心に響く本・詩歌・言葉・音楽・風景
私の読んだ本や聴いた音楽、出会った風景の中から心に響いたものを紹介します。
あんなことこんなこと-山にまつわる思い出
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一昨日、6年ぶりのCT検査を受けてきた。結果は異常なし。癌の再発率は5年までとそれ以降では、ずいぶん違ってくるそうで、まずは、一安心といったところだ。

この時期になると、6年前の夏、手術・入院していた私を見舞ってくれたFちゃんのことを思い出す。私より1年早く、乳ガンの手術をし、既に職場復帰して、以前のように頑張っていた、元気なFちゃんの姿は、退院後の生活に不安を感じていた私に、希望を与えてくれた。

学生時代ワンダーホーゲル部に所属し、山が大好きだった彼女は、その年、家族で穂高に登ると楽しそうに語ってくれた。彼女の回復が嬉しく、山頂に立った姿を想像し、「雲海や大病癒えし友のあり」と句を詠んで、拙い絵手紙にして送った。残念なことに、その年は、天候に恵まれず、結局登れないまま、彼女は再発を繰り返し、51歳で亡くなってしまった。

お見舞いに行くたびに、私の送ったハガキ(写真1枚目は、その習作)が、お家に、病室に、飾ってあり、彼女の胸中を思うと、なんとも無念で仕方なかった。

2年前、お墓ができたと聞き、友人のEちゃんとお参りに出掛けた。同じく山の好きなご主人が、「六甲山の見える位置を選びました。」と言われたのを聞き、彼女の生前の幸福を思った。
末の子が置いたと思われる松ぼっくりが、十個ほど墓前に並んでいた。小学生の男の子が、毎日お母さんにお話に来ている姿が、頭に浮かび、涙がこぼれた。

(2枚目・3枚目の写真)は、手術の翌年、私と夫とで登った駒ヶ岳。空気の薄さにハーハー言っている夫と対照的に、「気持ちいい」と、ぐんぐん登った私。その後も、自然の中に行くとやたら元気な私がいる。
ただし、自分に体調を問うことは忘れないのが、昔と違うところ。「無理してる」と思ったら、休憩をするのが、病気以降の鉄則になっている。【写真は、大きくなります。】

テーマ:日記 - ジャンル:日記

この記事に対するコメント
駒ケ岳
私、山のことは何にも分かりません。
亀さんの上った駒ケ岳と私が行った(登ったとはいえません)ところは同じかしら。
諏訪湖の次のインター「駒ヶ根」からバスとロープウェイで登りました。
高山植物がいっぱいで次回(あるかな)は植物図鑑を持参して行きたいです。

お友達の死は親の死とはまた違った悲しみですね。
私も45歳と56歳の友人を亡くしました。
【2006/08/13 17:40】 URL | ベンジャミン #oUPgpoCM [ 編集]

ベンジャミンさんへ
ほんとに、同じ所なのに、行き方で印象が変わってしまいますよね。

ツアー会社は、「お花畑の千畳敷カールとフルーツ食べ放題」なんて、おいしい文句で人を釣るけど、時間的に無理な企画であることは、充分経験済みのはずなんですよね。
「せっかく楽しみにして行ったのに、もう…!」という経験、私も何度もしました。

だけど、ベンジャミンさん、お花はきれいだったでしょう?
次はぜひ、麓で泊まり、朝一番のロープウェイで行くコースを。感動しますよ。

考え方も似て、同志のようだった友の死は、いつまでたっても辛いです。
ベンジャミンさんも、若いお友達の死を経験されているんですね。
【2006/08/13 20:27】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]

こんばんは
CT何もなくてよかったですね。
私も子供を持ってからは異常なくらい自分の体調や病気に敏感になりました。
胃が変だと思ったら一件の病院じゃ満足出来ず、結局三件回ったほど。
勿論CTもMRIも胃カメラもやりました。
先日も乳腺外科でマンモ取りました。
異常ないとわかれば安心ですから「安心」をもらいに行くようなものですけどね。

