心に響く本・詩歌・言葉・音楽・風景
私の読んだ本や聴いた音楽、出会った風景の中から心に響いたものを紹介します。
あんなことこんなこと-最近読んだ新聞などから
 『銀河鉄道999』のふるさと!

朝日新聞の夕刊に「ニッポン人・脈・記」という連載があるのですが、先日「心の鉄路④」という記事を読んで、びっくりしました。(以下に少し引用します。)
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【 このテレフォンカードは、近所の商店街の福引きで、ずいぶん昔に当たった物で、数少ないお宝の一つ。】

「銀河鉄道999」のふるさとを訪ねた。松山駅から予讃線で約1時間半のところに五郎駅がある。この近くに、漫画家、松本零士の親の実家があった。終戦前後、松本は幼少期をここで過ごした。夜、家からは満天の星の下を走る蒸気機関車が見えた。…そのイメージは後年、九州から上京した体験などとともに「999」に結実する。「五郎駅こそ、私に夢を与えてくれた場所でした」

今は、新しいルートができましたが、高校時代の通学に使っていた内子線と、予讃線の分岐駅がまさに、この五郎駅。松本零士氏の親御さんの実家が五郎で、疎開していたという話は、どこかで読んだことがありましたが、それが『銀河鉄道999』に影響していたとは、全く知りませんでした。
かつて通ったルートは、今は廃線になっているそうですが、07年10月にその跡を歩くウォークラリーがあったそうです。当時、台風の後の土砂崩れで運休になったり、斜面を登り切れず男子学生が降りて押したり、上京するときに車掌さんがお寿司を分けてくれたり…と、思い出がいっぱいの内子線。車内で宿題を写させてくれたよりやんや、おしゃべりをした仲間たちと、いつか出かけていって、廃線跡を歩きたいです。


 短歌結社誌「塔」2月号の特集「私の好きな絵本」

40名ほどの方の、絵本にまつわる文章と、それに関連した短歌が載っていて、自分自身との共通点も感じながら、興味深く読みました。
私も絵本が大好きで、子どもたちと一緒に読んだ中でも特に好きなのは、いつか読み直したいと、子どものベッドの下にしまってあります。今回は、そのなかでもとりわけ思い出に残っている絵本のことを書いて送り、載せていただきました。ここに転載しますので、よろしければお読みください。

butabutakun.jpg『ぶたぶたくんのおかいもの』  perenohuku.jpg『ペレのあたらしいふく』

題は、 『ぶたぶたくんのおかいもの』と息子たち  

 私が子どもたちに読みたくて買った、水色の表紙のきれいな絵本『ペレのあたらしいふく』は、いい内容なのに、息子たちには不人気だった。対して、癖のある絵と単純な繰り返しで、私の好みではなかった『ぶたぶたくんのおかいもの』は、息子たちの大のお気に入りで、毎晩リクエストがあった。二十年以上前のことである。
 寝る前の読み聞かせの時間は、昼間働いていた私にとっても子どもたちにとっても、宝物のように大切な時間だった。そこに、毎晩のようにしつこく登場した『ぶたぶたくんのおかいもの』。ぶたぶたくんが、お母さんに頼まれてお買い物に行くという話だが、お店の人が個性的でやりとりが面白い。しかし、あまりにもせりふが多くて、読んでいる私は口の辺りが疲れてくる。もういい加減終わりにして寝て欲しいのに、もう私は飽きているのに、何度も何度も同じ本を読んでくれと、子どもたちはせがむ。
 スピードを上げて読めば、早く最後のページにいけるな!私なりの作戦で、早口で読んだら、それがまた大受けしてしまい、「ブタブタカーコー」の大合唱。もうすっかり皆が、豚とカラスになってしまい、今度は「もっとはやく!」とせがまれる。やけくそ読みが、だんだん私を支配して、声を出す心地よさに浸り、夢中になってしまう。もうこれ以上速くは読めないというほど速く読んだのち、私は絨毯の上にバタンキュー。その後、子どもたちがどんなふうにして眠ったか、それは今でも曖昧なままだ。

