心に響く本・詩歌・言葉・音楽・風景
私の読んだ本や聴いた音楽、出会った風景の中から心に響いたものを紹介します。
あんなことこんなこと-偶然のつながり
nouzenkazura.jpg

A:「福島県」でつながった!
utsugiさんの新作「凌霄花(のうぜんかずら)」です。今回はバックに和紙を使ったそうです。
今月初め、年に1度の「1日カルチャースクール」を9人で開きました。その時、utsugiさんが採集した蝶の標本を持ってきてくださり、切り絵と本物の蝶を照らし合わせながら見ることができ、感動を新たにしました。
今まで、東北地方に全く縁のなかった私ですが、ブログをきっかけに「福島県」がつながってきました。utsugiさん、biancaさん、クレマチスさんが福島県出身。れんげ草ちゃんのお父上が仕事で掘り当てた温泉が、福島県にある。最近わかった情報ばかりですが、次は、我が足で福島の地を踏みたいと思っています。

B:「内子町」でつながった!
先日、所属する短歌結社「塔」の全国大会があり、名古屋に一泊で行って来ました。会員900名を超すうちの200名ほどが集まったようですが、私は、一昨年、京都であった「50回記念大会」に続いて2度目の参加。
まだ入会4年目の私は、ウン十年されている、そうそうたるメンバーを拝見して、嬉しいのと気を遣うのとで、かなり疲れました。そんな中、明るいクレマチスさんにお会いできたり、顔見知りの方数人と言葉を交わせたりしたときが、ほっとできる瞬間でした。

夕食は8人ずつの丸テーブルで、席はくじ引き。くじ運のいい私は、舞台真ん前の、なんと!主宰の永田和宏氏と、歌会や添削でお世話になったことのある澤辺元一氏と同じテーブル。すぐ隣のテーブルには憧れの栗木京子さん、すぐ後ろのテーブルには、これまた憧れの河野裕子さんの姿も見えるという、ミーハーな私にはドキドキするような幸せな席でした。後ろ姿が似ているのか、何度か「花山(多佳子)さん」と声を掛けられるという光栄にも浴し…。

澤辺元一氏が「塔」名誉会員になられ、永田和宏氏が表彰をされましたが、その時のお二人の様子に大変感動しました。
永田氏「河野さん(奥様)よりも長い付き合いで、40年一緒に歌をやってきました。」話し始めてすぐに絶句され、言葉以上の思いがあふれ、涙がこぼれんばかりの表情に、お二人の絆の強さが想像され、心打たれました。
澤辺氏「永田君と出会えたことは、僕の人生の最大の幸福です。」
20歳以上年の離れたお二人に、この宝物のような友情が続いている、今回一番心を揺さぶられた場面でした。


元来人見知りで、人と話すのが苦手な私ですが、名前を覚えると、「塔」誌で歌を読む楽しみが増えるので、近くに座った方には、頑張って、声を掛けるようにしました。
二日目の昼休み、徳島から来られた左隣の席のNさんと話していて、私が、田舎が愛媛の内子町だと言うと、「内子町に行ったことがあります。大江健三郎氏を卒論に選んだので。」
右隣の大阪から来られたKさん「えっ、私の親戚、今も内子町に住んでますよ。」聞くと、私の1~2歳下で、同じ小学校・中学校に通っていた人がいるらしい。偶然に驚きました。


「作歌のヒント」という鼎談、歌合わせ、歌集批評、歌会と、ひたすら言葉にこだわった二日間。大いに刺激を受けたせいでしょう、帰宅後、次々歌ができました。

C:「大洲高校」でつながった!
私の主治医(島根県出身)が、東京で浪人中、私の高校時代の同級生Mくんと同じ下宿(3人居た中の1人)で、大洲にも遊びに行ったことがあると聞いたのは2年前。
先日、診察に行ったら、先生が嬉しそうに「また、大洲高校つながりができたよ。あの、寅さんの映画『男はつらいよ 寅二郎と殿様』でも使われた、高校前のY商店の娘さん、知ってるか?この間来て、店知らん人は大洲高校の潜りや、言うとったで。
アイスにうどん、お世話になる回数は少なかったけれど、もちろん知ってます。遠く故郷を離れ、大阪の同じ市に住んでいるなんて。そういえば、クレマチスさんのお友達も、横浜からこちらに引っ越してこられ、主治医の近く、私と同じ市にお住まいです。

夏の偶然のつながりだけでも、こんなにありました。昨年1月から、こういう偶然のつながりが特に多く、この春には、姪の就職先が、私の中学・高校時代の友人(大阪のH市)の住む校区に決まる、ということもありました。

