心に響く本・詩歌・言葉・音楽・風景
私の読んだ本や聴いた音楽、出会った風景の中から心に響いたものを紹介します。
心に響く詩歌-八木重吉の詩
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 八木重吉さんの詩が好き!優しくて寂しくて静かで…。
秋になると読みたくなる。特にこんな秋雨の日には。

素朴な琴

この明るさのなかへ         
ひとつの素朴な琴をおけば
秋の美しさに耐えかね
琴はしずかに鳴りいだすだろう  


  

秋だ
草はすっかり色づいた
壁のところへいって
じぶんのきもちにききいっていたい


  
   
雨は土をうるおしてゆく
雨といふもののそばにしゃがんで
雨のすることをみていたい


果物  

秋になると
果物はなにもかも忘れてしまって
うっとりと実のってゆくらしい


  

はっきりと
もう秋だなとおもうころには
色色なものが好きになってくる
あかるい日なぞ
大きな木のそばへ行っていたいきがする

テーマ: - ジャンル:小説・文学

この記事に対するコメント

私も八木重吉が好きです。素朴なのに深くて、ほのぼのと暖かい。時代を超えているのもいいですね。田舎の中学校に入ってブラスバンド部員になったばかりの頃、中々音の出ないクラリネットと格闘しながら、疲れると小さな詩集を開いていました。ちょっと現実逃避だったかも。それは体育館の裏手だったと、素敵な顧問教師も一緒に思い出しました。
その本を京都で学生生活を送り始めた頃にも時々開いていたのだけれど、この頃見ないなあ。何処にやったんだろう。忙しくてちょっと忘れていました。思い出させてくださって感謝!時間のある時に本箱をゆっくり探してみます。
【2006/09/16 22:17】 URL | 犬塚 #- [ 編集]

犬塚さんへ
いいですよねえ、八木重吉。詩集、いつでもお貸ししますよ。
「素朴なのに深くて、ほのぼのと暖かい。時代を超えているのもいいですね。」
ほんとに、その通り!他にもいっぱいあるのよ、好きなのが。

実は、その後のコメントにビックリ!
「田舎の中学校のブラスバンドでクラリネットと格闘」「疲れると詩集を開く」
犬塚さんとは、去年も偶然の重なりに驚きましたが、「これって私のこと?」と思いましたよ!ワーッ!ワーッ!同じだー!!
【2006/09/16 23:08】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


え、そうなんだ!
当時のブラスの曲を懐かしく思い出しました。今でもホーンセッションの曲が結構好きです。
ちなみにその素敵な顧問教師というのが、大学を出たばかりの大洲の方。私は勝手にそこにも大空の亀さんとの(こちらはこじ付けだけど)繋がりを感じています。その後すぐに教師を止めアメリカに留学して、お手紙を何度も頂きました。その先生の影響でノーマンメイラーやカポーティ、可愛い所ではサリンジャーとアメリカ文学に親しんだ中高時代です。
クラリネットは今も田舎の実家にありますよ。大人になってからは、演奏中の顔がそんなに変にならないフールートに移行です。
【2006/09/17 01:03】 URL | 犬塚 #- [ 編集]


おはようございます!

八木重吉さんの詩・・・私、知りませんでした。でも、素晴らしい詩ですね。
この中で「秋」の詩が私の心に一番響きました。
詩はいいですよね・・・短い文章でも、きちんと心に感じる不思議なもの。

それから、亀さんの作られたタンクトップも素敵!
短時間で作られるなんて、まるで魔法の手!!!本当にすごいです!v-209
【2006/09/17 07:27】 URL | ぴょんこ #B7q/.fmY [ 編集]

犬塚さんへ
犬塚さんの「今」の原点に大いなる影響を与えてくださった先生なのね。羨ましいなあ。
サリンジャー懐かしい!すぐ上の兄が面白いと勧めてくれ、私も同じ頃読みましたよ。

またまた、「フルート」!v-268これはサックスだけどね。
ブラバンでフルートを希望したのだけれど、唇の厚さでクラリネットになった私、夢捨てきれず、最初の給料で買いましたよ、フルート…。
今も吹かれないまま、部屋の隅で眠っていますけれど。犬塚さんは、現役?
【2006/09/17 08:32】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]

