心に響く本・詩歌・言葉・音楽・風景
私の読んだ本や聴いた音楽、出会った風景の中から心に響いたものを紹介します。
心に響く風景-箕面の紅葉Ⅱ
【前回に続いて、箕面の紅葉です。 がたくさんいました。】

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患者らに窓いつぱいの秋の山   岸本水馬

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上り行く道あたたまる紅葉かな  広瀬直人

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濃紅葉に涙せき来る如何にせん  高浜虚子

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近道にあへて迷へり秋の風    本田あふひ

 今日はぽかぽかと、絶好の紅葉狩り日和ですね。皆さん、お変わりありませんか?
私は、もう少し「亀の冬眠」を致しますが、時々気まぐれに目覚め、記事のアップのみするかもしれません。
リンク先へも少しずつお邪魔させてもらいますが、コメントは申し訳ないのですが、しばらくお休みします。

 11月19日、朝起きたら、セキセイインコの「ブルー」が亡くなっていました。阪神大震災の後から飼い始めて12年。無口な家族の中で、言葉を覚えることなく逝ってしまいましたが、いつも私たちに命の存在を示してくれました。最近は、爪切りの音にいちいち反応して、可愛かったです。長生きしてくれて、ありがとう。


テーマ:紅葉~♪ - ジャンル:写真

心に響く詩歌&風景-箕面の紅葉&「大空の亀」の詩
【以下の4枚は、本日11月25日に写した箕面の紅葉です。ご堪能下さい。】

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 2、3年に1回の周期で、やたら詩を書きたくなる秋が来ます。今年は、どうもその年のようで、次々と詩が湧いてきます。拙い詩ですが、その一つをアップします。

  秋に ― 蜘蛛     大空の亀

ベランダに張られた蜘蛛の巣を
ずっと払わずにいるのは
それが生命の証に思われるからだ。

自らが生きていくために
蜘蛛が張り巡らせた巣を
一息に壊してしまう権利など誰にあろう。

新しい糸を紡ぎつづけ
細い糸を細かい目に編みつづけ
幾重にも織り上げられた蜘蛛の巣が
秋の日差しを受けて七色に輝く。

どんな獲物もかかるほど大きくなった巣は
小さな虫一匹いない十階のベランダで
光と風を受けるのみ。

努力が報われることなく無に帰する。
自然界にもあるのだろうか
そんな行き場のない悲しみが。

 年のせいでしょう、どうも疲れがとれにくく、少々休む必要を感じています。(大したことはありませんので、ご心配は無用です。)しばらく「亀の冬眠」に入ります。ブログは、このままにしておきますが、コメント欄は申し訳ないのですが閉じさせて下さい。また、リンク先への訪問も、あまりできないかと思います。体力の回復ができましたら、目覚めますので、その時は、またよろしくお願いします。


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恩師の俳句[6]&「亀」の近況報告
11月初め、S先生から懐かしい伊予なまりの電話があり、新しい句を頂きました。皆さんからのコメントやミニクラス会の写真を、大変喜んでおられました。S先生との30分ほどになる電話は、昔の思いがけないお話なども伺え、私にとっても、嬉しい時間です。

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【朝空】

百日紅少年の日の夢叶ふ

S先生が大洲中学3年の時、3ヶ月だけ国語を教えて下さった先生が、素敵な方で、その時「国語の先生になりたいなあ。」と思われたそうです。その後、東京に行かれたそうですが、今年、その先生が60年ぶりに、奥さまとご一緒に訪ねてこられたそうで、とても嬉しい出来事だったと言われていました。
その先生も俳句をされていて、篠原梵さん(愛媛出身)のお弟子さんだったとか。篠原と聞いて、私はすぐに、篠原鳳作さんの「しんしんと肺青きまで船の旅」という句を思い出しましたが、篠原梵さんの方は「マスクして北風を目にうけてゆく」という、これまた有名な句の作者であり、「枯草の一人の幅の径下る」など、いい句をたくさん詠んでおられます。

S先生は、大洲高校卒業後、天神小の代用教員(石川啄木みたい!)を1年間され、お金を貯めてから大学に行かれ、東京に移られた恩師のお宅に、ずっと下宿されてたそうです。「恩師のおかげで、好きなことを仕事にすることができ、幸せです。」というS先生の言葉は、そのまま私にもつながる喜びがありました。
高校時代の学習記録表に、私が「南天に積もった雪で賀状を書いた。」とメモした言葉や、私の父が「母親を亡くしたばかりで気がかりだ。」と話したことなどを覚えておられ、改めてありがたく思ったことでした。


