心に響く本・詩歌・言葉・音楽・風景
私の読んだ本や聴いた音楽、出会った風景の中から心に響いたものを紹介します。
心に響く詩歌-谷川俊太郎「はる」
DSCF0005.jpg   DSCF0072.jpg
(自宅近くで撮影)

かつて、詩は人々の心を打ち、祈りのように繰り返された。
今、詩を読む人、書く人が減っているという。
現代詩が難しい所へ行きすぎたのではないだろうか。
詩の好きな私は、詩のことばが再び力を持つことを願っている。

誰にもわかる易しい詩、心に響く優しい詩、そんなやさしい詩を、あなたに届けたい。

高校の教科書に載っていた谷川俊太郎の『はる』。
古めかしい詩しか知らなかった私に鮮烈な印象を与え、当時、母を喪ったばかりで暗かった私の気持ちを、救ってくれた詩だ。
中学時代、鬱々とした気持ちを、空を眺めては慰めていた私は、高校生活のはじめに、「青」や「空」のことばにあふれた谷川俊太郎さんの詩と出会えた。この幸福を思う。

  はる
                    
はなをこえて
しろいくもが
くもをこえて
ふかいそらが

はなをこえ
くもをこえ
そらをこえ
わたしはいつまでものぼってゆける

はるのひととき
わたしはかみさまと
しずかなはなしをした


PS:あれからずっと、谷川俊太郎さんの詩集を買い、講演に出掛け、最近では息子さんとのコンサートにも足を運び、という熱愛ぶりはいまだに続いています。
2006年6月29日(木)19:00~高槻市現代劇場中ホールで、谷川俊太郎(朗読)・小室等(歌)・続木力(ハーモニカ)・谷川賢作(ピアノ)による「NO GOOD WITHOUT YOU」という催し物があります。〈全席指定・3000円〉


テーマ: - ジャンル:小説・文学

この記事に対するコメント

この頃写真が楽しみで。
ナーンてプレッシャーをかけてはいけないか。
【2006/04/02 22:46】 URL | 犬塚 #- [ 編集]

お楽しみに!
コメントありがとう。
今日は「イラクの子どもを救う会代表」の西谷文和さんのお話を聞いてきました。
「無知は罪」だと反省。美しい風景を楽しめるのも、文化を享受できるのも平和だからこそ。
知ること、伝えること、自分のできることからしていかなくては、ね。
「桜」づくしの写真を用意していますので、楽しみにしていてくださいね。
【2006/04/03 00:20】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


はじめまして
今、学校の授業で谷川俊太郎さんの詩を習っています。
自分もこの詩が好きです。
【2009/05/05 11:40】 URL | 押入れ☆ #K6/PUVxg [ 編集]

押入れ☆さんへ
初めまして。コメントをありがとうございました。
連休は、クラブとかはなくて、のんびりできたのかしら?
谷川俊太郎さんの詩が好き!と書いてあって、とても嬉しいです。
私は、もう40年ほどのファンです。こんなに長く好きなのが続いているのは、あと吉田拓郎とロバート・レッドフォードですが、知っていますか?
【2009/05/06 20:40】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]

4年前へ失礼いたします
こんばんは。
暖かく静かな雨が降り続いている土曜の夜です。

大空の亀様は高校時代『詩』が大好きだったのですね。
私も『詩』っていいなぁと思ったのは高校時代です。文学少女というより
ロマンチストだった・・・ような・・・。
立原道造や中原中也、ヘッセ、ヴェルレーヌ、などなど詩の世界がとても好きでした。
短い文の中に自然や人の心の襞を的確に表現し、リズム感のある『詩』を私はいつでも
口遊んでいました。

何よりも国語・古典の先生が良かったのです。結婚されたばかりの若い女性の先生
でしたが、生徒を信頼し「教えることが大好き!みんな国語や古典が好きになって豊
かな人生を歩いてほしい」、そんな思い溢れる授業をしてくださいました。
今でもあの先生は私にとって”一番”の先生です。
思い出すだけで心が充実してきます。

