。」 ( 小学館『日本古典文学全集』より )

今でも高校時代のS先生が情感こもった解説をされていたのを、ありありと思い出す。
平安時代の男の人たちは、こんなにめそめそと泣いたのだ。軍国主義が台頭し「男は強くなくては」と言われだしてから、泣かなくなったと聞いたことがある。
本来、男性の方がロマンチストだなと思うことが多いので、「男の子は人前で泣くんじゃないの!」なんて教育がなされなければ、もっと平和だったかもしれないなどと思う。

この中の歌のように、各句の頭字に指定の五文字を配した歌を「折句(おりく)の歌」と言います。「か・き・つ・ば・た」誰か、美男子の在原業平の歌に挑んでみませんか?けっこう頭の体操になって遊べそうですよ。

古文や詩を、パソコンに書き写していると、 「言葉が変ですよ~」という赤い波線が次々引かれる。
正確だが、無味乾燥で常識的な文と、古文や詩が喧嘩しているみたいで面白い。

テーマ: - ジャンル:小説・文学

心に響く本-米原万里さんの本
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友人のTさんは、とてもうまく 「出会い」をつくってくれる。ここ1年ほどだけでも、中国語サークル・映画と洋服の I さん・俳句の K さんと、彼女が作ってくれた出会いは、どれも素晴らしく、私の生活をとても豊かにしてくれている。彼女には感謝の気持ちでいっぱいだ。

そして、また新たな出会いがあった「米原万里さんの本」。「面白いよ。」と貸してもらった三冊が、至る所に線を引きたい面白さで、改めて購入することにした。

なかでも、私が一番気に入ったのが次の本。「時事エッセイ」という分野らしいが、筆者がロシア語同時通訳という職業柄、珍しい話題も多く、頭の良さを感じさせる歯切れのよい文章も心地よい。知識が確かで、「甘くない」のがいい。笑えるロシアの小咄もいい。


 1.『真夜中の太陽』 米原万里著 
(中央公論新社・1400円・2001年発行)(中公文庫560円)


  「本当の理由は?」より
わたしは要介護度四の認定を受けた母と暮らしていて、区のデイ・ケア・サービスを利用しているが、介護保険制度導入以前は無料だった利用料が、今では毎月四万円ほど徴収されるようになった。といって、サービスが向上したかといえば、その逆で、公的支援が大幅に削られているため、福祉現場ではリストラが進んでいて、サービスを受ける側にとっても居心地悪くなっている。
 それでも、政府や識者たちは、
「このまま社会の高齢化が進むと、年金基金も健康保険基金も破綻する」
 と、まことしやかに不安を煽り続ける。
 しかし、本当にそうなのだろうか。
 なぜ、高齢化対策となると、財源、財源と騒ぐのだろう。なぜ、阪神大震災の被災者救援や福祉予算の問題となると、財源がないという理由でとたんに締まり屋になるのだろう。
 そしてそのくせ、なぜ、増税の理由は、いつも福祉なのだろう。
「国際貢献」という名の利権絡みの膨大な軍事支出の際には、なぜ財源が取りざたされないのだろう。なぜ、在日米軍基地への思いやり予算については、むやみに気前よくなってしまって財源の心配をしないのだろう。(「ミセス」2000年10月号)


ほんの一部の引用だが、日頃思っていて、もやもやしていたことを一刀両断、実にすっきり解説してくれる。5年前の文章が、そのまま今もあてはまる、というか、更にひどくなっている現状に、呆れてしまうけれど。


2.『真昼の星空』 米原万里著 
(中央公論新社・1600円・2003年発行)(中公文庫620円)


読売新聞の日曜版に1998年から2001年に連載されたコラムを編集したもの。先の本より、一編ずつが短いため、星新一のショート・ショートのような「オチ」があり、楽しい。
中でも、大笑いしたのが「指導者の頭髪」。クラシック音楽コンプレックスのある私は、初め「指揮者の頭髪」と読んで、「そうか、米原さんも、音楽会のとき、指揮者の髪型が気になるのか!」と、喜んだが、実は「ロシアの指導者の話」。


 (前略) T 教授が甲高い声で次のようにコメントしたのが印象的だった。「ツルツルモジャモジャ理論てのがあるんです。ソ連の指導者は、ツルツルとモジャモジャが交互に来ます。レーニンはツルツル、次のスターリンはモジャモジャ、次に来たフルシチョフはツルツルで、ブレジネフはモジャモジャでしょう。この法則でいくと、次は必ずツルツルの人でしょう。」
(後略)(2000年6月11日)