昔から、「えっ!」という偶然のつながりが多く、書き始めたら1冊の本になりそうです。でも、個人的な驚きだから、書いても喜んで読むのは、私だけでしょうけれど…。
ただ、「偶然のつながりが多い」のは、偶然ではないとも思っています。たまたま関わりのあった方と言葉を交わし合わなければ、これらの偶然はなかったわけで、他者への関心や、きっかけを作って親しくなろうとする気持ちがあったからこそ、「偶然のつながり」が生まれたのだと感じています。
夫に言わせると、「世界の人は必ずどこかでつながっている。」わけで、私のこんな偶然は、瑣末なことのようですが…。(無邪気に喜びを共有してくれたら、私の気は済むのになあ。)

テーマ:日記 - ジャンル:日記

この記事に対するコメント

 短歌の会の全国大会での感動的なご様子がうかがえました。
いろいろな機会からうまれた偶然の出会いすんばらしいですね。
 日々の思いとかささやかな願いがある日突然、自分にほほえんでくれるときもありますね。先日、田舎の親戚のひとが松山で手術して心配していましたら、病院の婦長さんがわたしの友人のお姉さんでした。お人柄もすてきでずいぶんと助けていただいたそうです。
 
 高校の前の店、なつかしいな。座敷に上がってみんな食べてたよね。

いろいろな人との交流は時として、こころ和む展開を与えてくれますね。心に栄養をあたえてくれますね。
 亀さん 本当に良かったですね。
【2006/08/23 17:10】 URL | よりやん #- [ 編集]


あの日・・・


亀さんがうちの近くのしだれ桜を観にわざわざ違う道を通ってくださっていて・・・

私が車で出かけようとしていて、その車が亀さんのところと同じ車種・同じ色で・・・

それで、ここのブログを教えていただけることになりました。

ブログのことを教えてくださるおつもりがあった、と聞いて、もう、これは偶然の重なりではなくて 必然 だったのでは?と思っています。

亀さんの心が呼び寄せてくださった、って。

だから、偶然 ラッキー なのではなくて、必然。


いろんな場面で亀さんが心の中で強く思われていることが、どんどんといろんなものを人を呼び寄せている、偶然を装って。

そんな風に思っています。
【2006/08/23 18:44】 URL | kimico #Zr2/WiYY [ 編集]


亀さん、こんばんは。
先日の花火を撮影されたご主人様がご病気を・・・
それ以来、撮影の仕方が変わったとのこと。何となくお気持ちがわかります。
写真て・・・心で写すものですよね?
だから、その方は命の尊さ、素晴らしさを感じられた事で、
被写体になるものが、変わったのかな・・・。

「凌霄花(のうぜんかずら)」・・・涼しげと温かさをかね合わせた素晴らしい作品ですね!
とっても、優しさを感じました(^・^)
【2006/08/23 21:38】 URL | ぴょんこ #B7q/.fmY [ 編集]

よりやんへ
「日々の思いとかささやかな願いがある日突然、自分にほほえんでくれるときもありますね。」
よりやん、素敵な言葉ですね。こういうことがあるから、楽しく生きていけるのかもね!

親戚の方も、よりやんのおかげで、いい出会いがあって、ラッキーでしたよね。
よりやんは、繊細で、でも、気さくで、人付き合いがとても上手だから、こんな出会いがいっぱいあるだろうなと思います。

夏の終わりの海、須磨の方も、少しずつ寂しくなっているのでしょうか?
【2006/08/23 22:32】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]

kimicoさんへ
そうでした、そうでした!
あの時、ほんとにビックリしました。

途中まで、久しぶりに会った友人に合わせ、いつもと違う経路で帰宅。
別れてから、「そうだ、この先にある、あそこの枝垂れ桜をまだ見てなかった。」と、回り道。
そしたら、我が家と全く同じ車が出て来るではありませんか!
夫だったら、乗せてもらおうと、ナンバーを確かめに近づいたら、kimicoさんが運転!
その日会った友人に、kimicoさんの連絡先を聞いた矢先の出来事で、ゾクッとするほど驚きました。

いや、いや、あれは、ほんとに興奮する出来事でした。
おかげで、kimicoさんには、ブログに素敵なコメントをもらえることになったし、可愛いRちゃんにも会えたし。
念ずれば通じるなんて、思いたくもなりますね。
【2006/08/23 22:45】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]

ぴょんこさんへ
「写真て・・・心で写すものですよね?」
そうですよね!だから、写したくなる。いろんな場面に感動するから、ね?!