まだ友達を亡くした事はないですがその悲しみはどれほどだろうと思います。
大切な人は失いたくないですね。誰も・・・。

最近山に行きたいと思うようになりました。
山は苦手で登るなんてとんでもない私ですがやっぱり風景が見たいんですよね。
楽して登れる山なんてないでしょうけど(笑)
【2006/08/13 21:25】 URL | bianca #cK8v8HAk [ 編集]

biancaさんへ
ありがとうございます、おかげさまで無事でした。
検査は、結果が出るまでが(最近のはすぐわかるけれど)嫌ですよね。
biancaさんも、いろいろ検査を受けられたんですね。
子どものためにも、お互い、元気に過ごせますように。

階段を登るたびに足の衰えを感じているくせに、山や海に行くと元気なんですよね、不思議なくらい。
自然が元気をくれてるんでしょうね。「ドラゴンボール」の元気玉(だったっけ?)みたいに。

biancaさんの田舎は福島でしたか?ここのブログで切り絵を紹介したutsugiさんも福島ですよ。コメントをよくくれるれんげ草ちゃんも、この夏福島に行ったそうです。
【2006/08/13 23:29】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


CTの結果、良かったですね。
私の母も癌の手術を受けているので、この数年はドキドキしています。
5年目・・・早くクリアして欲しい。

今、上の子が数年振りで高熱を出しています。
夫の里から戻った日曜日の夕方からの発熱で、小児救急に行きました。
6年生は内科なのか?小児科なのか?一瞬、迷ったのですがまだ小児科でよかったようでした。
小児救急では1日分のお薬しか出ませんので、月曜日あいてる病院を探して改めて受診。
4時間もかかりました。39℃の熱でぐったりしているのに「院外処方箋」とやらで炎天下お薬をいただきに外を10分歩いていけと言われ、泣きたくなりました。
高熱でぐったりしている息子、じっとおりこうに4時間つき合ってくれている6歳児。
炎天下を歩かせるなんて考えられないし、病院に子どもふたりも置いてはいけない。
・・・なんて不便なシステムなんでしょう。
お近くの薬局で、と言われてもお盆休みで開いてるところは少ないでしょうし。
「せめて駐車場のある薬局を紹介してください」とお願いしました。
係りの方が息子たちを見て、あちこち連絡をとってくださり、薬局の方が特別に病院まで届けてくださるように手配してくださいました。本当にありがたかった。

この夏、1番の贈り物をいただいてしまいました。
私もこの親切にされたことを忘れずにいて、どこかで、誰かに、お返しをしたいと思います。


v-263山の写真、空の青が目に強くて素敵ですね。




【2006/08/15 07:17】 URL | kimico #Zr2/WiYY [ 編集]

kimicoさんへ
上の息子さん、少しは熱が下がったでしょうか?
お盆は、どこも休診だから、病院探しだけでも、大変でしたね。

「院外処方箋」のシステムになる時、患者さんの負担が増えると、大変優しい私の主治医も、市民病院におられた時、反対していました。
でも、薬局に親切な方がいて下さってよかった。先日、市民病院に行った時も、みなさん対応がソフトで、感心しました。

病人なのに、あっちに行ったりこっちに行ったり、しかも長時間待たされ、病院に行くと疲れ切るというのが、現状ですよね。
お医者さんも看護婦さんも足りないと言います。命や健康に関わる一番大事なところが、おろそかにされる国ではいけませんよね。
良心的なお医者さんや看護婦さんが、自分を犠牲にして献身的に努力されているけれど、それでは解決しきれない。
こんなことが、医療分野だけでなく、いろんな場面で最近多すぎますね。

ごめんなさい。話が逸れました。
お母様も、無事5年目を迎えられますよう、祈っています。
息子さんも早く、熱が下がって、元気になられますよう。
kimicoさんも、お疲れと思いますが、上手に休憩して倒れないようにして下さいね。
【2006/08/15 10:00】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


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大空の亀 

Author:大空の亀 
写真の猫は姉のハオと弟のミュー。
ハオは2006年5月5日生(伝)。
ミューは2008年10月10日生(伝)。

空と言葉と草木花が好き。
趣味は読書・文芸。

読書ノート歴33年。
年間読書冊数の平均は、学生時代は
300冊、就職後は100冊~150冊。

ブログ歴 11年3カ月
2006年 3月17日から始めました。
2006年 9月 9日カウンター22222通過
2007年10月24日カウンター77777通過
2008年 5月23日カウンター100000突破 !
2008年 9月 8日カウンター111111通過
2011年 5月 4日カウンター200000突破 !
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