さて、次の指導者の頭髪がどうであったかは、皆さんの目で!
また、ところどころ挟まれる「箴言」が、真実を突いていて面白い。

「その才能を花開かせる力も含めて才能なのだ。」
「不自由な方が自由になれるのである。」等々。



3. 『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』 米原万里著 
(角川書店・1400円・2002年発行)(角川文庫580円)


これは「本の旅人」1999年~2001年に連載されたもので、「大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した本。チェコのプラハ・ソビエト学校で9歳から5年間を過ごした著者が、その時の同級生三人を訪ねた時のエッセイだ。激動の時代の東欧や他の国民性が、かいま見える。

 ドイツで医者になったリッツアの話より
「病気じゃないかと思うほど街も公共施設も清潔なのは気持ちいいけれど、ここはお金が万能の社会よ。文化がないのよ。チェコで暮らしていた頃は、三日に一度は当たり前のように芝居やオペラやコンサートに足を運んだし、週末には美術館や博物館の展覧会が楽しみだった。日用品のように安くて、普通の人々の生活に空気のように文化が息づいていた。ところが、ここでは、それは高価な贅沢。」


ドイツ人と日本人は、気質がよく似ていると言われるけれど、文化政策の貧困なところまで似ているのかと、愕然としました。見る気の失せるテレビの安易な文化?(と、呼べないものが多い)ではなく、豊かな本物を身近に手軽に、と思います。

引用が多く長くなりましたが、まだの方はぜひご一読を。ちなみに、「Amazonの書評」では、3.2.1の順に、人気があるようです。

テーマ:オススメの本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

あんなことこんなこと-探しものは~?
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      【 京都半木(なからぎ)の道 / クリックすると拡大します。】

なんでまた今頃、桜の写真?
ご免なさい。探していたMOが見つかったのです。大好きな「半木の道」の桜の写真。
桜の写真は、以前に「今年の分は終了」としたので、来年の春までとっておこうと何度も考えたのですが、心配性の私、「来年どうなってるかわからないし、もし載せられなかったら後悔するなあ。」と思い始めたら、もうダメ、落ち着かない。呆れられるのを覚悟での掲載です。

 探しものは何ですか?~     見つけにくいものですか?~
  カバンの中も つくえの中も   探したけれど見つからないのに~ 
 

この写真の入ったMOだけ、どういう訳か、未使用のMOをまとめた中に混じっていました。すぐ隣を何度も何度もチェックしたのに、未使用の山を確かめなかったんですよね。

 探すのをやめたとき 見つかることもよくある話で~

そうなんですよね。冬用の靴下。冬の間ずっと見つからなくて、この間衣替えをしたら、いつも使っている引き出しの奥深くに、一つにまとめて、袋に入っていました。不用になった頃に…。

でも、まだ見つからないのが、銀行のキャッシュカード。一度も持ち出したことなし。泥棒が入った形跡もなし。時々記帳して確かめるが、引き出された様子なし。丁寧に仕舞いすぎ、どこにやったかわからない。またしても、無効の手続きをしたら、出てきそうな予感。

   そこで、発見した「探しもの3原則」
   1、不要になった頃、簡単に出てくる。
   2、丁寧に仕舞いすぎると、見つからない。
   3、探していた場所のすぐ傍から出てくる。


結論:見あたらないという事実に焦り、冷静さを失うことが、見つからない原因を作っている。

    井上陽水の『夢の中へ』の一節のように「探すのをやめる」。
    探しものを見つけるには、案外いい方法かもしれませんね。

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あんなことこんなこと-海外で活躍する人たち
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( 京都府立植物園チューリップ / 西宮ヨットハーバー  どちらもクリックするとだいぶ大きくなります。)

毎週土曜日の夜11時から放映されている「SmaSTATION-5」
ほとんど見ることはないのだが、5月6日、たまたま見ていて、日本人女性の世界での活躍に感心した。
(詳細は、「SmaSTATION-5」のホームページのバックナンバーNo.202でご覧になって下さい。)

テレビのニュースで取り上げられる、世界で活躍する女性は、ゴルフやスケートなどスポーツが中心で、しかも同じ人ばかり。
だから、海外でこんなに多くの人が、自然体で素晴らしい活躍をしているなんて全然知らなかった。
しかも、30代から40代の人が、なんの気負いもなく(そのように見える)、国内で普通に仕事をしているのと同じ感覚で働いている姿に、隔世の感を覚えた。
こんなふうな形で、国境線が無くなるのは素晴らしいことだと思う。

簡単に、そこで特集されていた人たちを紹介します。

A.クラッシクの最高峰、ロシアの名門サンクトペトロブルグ国立アカデミックオペラ・バレエ劇場のオーケストラを率いる、首席指揮者の西本智実さん。とにかく格好いい!