写真が趣味のご主人、歩いて10分の駅も行けないほど大変だったのですが、こんなふうに出掛けて、往復に長時間かかる花火大会にも行けるまでになられました。
自分のことでないので、ここに詳しく書くわけにはいけないけれど、ほんとによくぞ回復されたと、心の底から思います。

utsugiさんの切り絵が優しいのも、弱い人への思いや生き物を愛おしむ気持ちがたくさんあるからだと思います。
心は、いろんな所に現れますね。
【2006/08/23 22:56】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


たびたび作品を載せていただきありがとうございます。自分もブログをつくって発表してみれば・・ と言われることがありますが、あとの管理(?)が面倒なので、つい他人まかせで申し訳ありません!

夏もいよいよ終盤、作品つくりも次の季節が視野にチラつき出しています。
実は今年も「ハスの花」を切ったのですが、出来上がったのはつい最近です。7月に見に行き、写真に撮ってきたものから図案にしましたが、夏が終ろうとしている今にはふさわしくありませんね!

信州の花もいくつか切ろうかと思いつつ、時間の方は待ってくれません。マイペースで良いとわかっていても時間は気になるものですネ。
【2006/08/23 23:33】 URL | utsugi #- [ 編集]


utsugiさんの作品素敵ですね。
左の背景は光が射しているようにも、滝が流れ落ちているようにも見えました。
昔、フィラデルフィア郊外のブリンモアに住んでいた時、津田梅子(津田塾の創始者)が学んだブリンモア大学(Bryn Mawr College)があると聞き、帰国までに一目見ておこうと出掛けたことがありました。夏休みで学生はほとんどいませんでしたが、のうぜんかずらがいっぱい咲いていて、首が痛くなるほど見上げたことを思い出しました。作品ののうぜんかずらには蝶が休んでいて、いい感じです。
 福島県は私もご縁があって、パッチワーク仲間6人のうち2人が福島出身の方!
「ままどおる」をごちそうになったりしています。
 
 「塔」の全国大会で、いい出会いがいっぱいあったのですね。
わくわく感が伝わってきました。
そして、不思議な偶然のめぐり合せ!偶然は必然とも言いますよね。その出会いをきっかけに、世界が広がって・・・とても素敵なことだと思います。以前、長いお便りを頂いたことがありましたけど、私、そういうお話大好きです!
 出来た短歌、また紹介してくださいね。
 
【2006/08/24 11:34】 URL | keiko #- [ 編集]

utsugiさんへ
物を創り出すという作業は、楽しいけれど、やっぱり取りかかるまでに気力がいりますよね。準備もいるし。テレビを見るように簡単にはいかない。

私も、短歌を、書にしたり掛け軸にしたりは、結構気合いがいって、思うだけでなかなか進みません。

utsugiさんの頑張りを励みに、思いを形にせねばと思っているところですが、一日の時間はほんとに短い!
【2006/08/24 19:55】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]

keikoさんへ
「左の背景は光が射しているようにも、滝が流れ落ちているようにも見えました。」
うん、私も同じように見えました。utsugiさんも、意図してたかな?

のうぜんかずらって、この作品を見るまであまり意識してなかったのですが、私も昨日近くの大学構内にあるのを見つけました。元気そうな花ですよ?
ブリンモア大学というと、アメリカ?日本固有の花じゃなかったのね?調べたら、原産国は中華民国とありました。英語では、何て言うのかしら?

keikoさんのお友だちにも福島県の方!「ままどおる」って、どんな食べ物でしょう?

そういえば、keikoさんとも偶然つながりがありましたよね!
息子の下宿先とkeikoさんのお家が近くて、お世話になりました。
子を遠くにやる親としては、とても頼もしく感じ、安心しました。
ベンジャミンkeikoさんのブログも、同じ名前が縁だったし。

kimicoさんの所に書き忘れたけれど、彼女のご主人と、私の兄(もう退職しましたが)の勤務先も同じなのですよ。
メールに書いたけれど、クレマチスさんの本名と、私の亡き姉の娘の名前が漢字まで同じだしね。
こう見ていくと、まだまだつながっていきそうです。愉快ですね。
【2006/08/24 20:11】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


 こんばんは。再びお邪魔します。
私が見たのは、アメリカのうぜんかずら(trumpet vine )というのかもしれません。
一緒に見た夫も覚えているはず、と思って聞いてみたら、
「え~、そんなの咲いていたかなあ?」というつれない返事。
記憶のポイントって、人によってこんなにちがうんだあ。オレンジ色があざやかで、
とってもきれいだったのにもったいない!などと、勝手なことを考えています。
 
 「ままどおる」はミルクたっぷりの福島銘菓で、美味しいの。ポエム系(愛媛の人しかわからない?)だから、ダイエット中の人は食べ過ぎに注意かな?