詠んだ短歌は、 もう一回もう一回とせがまれて「ブタブタカーコー」早口によむ


PS:先日読んだ本に、私の好きな作家の一人、森絵都さんが、小さいとき 『ぶたぶたくんのおかいもの』 が大好きだったと書かれていました。おかげで、ますます忘れられない絵本となりました。


 2月25日の朝日新聞夕刊の記事

日頃思っていたことがそのまま書かれていて、大変共感を覚えましたので、転載させていただきました。
裏の字が透けて見えて、かなり見づらいですけれど、読んでくださると、嬉しいです。

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多くの社員の首を切った某会社には、内部留保の資金がたくさんあり、株価も下げていないと聞きます。内部の本気の努力で、首にならずに済む人は多いはずなのに、経営者は自身の責務を感じているのでしょうか。素人の私が言える立場ではないかもしれませんが、もうかったときだけでなく、そうでないときも含めての経営を忘れて欲しくないと思います。弱い立場の人を作り、そこから真っ先に切っていくという、今のような世の中では、未来への展望がありません。


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心に響く風景-梅の写真と梅の俳句
 今年は、例年より1週間ほど早く梅の見頃が訪れました。
今回は、2月15日に伊丹緑ヶ丘公園で撮った写真にのせて、梅の俳句をご紹介します。

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       薄紅梅少女素直に育ちをり      木塚栄子
     
       青空に触れし枝より梅ひらく      片山由美子

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       勇気こそ地の塩なれや梅真白     中村草田男
                       *地の塩とは、広く社会の腐敗を防ぐのに役立つ者をたとえていう語

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       白梅のはじめは草のいろなりし     小島 健

       白梅のあと紅梅の深空あり        飯田龍太

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       紅梅や枝枝は空奪ひあひ        鷹羽狩行

       紅梅や見ぬ恋つくる玉すだれ      松尾芭蕉

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       二もとの梅の遅速を愛すかな      与謝蕪村

       紅梅やゆつくりともの言ふはよき    山本洋子
        
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  【緑ヶ丘公園の近くにある昆陽池公園は渡り鳥の多いので有名ですが、緑ヶ丘も鴨がたくさんいました。】


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お知らせ三つ-本・コンサート・CD
 前にお知らせした本 『 CINEMA,CINEMA,CINEMA 映画館に行こう!』 が、2月14日に発売されます。

映画に関わる仕事をされている方や映画ファンが、映画館の文化を守りたいという思いで作った本です。既に見て下さった方からは、「楽しかった!」という嬉しい声を頂いています。下に出版社のチラシをコピーしました。興味を持たれた方は、ぜひ本を手に入れて、読んでみて下さい。
映画を作る人・見せる人・見る人と、様々な角度から、映画ファンが熱い思いを語っています。「知らなかったなあ」という、映画文化の奥の深さと幅の広さに触れることができるのではないかと思います。
関西圏のすべての映画館情報や東映太秦映画村・ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの情報も載っています。
大きい本屋さんだと手に入ると思いますが、そうでない場合は、「地方・小出版流通センター」扱いにて、お近くの本屋さんに注文して頂くか、直接、創風社にご連絡下さい。(TEL 089-953-3153/FAX 089-953-3103)
私と息子が担当したページは、「初めてのユニバーサル・スタジオ・ジャパン」で、最後の方に、他のページとは異なる雰囲気で載っています。(この部分は、若者向けを意識したそうです。)

  映画本表紙帯付き 【本表紙・帯付き】    映画本表紙 【本表紙・帯なし】

  本チラシ
  *創風社HPアドレス http://www.soufusha.jp/


 前にご紹介したことのある田邉織恵(たなべおりえ)さんが、3月27日にメイシアターでコンサートをされます。

いつもは、イタリア語でのオペラですが、今回は親しみやすい日本の歌で、四季それぞれの懐かしい歌が聴けます。お時間のある方は、どうぞお出掛け下さい。美しい歌声に、ステキな時間が過ごせることでしょう。