B.ニューヨーカーの間で評判の“デザートシアター”「ChikaLicious」をオープンさせた、ウォール街の銀行員だったチカ・ティルマンさん。

C.イギリスF3に女性としてただひとりフル参戦中のレーサー・井原慶子さんは、元レースクィーン。

D.プロデビュー2年目にして、女子ジュニアウェルター級の世界25位にランキングされているボクサー・中村チカさん。
イギリスの留学から戻って、元気なく見えた日本の中で、唯一生き生きしていたボクシングジムに通うことから、今の生活が始まったという。

E.マクロビオティックの料理人で、マドンナのプライベートシェフを務める西邨まゆみさん。
マドンナの息子のアトピーを、マクロビオティックで10日で治したのが、きっかけという。
(マクロビオティックとは、玄米などを主食とし、基本的に有機野菜を無添加の調味料で調理、動物性のものは控えるという健康的な食事法。)
彼女は、その「マクロビオティックで、世界平和を目指したい。」と言う。さりげなく、こういう発想をするところが、私にはとても新鮮だった。

F.「シルク・ドゥ・ソレイユ」(カナダ・モントリオールを拠点に元オリンピックメダリストなど、800名のアーティストを含む3500人が在籍。全世界から集まったスタッフの出身地は40カ国、使用する言語は、25ヶ国語にも及ぶ。年間のチケット売り上げは4億5000万ドルを超え、全世界で4000万人が少なくとも1回は観たと言われている。)のショーで、主役級に抜擢されたバトントワラー・高橋典子さん。

G.フランスの有名ワイン専門誌において、2年連続ベスト6に選ばれたほどの逸品のワインをたった一人、畑作りから始め、無農薬にこだわり、独自の製法で作り上げた、新井順子さん。
無農薬のため野鹿に葡萄を食べられたり、豪雨による洪水で甚大な被害を受けたりで、何度も断念しようと思ったそう。


夢に向かってまっしぐらの彼女たちを見ていると、高校時代の同級生 S ちゃんを思い出す。
英語が得意で数学が苦手だった彼女は、アメリカの地図を見て「ここで暮らしたい。」と、市長に手紙を出し、ホストファミリーを見つけてもらった。
高校2年になる前の春休み、単身で渡米する彼女が、友人を呼んで、手作りのおいしいドーナッツを振る舞ってくれた。もう35年以上も前のことだ。
苦手だった数学が、向こうでは一番得意な教科になり、下宿先で家事を手伝いながら、物理系の大学に進んだという話までは聞いた。
その後は、残念ながら私には不明だが、S ちゃんのようなパイオニアがあっての“今”という気がする。

テーマ:働く女性 - ジャンル:就職・お仕事

お知らせ-月下美人
ブログの「孔雀サボテン」の写真を見て、れんげ草ちゃんが「月下美人」の写真を、メールで送ってくれました。
互いによく似た花ですが、「月下美人」は、さらに気高い感じですね!
あれこれ編集作業を試みて、アップできるようになりましたので、( なんかこの頃、パソコンに強くなってきた!-自画自賛  ) 一緒に送られてきた「牡丹」の写真とあわせて載せてみます。
この牡丹の花、豪華だけど軽やかで、バレエの衣裳のチュチュみたいに見えますね。

     gekkabizin.jpg     botanre.jpg

  月下美人の方は、だいぶ大きくなりますので、クリックしてみて下さい。
  「一夜限りの花」の、はかない命の透明感が見えるようで、とても美しいです。

テーマ:花の写真 - ジャンル:写真

心に響く音楽-チューリップ
20060513172136.jpg  (携帯で撮影)

このサボテンは、私の背の高さぐらい。「孔雀サボテン」といって、直径15~20cmの花をつける。
職場の、人にも花にも優しいNさんが、手入れをしていて、次々と大きな花を咲かせている。
彼女の周りには植物がいっぱい。しかも、元気に育っている。

「サボテンの花」と来ると、やっぱり浮かんでくるのは、チューリップの歌。私の手元には、黄色い花柄のジャケット『チューリップ・ガーデン』がある。彼らのシングル12枚(1972年~1977年)の曲を入れた2枚組のLP盤。
思いっきり青春していた頃の歌。懐かしい人には、懐かしい!?
「魔法の黄色い靴」「心の旅」「夢中さ君に」「銀の指環」「青春の影」「ぼくがつくった愛のうた」「ブルー・スカイ」など、ほぼ全部、財津和夫の作詞・作曲。

夕べも僕は ねむれなかったよ    終わった愛を さがしていたんだ
二度と帰らない 夢のような恋よ   君はいつのまにか 消えてしまったよ


これは、上のどの曲の歌詞かわかりますか?