 人と人がいろんな所でつながっていて、楽しいね。続きが楽しみです!

 それでは、おやすみなさい。


 
【2006/08/24 23:41】 URL | keiko #- [ 編集]


こんにちは。はじめまして。
「塔」のサイト&FC2つながりで、こちらに訪問させていただきました。
最近急激に、短歌へ引きつけられており、まったくの初心なのですが、新聞歌壇から総合誌を一覧、、、、そして「塔」の見本誌(4月号)を、送っていただき、今見ています。

結社の様子など、楽しみに見せていただきます。
今後ともよろしくお願いいたします。
【2006/08/25 10:02】 URL | 余白 #oBO5MkqQ [ 編集]

keikoさんへ
「trumpet」、確かにトランペットのような花の形をしています。
「記憶のポイントって、人によってこんなにちがうんだあ。」
そう!そう!同じもの見ていても、全然違うことってよくある。
これがあるから、絵も写真も文学も学問もetc.成り立つのかもしれないね。

「ままどおる」、「まま」とあるから、私は、ご飯の種類かと思っていました。
母恵夢みたいということは、甘くてほろほろとこぼれる柔らかいミルク味?

keikoさん、英語のスペルがさらさらと出るところ、さすが!
近くにいたら、英会話習えるのに、すご~く、残念。
【2006/08/25 10:27】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]

余白さんへ
余白さん、初めまして。
私は短歌を読むのは好きだったのですが、作る方は全く初めてで少し不安でしたが、毎月10首詠むのだけは欠かさず続き、この秋で4年になります。
大好きな歌人が「塔」には多く、結社に入る時には「塔」と決めて、歌を始めると同時に入りました。
人数の多い結社で、存在感は薄いのですが、よい歌を読めるので、入って正解でした。
「歌会に出なさいよ。」と言われながら、他のことと重なって、まだ数回しか出席できていないのが、反省点。
今回の大会で、改めて、歌会に出なくてはと感じているところです。

私のブログに訪ねてきてくださって、コメントも残して下さり、とても感謝しています。
カテゴリーの中の「心に響く詩歌」が、少しはお役に立つかもしれません。
今後とも、お付き合い、よろしくお願いします。「塔」誌面でもお会いできるといいですね!
【2006/08/25 10:38】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]

さっそくのレス
ありがとうございます。
「塔」の4月号に、貴女のお歌をみつけました。
私は、ちょっと俳句をやっていたのですが、それとはまた違う短歌ならではの面白さに惹かれています。
そうですね。私の家(埼玉)の近くでも歌会があるようなので、チャンスあれば出てみたいと思います。
すばらしい歌人がたくさんいらっしゃる結社だということは、よくわかってきました。
今後ともよろしく、ご指導ください。
取り急ぎ、お礼まで。
【2006/08/25 16:37】 URL | 余白 #oBO5MkqQ [ 編集]

余白さんへ
俳句をされていたんですね。
私も少し・・・。
いつか、このブログでも縁ある人たちの俳句を紹介したいと思っています。

俳句に比べ、短歌はよりマイナーな世界なので、こうしてお知り合いになれて嬉しいです。
まだまだ、出来不出来に大きな波のある私ですので、精進せねばと思っています。
【2006/08/25 20:34】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]

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【2006/08/25 22:28】 | # [ 編集]


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プロフィール

大空の亀 

Author:大空の亀 
写真の猫は姉のハオと弟のミュー。
ハオは2006年5月5日生(伝)。
ミューは2008年10月10日生(伝)。

空と言葉と草木花が好き。
趣味は読書・文芸。

読書ノート歴33年。
年間読書冊数の平均は、学生時代は
300冊、就職後は100冊~150冊。

ブログ歴 11年6カ月
2006年 3月17日から始めました。
2006年 9月 9日カウンター22222通過
2007年10月24日カウンター77777通過
2008年 5月23日カウンター100000突破 !
2008年 9月 8日カウンター111111通過
2011年 5月 4日カウンター200000突破 !
2012年 1月10日カウンター222222通過
2014年 9月15日カウンター300000突破 !
2017年 9月26日カウンター343434通過



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