  日本の歌チラシ
  * メイシアターHPアドレス http://www.maytheater.jp/


 従弟(厳密には従兄の子供)がリードオルガンのCDを出しました。

牧師をしていた亡き従兄の、長男(こちらの方が年が近いので、気分的には従弟です。)は、教会でパイプオルガンやリードオルガンを弾いています。先日、従兄の奥さんからCDを送ってもらったので、紹介します。
教会によく行かれる方には、聴き慣れたメロディーや音なのだろうなと思いつつ、教会に行ったことのない私は、珍しいオルガンの音を、BGMとして聴きながら、ついうとうと…。

         nakamura.jpg 【CD表】    nakamuraCDura.jpg 【CD裏】
  
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           *コウベレックスHP http://www.koberecs.com/

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恩師の俳句[11]&梅の写真
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 2月1日にS先生から、お元気そうな声で電話がありました。同日、万博公園で撮った梅の写真とあわせて、俳句の定期便をお送りします。この日開いているのは早咲きの梅ばかりで、ほとんどが蕾でしたが、梅林には良い香りが漂っていました。見頃は、2月半ば以降でしょうか。

(こ)の実降るふるさと遠く離れ住む
先生が近くの公園に、車椅子でいつもの散歩に出かけたところ、クヌギのドングリがたくさん落ちていたそうです。そういえば、故郷の裏山はドングリ山で、そこで元気に遊んでいた子どもの頃、その里も遠くなったことだなあと詠まれた一句です。

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トロイメライ弾きし友の忌十二月
「高校三年生の時、同級の男子三人と女子二人で、日振島(ひぶりじま)に行って、そこの小学校に泊めてもらいながらボランティアをしたことがあるんよ。皆で話をしたり、音楽をやったり、楽しかった。」その時の仲間の一人を思いだして詠まれた句です。
「トロイメライ」や「禁じられた遊び」などは、ラジオ深夜便で聴かれるそうですよ。

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捨て猫と仲良くなりぬ春の道
お家の裏に大きな公園があって、捨て猫がたくさんいるそうです。散歩の途中に、いろんな猫に出会うのだけれど、飼い猫はやはり人なつっこい。捨て猫は人間を警戒するが、それでも何度も会っているうちに覚えてくれたのか、なつくようになってきたよとのことです。
私も、通勤の途中に出会う猫たちが、この頃隠れなくなって、同じ思いを味わっています。


若き日の交はり消えず木々芽吹く
東京での学生時代、岩波書店でアルバイトをしていた仲間との親交は、今も続いていて、退職してからは、一緒に雑誌(誌名は「ここから」)も作っておられるとか。条件のいいバイトだったそうです。
文学青年がたくさん集まっていたのでしょうね。こんな素敵な仲間がいるなんて、羨ましい限りです。

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春の韮(にら)入れて雑炊炊(た)きし母
子どもの頃、風邪を引くと、お母さんが、野生の韮を入れて雑炊を作ってくださったそうです。春の韮は、柔らかくて香りも新鮮。自然の力とお母さんの愛情で、風邪もすぐに治ったことでしょう。
いくつになっても、母親との思い出は、具体的です。

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白梅(しらうめ)の蕾の彼方海光る
こちらより四国は暖かいのでしょう。もう梅が開いているよと言われていました。散歩の途中、白梅の花の向こうに、三津浜の海が見えるそうです。
花の香をかぎながら、遠くに早春の光に輝く瀬戸内海が眺められるなんて、抜群の取り合わせだなと、情景を想像してうっとりしました。

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2月8日追記:先月の北摂歌会に提出した歌です。
白梅の花開く枝見つけては兄義姉(あね)並ぶ写真を撮りき
兄夫婦と私たちは、一緒にいろんな所に出かけました。でも、昨春、義姉が亡くなり、四人揃っての外出は、この歌の時が最後となってしまいました。梅の花を見ると、義姉のようだと思う自分がいます。
犬塚さんのコメントに返事を書いていたら、この歌のことを思い出したので、追記しました。

 2月14日に出る本 『CINEMA,CINEMA,CINEMA,映画館に行こう!関西映画館情報』 の紹介が、犬塚さんのブログにしてありましたので、よろしければご覧下さい。http://eiganotubo.blog31.fc2.com/