テーマ:おすすめ音楽♪ - ジャンル:音楽

心に響く詩歌-牡丹を詠んだ名句・名歌
週に1回10人ほどのグループで、阪大の留学生に中国語を習い始めて1年余りになる。
全く何も知らないところから始めたが、熱心な先生や優しい仲間のおかげで、少しずつだが、わかることも増えてきた。
昔から文化の恩恵をたっぷり受けてきたお隣の国を、自力で回り、親しく話せるような旅をするのが夢だ。
習得までは、まだだいぶ時間がかかりそうだけれど。
そのサークルで、先日、「国花」の話になり、日本は「桜」だが、中国は?とみんなが、先生に尋ねた。
きちんと決まった「国花」はないが、一般的には「牡丹」と思われていて、「梅」もいいなという声もあって、議論の最中だ、という先生の答えだった。

牡丹は、平安時代に、中国から薬用として渡来し、寺院に多く植えられたという。
近隣では、奈良の長谷寺や当麻寺が名所だ。千葉の松戸には有名な牡丹園があるらしい。

ということで、今回は、牡丹を詠んだ名句・名歌の紹介です。

botan1.jpg  botan2.jpg  botan4.jpg
(写真は、京都の乙訓寺で撮影。クリックすると少し大きくなります。)

きしきしと牡丹莟をゆるめつつ    山口青邨
しっかりと固まった莟(つぼみ)が、暖かい日を浴びて、少しずつほころんでくる様子を、「きしきしと」いう衣擦れのような音で表し、花びらの質感や、牡丹の咲いている静かな空間まで想像させるところが、見事な句だと思う。

白牡丹といふといへども紅ほのか   高浜虚子
牡丹花の中でも最も好まれる白牡丹。「白」と言った瞬間、「白」と見てしまう常識の目を越えて、芯の辺りにさす「かすかな紅色」を発見したところが、人口に膾炙している理由だろう。気品ある白牡丹に、女性が紅を差すような色気が、ほんのり加わったと思う。

牡丹花は咲き定まりて静かなり花の占めたる位置のたしかさ  木下利玄
牡丹は存在感のある大きく美しい花。しかし、それらは、互いの存在を打ち消すことなく、それぞれが一番ふさわしいと思える位置に、花を開く。富貴草とも呼ばれる、その優雅な姿は、雨にも風にも動じないようだ。

牡丹切つて気の衰へしゆふべかな   与謝蕪村
室内に飾ろうとして切ったのだろうか?牡丹のりんとした姿が、花の重さに傾き、元気を失ったように感じる。辺りに漂っていた、花の持つ「気」の衰えと「夕べ」の物憂さが重なる。蕪村さん、花を前に後悔しているのかも?(見当外れの解釈だったらご免なさい。)

牡丹散つてうちかさなりぬ二三片   与謝蕪村
盛りを過ぎ、少しずつ散り始めた牡丹の花びら。しかし、その花びらは、花本体に負けず大きく美しい。「二三片」という数字の使い方が、洒落ていて素敵な句だ。

風もなきにざつくり牡丹くづれたりざつくりとくづるる時の来りて  岡本かの子
この歌を読んだ時、「その通り!」と思った。それまで、かろうじて形を保っていた花が、「その時が来た!」と言わんばかりに崩れるのだ、本当に。下に敷き詰めるように落ちた花びらが、また美しい。美しい女性が、その場に倒れ込み、華麗な十二単を広げたような印象を、実際の花にも、この歌にも受ける。

テーマ:短歌 - ジャンル:小説・文学

心に響く詩歌-どちらが…?
普段なら軽く読み過ごす言葉が、妙に心に引っかかるということはありませんか?
たまたま読んだ次の二編の詩、その中の言葉が、全然違う方向から、私に近づいてきて、ここ数日頭から離れません。特に「花」を見るたびに、語られ、問われているようで…。