糟糠の妻と見てをり遠花火

お盆の頃、三津浜港で行われる花火を、ベッドから見ることができるそうです。1時間半ほどに7000発揚がる盛大な花火大会だそうですが、ベッドから見えるのは50~60発。数は少なくても、奥さまとご一緒に見られる花火は、一つ一つが心に強く響いたのではないでしょうか。
私が「花火は華やかだけれど寂しいですよね。」と申したところ、ひとしきり芥川龍之介の『舞踏会』 の話で盛り上がりました。皆さん、次の場面、覚えていますか?

明子には何故かその花火が、殆悲しい気を起させる程それ程美しく思はれた。
「私は花火の事を考へてゐたのです。我々の生(ヴィ)のやうな花火の事を。」
 暫くして仏蘭西の海軍将校は、優しく明子の顔を見下しながら、教へるやうな調子でかう云つた。


 11月22日追記:昔のノートを整理していたら、遠花火の句が出てきましたので…。
揚がるたび子ら呼んでをり遠花火   大空の亀(9年前)
病室の窓に顔あて遠花火           大空の亀(7年前) 

                            

ふるさとの山河しつかり蝉時雨

青く波打つ田んぼ、シャンシャンと降り注ぐ熊蝉の声、子どもの頃の夏が甦ってきます。「自然の営みはやっぱりいいなあ。」S先生が言われます。先生の脳裏にも私の頭の中にも、強く焼き付いた故郷の情景が浮かんでいました。いい句だなあ。

040kosumosu071116.jpg 【コスモス】

コスモスに揺られて散歩車椅子

ヘルパーさんと2日に1回、30分ほど散歩に行く時間が、とても楽しみだそうです。田んぼのコースには、黄色いコスモスが咲いていて、とてもきれいだと言われていました。星野富弘さんの絵にも詩にも、コスモスがあったのを思い出し、そんなお話もしました。

晴天やコスモスの影撒き散らし     鈴木花蓑
コスモス田見え隠れする車椅子     大空の亀
コスモスや倒れしのちも生きること   大空の亀



人生を編むごと妻の毛糸編む

2~3週間前に、二人目のお孫さんができ、奥さまが、真っ白の毛糸でお祝いのおくるみを編まれている様子を句にされました。奥さまの心の中を慮り、感謝の気持ちでいっぱいのS先生の思いが伝わる句です。
毛糸の色を伺って、真っ白と聞いたとき、この句の比喩が、心にしみました。編み物をする時って、無心のようで、頭の中には次々思いが浮かんでいますよね。一針一針の動きは、ほんとうに人生のようです。

「散髪屋さんに出掛けた折、『寒くなってきたね。』と言ったところ、『今はもう二季ですよ。』と応じられ、感心したよ。でも、夏と冬しかない国になるんだろうかね。」と言われていました。春と秋のない国なんて…、想像するだけでも辛くて悲しいです。

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【夕空】

 私の身内のことで、いろいろご心配・応援頂いたことの近況報告です。

 バナナホールは、せっかく皆さんに署名など応援頂いたのに残念な結果になり、寂しいことですが、新たな出発を祈りたいと思います。長い間、気にかけて下さり、ありがとうございました。長男は、バナナホールの最後の片付けまで残り、11月初めから新しい職場に勤め、彼らしく生きています。

 進路変更の次男は、無事希望の所に決まり、夢に向けて一歩踏み出しました。兄弟それぞれに厳しい道ですが、自分のことを見捨てないで、頑張ってほしいと思います。

 義姉は、皆さんに頂いたコメントや友人・家族の言葉を励みに、苦しい治療ですが頑張っています。治療の合間には、大好きな編み物などで、心を休めています。長生きしてほしいです。

皆さんから頂いたコメントやメールを、息子たちや義姉に伝え、喜ぶ顔を見ることで、私もずいぶん励まされています。優しい言葉を、ほんとうにありがとうございます。

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【日暮れ~また新しい朝を迎えるために~】

 11月18日追記:たまった書類やノートを整理していたら、こんなページが見つかりました。
91年晩秋、次男(6歳)が「お母さん、枯れ葉がね、猫みたいに走ってるよ。」と言うのを受けて、
長男(10歳)が、「夜の風枯れ葉が走り猫になる」と句を詠みました。
16年も前のことなのに、この句を読むと、当時の仕事に子育てに忙しく、かつ充実していた暮らしぶりがありありと浮かび、胸がいっぱいになりました。