 ベンジャミンさんのブログに、拙歌がアップしてあります。http://plaza.rakuten.co.jp/17221803/
前回ベンジャミンさんが書かれたコメントに、私が書いた返事を紹介して下さいました。 

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【追加:2月8日撮影/万博公園梅林/今回は青空をバックに】


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猫日記「好(hao)の日々」第36回-2月はいつも
2月になりましたね。光が明るくなりました。梅のつぼみも次々開きそうです。
2月22日は、「ニャン・ニャン・ニャン」で「猫の日」だそうですが、我が家では、二人の息子たちが「ニャン・ニャン」と「ニャン・ニャン・ニャン」の日に生まれた、大切な月でもあります。
今回は、我が家の二匹の愛娘たち(ハオとミュー)の写真とともに、息子たちのことを詠んだ私の短歌を載せてみました。

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 子ら生(あ)れし二月はいつも思ひ出をマトリョーシカのやうに取り出す        

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 胎便を出さむといきむ子の尻を動物ならば舐めてやるらむ   【出産時】

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 鼻水や耳あかのある吾子なれば生きてゐるなり一番うれし   【出産時】

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 遅咲きの子だとおのれに言ひ聞かせ眠れぬままの朝を迎へつ

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 子ら連れて旅せし頃の幸せが厚く大きなアルバムにあり

   sinamon1.jpg  syokora1.jpg  天

【左からシナモンちゃん、ショコラちゃん、天ちゃん。中国語サークルのお友達の可愛い子ちゃんたちです。】

2月4日追記 : いやー、大変なことが分かりました。
昨日のことです。チビ猫のミューを撫でていたら、「あれっ?」数ミリの何だか男の子のような印が…。帰宅した夫に見てもらったのですが、その時は分からず。翌朝、夫が神妙な顔で、「男の子やわ…。」
「女の子ですよ~。」と言われたのを信じて、女神の名前を付けたのですが、「どうしよう…」と夫。あまりのやんちゃぶりに、時々「ミューの介」なんて呼んでいた私は、「いいよ、ミューのままで。」
可愛い女の子と思って、すっかり気に入り甘やかしていた夫は、「あの元気は、オスやったからやな。ああ、ハオが可哀想だ。ミューの育て方を変えなあかんな。」と、ショックが隠せません。
猫を複数で飼うとき、一番いいのは先住猫がメスで、新参猫がオスの子猫だそうですから、まあ良しとしましょうか。それにしても、オスだと分かった途端、色っぽい仕草や視線が違って見えてくるから不思議なもんです。

 名前に関しては、内田百間(門構えの中は月)の随筆『彼ハ猫デアル』に、次のような文章がありましたので、我が家もそれに準じようと思います。
野良猫だからノラという名前にした。但しイプセンのノラは女であったが、彼は雄である。性が逆になったりした名前はをかしいかも知れないけれど、時勢が変れば人間だって男だか女だか判然(はっきり)しなくなり、入れ代わつたりしないとは限らないから男のノラで構はぬ事にする。
この飄々としたとぼけぶりが、さすが内田百間、いいですねえ。ラララ~「男のミューで構わぬ事にする。」


テーマ: - ジャンル:ペット



プロフィール

大空の亀 

Author:大空の亀 
写真の猫は姉のハオと弟のミュー。
ハオは2006年5月5日生(伝)。
ミューは2008年10月10日生(伝)。

空と言葉と草木花が好き。
趣味は読書・文芸。

読書ノート歴33年。
年間読書冊数の平均は、学生時代は
300冊、就職後は100冊~150冊。

ブログ歴 11年8カ月
2006年 3月17日から始めました。
2006年 9月 9日カウンター22222通過
2007年10月24日カウンター77777通過
2008年 5月23日カウンター100000突破 !
2008年 9月 8日カウンター111111通過
2011年 5月 4日カウンター200000突破 !
2012年 1月10日カウンター222222通過
2014年 9月15日カウンター300000突破 !
2017年 9月26日カウンター343434通過



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