    『生きていなさい』       セミョーン・ナードソン(ロシア)作・池田健太郎訳

    生きていなさい、
      -星がわたしに言いました、

    生きていなさい、
      -野辺の花が
      わたしを仰いでささやきました…


この詩のように、「優しく易しく、そのまま心に届く詩」が必要なときは、心が疲れきっているのかな?と思います。
「生きていなさい」という直截な言葉を、「人間」ではなく、「星」や「花」から受けなくては生きていけないほど、「深い孤独」を味わっている時にふさわしい詩なのでしょう。


          『花』   川崎洋/作

          花がなければ
         世界は寂しいが
         ならば
         それが
         ないために
         かく荒蓼としている
         というものは
         なにか


この詩のように、「強さや厳しさを秘めた、皮肉や風刺の効いた詩」に共感を覚える時は、まだ自分の中に考える元気が残っているかな?と思えます。
「荒蓼(こうりょう)としているなにか」を考えるとき、自分の胸の奥深くまで見つめることや、世界に目を広げることを強いられる感じがします。
そういう意味で、こちらは「真剣で怖い詩」という印象を、私は受けました。

【どちらも『あなたにおくる世界の名詩』(岩崎書店・川崎洋[編]/東逸子[絵])より】

「花」を見ながら、違う方向に進んでいるこれらの詩。つくづく、詩は「心のバロメーター」だなと思います。
さて、「今のあなた」には、どちらの詩が、好ましかったですか?
と、ここまで書いてきて、「花」が「孤独や寂しさを慰めてくれるもの」だという前提は、どちらの詩も同じだと気がつきました。

テーマ: - ジャンル:小説・文学

お知らせ-utsugiさんの切り絵
 ここに時々コメントを下さるutsugiさんに、「作品を載せてもいいですか。」と尋ねたところ、「いいですよ。」と言って頂いたので、ここに、utsugiさんの切り絵をご紹介します。

バイクで各地に出掛け、とても上手な写真を撮られるのですが、それだけにとどまらず、その写真から、新たにスケッチをし、オリジナルの切り絵を作られます。
そのデザインが、また素晴らしく、色彩感覚も優れているので、作品ができるたびに、カラーコピーを頂き、飾っています。
製作過程も入れた、手作りの作品集も、分けて頂いているのですが、この春には印刷屋さんに依頼して、小冊子の作品集も作られました。
虫の飼育も本格的にされるそうですが、特に蝶がお好きなようで、それをモチーフにされた作品が多いです。

    kirieoisigaki.jpg          kiriesizuku.jpg
    「石垣島の蝶とハイビスカス」    「草原の休息・ヒメヒカゲ」      
     kiriekago.jpg  kiriewatage.jpg
    「夏の高原・アサギマダラ」     「タンポポの綿毛」
   
   どれも、クリックすると、大きくなるので、ぜひ拡大してお楽しみ下さい。

あんなことこんなこと-50歳以降の映画事情
 ここ2年ほど、よく映画を観るようになりました。なんでかなあ?と考えていて、思い当たりました。
『夫婦50割引』という、「どちらかが50歳以上なら夫婦で2000円というお得な制度」に、年齢があてはまるようになったのです。
というわけで、今回は、ここ1,2年で観た、とても偏った私の映画特集(日本映画中心)です。
作品中の人物名を覚えていないので、役者名で、しかも、とてもアバウトな感想ですが。

 『パッチギ!』 監督:井筒和幸 主演:塩谷瞬/沢尻エリカ
なんと言っても、学生役の塩谷瞬と沢尻エリカの二人がさわやかでよかった。
すっかり気に入って、二人の写真を、だいぶ長い間、職場の机に飾っていた。
「イムジン河」の使われ方も効果的で、曲が流れるたびに、胸がきゅんとなった。

『星になった少年』 監督:河毛俊作 主演:柳楽優弥/常盤貴子 
象使いになった息子役の柳楽優弥と母親役の常盤貴子、二人に目力があって、よかった。
見終わったあと、なんども『象になった少年』と言ってしまう自分がいた。

『サヨナラCOLOR』 監督竹中直人 主演:竹中直人/原田知世  
海辺に水色の車が出てくる冒頭から、ずっと映画のトーンが水色のイメージで美しかった。
かつて高校の同級生、今は医者と患者という竹中直人と原田知世が、なかなかよかった。
でも、なんといってもよかったのは、ハナレグミの歌うエンディング曲。
この曲のために作った映画、という印象を受けた。