テーマ:俳句 - ジャンル:小説・文学

心に響く風景-ベランダからの秋の空
この秋は、ことのほか空が美しいような気がするのはなぜでしょう?
今回は、ベランダから撮った写真のうち、縦のものばかり6枚載せてみました。

071114sorat1.jpg  【夕方・雲走る】
 
071114sora4t.jpg  【池の面に映る雲】
 
071114sorat2.jpg  【鱗雲スイミー】
 
071114sora3t.jpg  【南天越しに】
 
071114sorat6.jpg  【光る池の面】

071114sorat5.jpg  【夕方・雲光る】

テーマ:空の写真 - ジャンル:写真

心に響く風景-収穫の秋
 皆さん、お久しぶりです。目の調子が悪く、しばらくパソコン・読書をストップしていました。更新・訪問ができず、ご心配をおかけしました。のんびりやっていきますので、今後ともよろしくお付き合い下さい。
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【秋の日を受けて輝くすすき】

 10月最後の週末、前日の雨も上がり、秋晴れの下、兄夫婦と一緒に、兄たちの田舎の家に行って来ました。兄たちも長い間留守にしていたため、庭の草木や畑の作物が、手入れを待っていました。農作業に不慣れな私たち夫婦は、あまり役に立ちませんでしたが、秋の収穫を楽しませてもらいました。
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【左から間引き大根・庭の柿・土のついたままのさつま芋】

 かわいく育った葉っぱを、兄が間隔を取りながら抜いていくので、「最初から間をとって種を蒔いたらあかんの?」と、農業を知らない私はとぼけた質問をしました。「最初から間隔をあけると競争せんから、いい野菜が育たんのよ。」と、にわか百姓の兄の返事です。「なんか人間の子供の世界みたいやなあ、野菜も可哀想なこと。」と思いながら、抜かれた葉っぱを眺めました。
 せっかく育った野菜たち、間引いて終わりでは申し訳ないので、頂きました。間引いた大根と蕪は、葉っぱを油揚げと一緒に炒めて、小さな白い部分は生のまま、味噌やマヨネーズで食べました。水菜の間引きは、そのままサラダに、白菜の間引きは、お浸しにして、み~んなおいしく頂きました。「土、水、光…自然の皆さん、ごちそうさまでした。」
 柔らかい土を軍手でざっくざっくと掘ると、次々太ったさつま芋に触れ、子供のころの土遊びを思い出します。太ったミミズが出てくるのも嬉しく、「あなたはここで生まれてよかったね。都会のミミズは、アスファルトの道で気の毒なのよ。」と、心でつぶやきました。
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【左/ドライフラワーになった紫陽花と同じ色の小菊・右/里芋の大きな葉】

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【コスモスも、公園でなく、こんな場所で見ると、更に嬉しい。】 

* お知らせ
前に「ハオ日記」でご紹介した「いぬ・ねこなかよし憲法9条カレンダー」が、アマゾンでも手に入ります。私は、アマゾンでよく本を買うので、時々お知らせメールが来るのですが、猫関連で、このカレンダーのお知らせも、先日届きました。ほんとに素敵なカレンダーですので、興味のある方はぜひ。

テーマ:風景写真 - ジャンル:写真



プロフィール

大空の亀 

Author:大空の亀 
写真の猫は姉のハオと弟のミュー。
ハオは2006年5月5日生(伝)。
ミューは2008年10月10日生(伝)。

空と言葉と草木花が好き。
趣味は読書・文芸。

読書ノート歴33年。
年間読書冊数の平均は、学生時代は
300冊、就職後は100冊~150冊。

ブログ歴 11年8カ月
2006年 3月17日から始めました。
2006年 9月 9日カウンター22222通過
2007年10月24日カウンター77777通過
2008年 5月23日カウンター100000突破 !
2008年 9月 8日カウンター111111通過
2011年 5月 4日カウンター200000突破 !
2012年 1月10日カウンター222222通過
2014年 9月15日カウンター300000突破 !
2017年 9月26日カウンター343434通過



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