ぴょんこさんへ
お早うございます!
天気予報は見事にはずれ、窓の外には、優しい青空が広がっています。

八木重吉の詩、ぴょんこさん、絶対気に入ると思ってたんだ!v-432
短いけれど、心の中で何倍にもふくれあがっていく感じが、好きです。

手芸は、ほんとに大したことないので、載せるのも恥ずかしいほどですが、好きなの。

ぴょんこさんの好きそうな詩、ストックしてあるから、また時機が来たら載せますね。
【2006/09/17 08:41】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]



なにもかも忘れてしまって うっとり  

果物のおいしさの秘密をおしえてもらちゃった。
これから、いろんな果物を味わう時に、きっと、思い出すことになる素敵な言葉。

サリンジャー 私も中学校の図書室で出会いました。
3年前に ライ麦畑を「村上訳」で読み返しましたが、「村上春樹もおっちゃんになったんだ~」って感想を持ってしまったv-11


万博のコスモスが咲き始めました。
見頃までは、まだ少し時間が必要かな?

【2006/09/17 09:18】 URL | kimico #Zr2/WiYY [ 編集]

詩って
詩って短歌と違ってまたいいものですね。私は果物が大好きなので『果物』と『秋』が好きでした。「あかるい日なぞ大きな木のそばへ行っていたいきがする」が情景が浮かんできていいですね。そういう気分を短歌でも詠めるといいのですが・・・
【2006/09/17 09:54】 URL | 桶田 夕美 #- [ 編集]

kimico さんへ
今晩は。
果物のおいしさは、まさに「うっとり」実ってくれたからという感じですよね。
私も、果物食べるたびに思い出そう!おいしさが、増しそうだから。v-378

「村上春樹もおっちゃんになったんだ~」昔、いっぱい読んだだけにショックですが、でも、そうなのね…。
『ライ麦畑でつかまえて』読み比べしようと思いつつ、ちょっと怖くてできてない…。

万博のコスモスも楽しみですね。里山のコスモスも彼岸花も、咲き始めていました。
【2006/09/17 20:32】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]

桶田 夕美さま
今晩は。今日は、阪神が勝ってよかったですね。v-284

八木重吉の詩は、ちょっと俳句や短歌に似ているところがあると思いませんか?
理屈や説明でなく、感性に直接響いてくるところ。

「秋」なんて、出だしの「はっきりと もう秋だなとおもうころには」というところから、最後の一行まで、素敵さにしびれっぱなし。
ほんとに、こんな思いを短歌で表現できるようになりたいですね。
【2006/09/17 20:39】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


わたしは64歳の老人。今は亡きわが子(伊達風人:2011年2月12日急死)も八木重吉の詩が大好きで、大学時代に、2000篇にも及ぶ八木重吉の詩を全部、2回読んだ上で卒論にしたようです。遺稿詩集「風の詩音」は、子供がPCに遺していた詩の数々を、罪滅ぼしの意味で2012年2月に私が出版したものです。また、小生のブログでも紹介しています。
【2015/02/16 21:54】 URL | 野川秀行 #- [ 編集]

野川秀行さま
初めまして。コメントをありがとうございます。
私も似たような年ですが、64歳はまだまだこれから。「老人」はもう少しあとに…。

若い息子さんを亡くされ、どんなに辛い思いをされているかと、言葉がありません。
「八木重吉の詩が大好き」というだけで、心優しい方だったのだと想像できます。

ブログにもうかがって、少し読ませていただきました。ありがとうございます。
また、時間のあります時に、ゆっくり再訪させていただきます。
多くの方に読んでいただけることを願っております。
【2015/02/17 17:47】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


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大空の亀 

Author:大空の亀 
写真の猫は姉のハオと弟のミュー。
ハオは2006年5月5日生(伝)。
ミューは2008年10月10日生(伝)。

空と言葉と草木花が好き。
趣味は読書・文芸。

読書ノート歴33年。
年間読書冊数の平均は、学生時代は
300冊、就職後は100冊~150冊。

ブログ歴 11年6カ月
2006年 3月17日から始めました。
2006年 9月 9日カウンター22222通過
2007年10月24日カウンター77777通過
2008年 5月23日カウンター100000突破 !
2008年 9月 8日カウンター111111通過
2011年 5月 4日カウンター200000突破 !
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