『いつか読書する日』 監督:緒方明 主演:田中裕子/岸部一徳
高校時代交際していたが、ある事件で離れた田中裕子と岸部一徳。今も独身で、読書だけを楽しみに牛乳配達を続ける田中裕子(抑えた演技が、自然体でとてもよかった)、末期癌の妻を介護する岸部一徳。
現代社会の問題がさりげなく入れてある、切ない恋の物語だった。
末期癌の妻のベットから見える町並みが、いろんな事を語っている気がした。

『ALWAYS 三丁目の夕日』 監督:山崎貴 出演:吉岡秀隆/堤真一/薬師丸ひろ子/小雪 
ひたすら懐かしい映画。吉岡秀隆と薬師丸ひろ子の演技が、特によかった気がする。

 『男たちの大和』 監督:佐藤純彌 出演:反町隆史/中村獅童/松山ケンイチ/蒼井優
テレビのCMや長渕剛の歌など、男っぽいのが苦手な私には、マイナスの要素が多く、鑑賞券を頂かなければ、見なかった作品。(下さった I さんに感謝。)
しかし、見たら違った!普通の人の心情を丁寧に描き、最初から最後まで泣きっぱなし。
最近見た中では、一番感動した、本格的な作りの映画である。
若者役の松山ケンイチ、蒼井優を筆頭に、中村獅童らの気持ちの入った演技に感動した。

『単騎、千里を走る。』 監督:チャン・イーモウ 日本編監督:降旗康男 出演:高倉健 
健さんは、いくつになっても様になる。立っている後ろ姿だけで、何かを感じさせるところがすごい。

『博士の愛した数式』 監督:小泉堯史  出演:寺尾聰/深津絵里/吉岡秀隆/齋藤隆成 
深津絵里ファンの私には、嬉しい映画だった。吉岡秀隆が、感じのよい演技をしていた。

 『THE 有頂天ホテル』 監督:三谷幸喜  出演:役所広司/篠原涼子/香取慎吾 
『Shall We Dance?』の時にも感じたが、役所広司には妙な色気がある。
篠原涼子や香取慎吾の若さのある演技が心地よかった。
面白さで言うと、これが一番。三谷幸喜の力かな? 

まだ見ておられなくて、DVDででもと考えておられたら、ぜひマークをつけた作品を、ご覧になってみて下さい。お勧めします!

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

心に響く風景-日本の里山
連休中、田舎暮らしを昨春より始めた、兄の家に行って来ました。
のんびり起きて、庭でゆっくり朝食。山菜を採りに行って天ぷらにしたり、草餅や手打ちうどんを作ったり、食べることと昼寝ばかり(読書も少しは)して、豊かな時間を過ごしました。
近くの温泉にも行きましたが、とにかく、どこへ行っても人が少ないのが、人混みの苦手な私には、ことに嬉しいことでした。温泉・図書館・スーパーが充実していて、とても暮らしやすそうです。
柔らかな色合いの新緑の中に、山桜や八重桜、藤の花が混じり、五月の美しさを満喫しました。
連なる山々の若々しい緑と青空、夜は北斗七星などたくさんの星が大きく見え、幸せでした。

「人一人すくへるほどの大きさの北斗七星棚田の里に  大空の亀」

DSCN0029harunosora.jpg  DSCN0066hanmokku.jpg  DSCN0067soraaogu.jpg
 家から見える春の空と山並み/ ハンモック(実は中に人が…)/ ハンモックから仰いだ空

DSCN0032hanamomo.jpg  DSCN0025mebuki.jpg  DSCN0018hana.jpg  DSCN0017tyousyoku.jpg
 三色の花桃    /    木々の芽吹き    /  チューリップ    /  庭で朝食

DSCN0033tikurin.jpg  DSCN0103kuu.jpg  DSCN0042torakuta.jpg
 竹林に泡立つ春の光    / クーちゃん20歳(人間なら100歳?)/ 里山の風景

         (どれもクリックすると、少しだけ大きくなります。)

テーマ:本日の日記 - ジャンル:日記

あんなことこんなこと-憲法記念日
 今日は憲法記念日。「日本国憲法」が施行されてから、丸59年になります。
私は、「考える」より「感じる」傾向の強い人間なので、きちんと論理立てた話はできませんが、それでも、私なりに、「憲法」について、書いておきたいことがあります。
国会の多数に頼った、最近の改憲の動きが、私はとても怖いのです。「憲法」は国の「基本方針」、つまり、いろんな法律を考える際の「手本となる決まり」ですよね。それを、簡単に変えるって、おかしくありませんか?国の根幹を揺るがすことなのに。
「現憲法が現状に合わない」って言われることがあるけれども、その原因は、憲法を拡大解釈して、ゆがめて利用したからではないのでしょうか?憲法を変えて現状に合わせるのではなく、現状を変えて憲法に合わせるのが、当たり前だと思うのに。

過去の「戦争」という過ちの罪は、一部の人間だけに原因があるのではなく、黙っていて流されてしまった多くの人間にあります。子どもたちの間にあるいじめも同じ。黙っていることは、加害者の側に荷担しているのです。労働条件一つとっても、「物言えば唇寒し…」の雰囲気が蔓延しているだけに、黙っていることは、恐ろしいと感じるのです。
言葉にすれば、それを引き受けなくてはいけないという責任が生じます。それは、しんどいことだけれども、口先だけきれい事を言っていても、平和は守れないわけだから、やっぱり勇気を持たなくちゃいけない、今はそんな心境です。みんなが生きているのも、好きなことが楽しめるのも、平和であってこそ。

憲法を変えることで起こりうるいろんな事柄を、私は考えてしまいます。かつての父親たちの世代のように、息子たちの世代に人を殺すことを強いるのではないか、想像しただけで、戦慄が走ります。この国は、いったい誰のために、この世界に誇る憲法を変え、いったいどこへ行こうとしているのでしょうか?私の感性は恐怖に震えています。
世界の情勢も心配です。原子力発電の危険性に、利用を凍結するという国があるかと思えば、核燃料の開発に積極的に取り組もうとしている国がある。先日の報道で、核開発を祝って、文字通り黄色のクリームで作った「イエローケーキ」(精錬ウランをイエローケーキと言う)を振る舞って、喜んで食べているイラン国民の様子に、愕然としました。広島・長崎・チェルノブイリ・武器に使われた劣化ウランによるガン…、きりがないほど、核による被害が報告されているというのに、いったい、何を優先させようとしているのでしょうか?
核戦争で地球が滅ぶというのが、現実となるのではないか、日本の、世界の、動きを見ていて、私は恐れています。難しいことはわからないと言って逃げること、無知・無関心・無気力であることは、つくづく罪だと思うのです。これでは私たちの命を守るという、最低限のことすらできない。


知ることの第一歩。今、一番取り上げられることの多い「9条」を、いろんな本から抜粋してみました。読み比べてみてください。
『日本国憲法』より
第2章 戦争の放棄
第9条 1)日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2)前提の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。


わかりやすい言葉で書いてある『憲法なんて知らないよ-というキミのための「日本国憲法」』池澤夏樹著(集英社・1300円)より
第二章 戦争の放棄
第九条
① この世界ぜんたいに正義と秩序をもとにした平和がもたらされることを心から願って、われわれ日本人は、国には戦争をする権利があるという考えを永遠に否定する。国の間の争いを武力による脅しや武力攻撃によって解決することは認めない。
② この決意を実現するために、陸軍や海軍、空軍、その他の戦力を持つことはぜったいにしない。国というものには戦争をする権利はない。


英語の文と並べて書いてある『やさしいことばで日本国憲法』池田理代子訳 C.ダグラス・ラミス監修(マガジンハウス・952円)より
第2章 第9条
わたしたちは、心からもとめます。
世界じゅうの国が、
正義と秩序をもとにした、
平和な関係になることを。
そのため、日本のわたしたちは、
戦争という国家の特別な権利を放棄します。
国と国との争いを解決するために、
武力で脅したり、それを使ったりしません。
これからは、ずっと。

この目的をまっとうするために、
陸軍、海軍、空軍そのほかの、
戦争で人を殺すための武器と、
そのために訓練された人びとの組織を
けっして持ちません。
戦争で人を殺すのは罪ではないという特権を
国にみとめません。


いろんな人が、それぞれの立場で、平和のために動いています。こういう形での本の出版もその一つ。私をいつも勇気づけてくれているのは、女優の吉永小百合さん。きちんと自分の考えを述べ、人々を励ますために積極的に行動されていて、立派だなあと思います。
先日、映画で観た『マザー・テレサ』も立派でした。立派な人が特別でなく、当たり前の世の中にならなくては、「教育」の意味はないなと思います。

テーマ:今日は何の日!? - ジャンル:ニュース

心に響く詩歌-五月のうた
20060502222652.jpg
大阪万博公園プラタナスの並木/携帯で撮影)

高校時代に友人からプレゼントされた「星が散りばめてある金のノート」には、その頃好きだった詩が書いてある。今日は、そこから「五月」を歌った詩を。

   「五月のうた」(ゲーテ作)
  
   おおすばらしい 自然のひかり
   陽はかがやく  野は笑う

   枝々に     花はひらき
   しげみには   鳥のさえずり

   あふれ出る   胸のよろこび
   大地よ 太陽よ 幸福よ 歓喜よ

   愛よ 愛よ   あの山々の
   朝の雲のような 金色(こんじき)のうつくしさ

   そのすばらしい恵みは さわやかな野に
   花にけぶる   まどかな野に   
  〈後略)


  チッチとサリー『小さな恋の物語』より

   五月の風はレモン色
   木もれ日のうたのせてくる
   風の中に手をつなごう
   心の泉が触れあって

   青空の下
   新しい川のように
   ふるえながら ひかりながら
   ふたりの腕を流れる
   銀色の旋律…… 



書きながら、とっても照れくさかった。こんなに単純な詩に心をひかれていた自分の幼さが、懐かしいより恥ずかしい。でも、書いちゃった、五月の雰囲気は出ているもんね。
    




心に響く本-「水俣病」ほか
 今日5月1日は「メーデー」。「労働者の祭典」とも言われ、かつてニュースのトップを占めていたことが嘘のように、今日の新聞の記事もテレビのニュースの扱いも小さいこと。この国の、私も含めた労働者は、一体どうなってしまうのだろうと不安に思う。
就職した年のメーデーは、大変な人出で、一緒に行進をしていた4歳の甥が迷子になってしまった。みんなで必死に探したが見つからない。大阪城のお堀も近く、もしかしてと思うと、怖くてたまらない。随分経ってから、いずれにしても母親に知らせないとと、電話をしたところ、帰宅していた!自分でパトカーを探し、住所を言って乗せて連れ帰ってもらったのだと言う。「メーデー」というと、何を置いても、この出来事を思い出す。

 また、今日5月1日は、「水俣病」が公式確認されてから、50年目になる。まだまだ、きちんとした解決には至っていない「公害の原点」を忘れてはいけないと思う。
そういえば、「水俣病」のことを書いた本で、感動した本があったと思い出し、読書ノートをめくってみた。
1984年のページに書いていた本を何冊か、その時の簡単な感想とあわせて、紹介したい。マルをつけている本は、特に感動した、お勧めの本。この時期、環境に関する本を立て続けに読んでいたようだ。
最近は、ついつい気楽に読める本にばかり手が出る自分を、少しばかり反省した。

 『水俣病』原田正純著(岩波新書)
  水俣病を追及していく医者の姿勢に感動した。企業のいい加減さ、ごまかし、排水への心配りが全くなく、人の命や自然のことを何とも思っていないのに、強い憤りを感じた。

 『苦海浄土』石牟礼道子著(講談社文庫)  一息に読んだ。すっきりしない気持ちが残るのは、解決していないからだろう。

 『沈黙の春』レイチェル・カーソン著(新潮文庫)
  農薬といって、薬という名はついているが、生き物を殺すという点では、実に怖い物だということが、よくわかった。

 『複合汚染』有吉佐和子(新潮文庫) とてもよかった。もっと早く読むべきだった。筆者の努力に敬服。尊敬する。

 『水と緑と土-伝統を捨てた社会の行方-』富山和子著(中公新書) 都会が水を確保するために、どれだけ自然を破壊するか、よくわかった。
 

テーマ:**本の紹介** - ジャンル:本・雑誌



プロフィール

大空の亀 

Author:大空の亀 
写真の猫は姉のハオと弟のミュー。
ハオは2006年5月5日生(伝)。
ミューは2008年10月10日生(伝)。

空と言葉と草木花が好き。
趣味は読書・文芸。

読書ノート歴33年。
年間読書冊数の平均は、学生時代は
300冊、就職後は100冊~150冊。

ブログ歴 11年6カ月
2006年 3月17日から始めました。
2006年 9月 9日カウンター22222通過
2007年10月24日カウンター77777通過
2008年 5月23日カウンター100000突破 !
2008年 9月 8日カウンター111111通過
2011年 5月 4日カウンター200000突破 !
2012年 1月10日カウンター222222通過
2014年 9月15日カウンター300000突破 !
2017年 9月26日カウンター343434通過



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