夫とお互いに嘗ての尊敬する先生にお手紙を出そうか~~、などと時々楽しい会話を
するんですよ。人間として人格の高い方である上に、大村はまさんを彷彿させる先生
らしい先生だったように思います。

今もって『詩』が大好きで、亀様同様手帳に様々な作品を記録しています。
実は夫が数年前にブログを作ってその記録を多くの方々が読めるようにしたら?と提案
していました。ですので、亀様のこの”心に響く・・・”のページを見つけた時は驚きました。
けれども凄い読書量に記録、創作意欲、幅の広い興味・関心~!ただただ感心するば
かりです。何よりもパソコンを素晴らしく駆使されていますね。

(パソコン上ではないですが、私もいろんな形で大切にしてきた言葉や詩歌などを少しずつ
手元から放していってます。)

上の谷川さんの詩を読んでいると自分がとても素直になっていく感じがします。
”素直”になることは難しいものだとも思いますが、『はる』を繰り返し読]みつつ
より素直な心を養っていきたい・・・そういう思いにさせてくれる作品ですね。

下の作品は詩人・尾崎喜八さんの詩です。
    「序詩」
 いたるところに歌があった。
 いくたの優しいまなざしがあり、
 いくつに高貴な心があった。
 こうして富まされたその晩年を
 在りし日への愛と感謝と郷愁で
 装うことのできる魂は幸いだ。

とても好きな詩です。

もう3月。”桜前線”がそろそろ気になる
頃になりました。
【2010/03/06 20:02】 URL | 初夏 #r0k8YTqw [ 編集]

初夏さんへ
お早うございます。
懐かしいページに、コメントをありがとうございます。
>立原道造や中原中也、ヘッセ、ヴェルレーヌ、などなど詩の世界がとても好きでした。
きっと同じ世代なんですね。
私も好きな詩人ばかりで、びっくりしました!

今は、子ども向きのまどみちおさんやくどうなおこさんなど、明るく元気になれる詩も多く、子どものときにこんな詩にも出会いたかったなと思います。

>何よりも国語・古典の先生が良かったのです。
大きな出会いだったのですね。
生き生きした先生と、生徒さんたちの楽しそうな様子が伝わってきます。
私も、思い出に残る高校の先生は、担任でもあった国語の先生です。
私は、図書館ばかり通っている生徒で、授業は不真面目でしたが・・・。
その時の恩返しをと思って、俳句をされる先生の作品を、時々ブログに載せています。
ALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病と闘っておられます。
「恩師の俳句」というコーナーですが、今は休んでいます。

>大村はまさん
何度かお話を伺ったことがあります。
りんとして、一人ひとりを大切にされて、尊敬していました。
持っていた全集は、新たに中学国語教師になった姪にプレゼントしました。
教育には限界がありませんから、先生一人ひとりの良心が問われますね。

>今もって『詩』が大好きで、亀様同様手帳に様々な作品を記録しています。
>実は夫が数年前にブログを作ってその記録を多くの方々が読めるようにしたら?と提案
>していました。
優しいだんなさまですね。
いつか、初夏さんの選ばれた詩にも出会えると、嬉しいなと思います。

我が家は、私や息子たちは、詩も小説も大好きなのですが、夫は読まないんですよ。
読むのは、経済や歴史の本ばかりで、このブログも読んだことないと思います。
照れがあるのかもしれませんが、「文学は作り事だから」と興味がないようです。
写真ぐらいは、私が「ほら、ほら」と強制的に見せますけれど・・・。

>こうして富まされたその晩年を
>在りし日への愛と感謝と郷愁で
>装うことのできる魂は幸いだ。
すごくよくわかります。
私は、短歌や俳句を詠むのですが、その時の気持ちが、まさにこれ!です。
素晴らしい詩を教えてくださって、ありがとうございます。
【2010/03/07 11:19】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]

はじめまして
昔の記事にコメント失礼します.
「はる 谷川俊太郎」での検索の末,こちらにたどり着きました.

私は大学で混声合唱の指揮をしています.
今回,この「はる」を指揮することになりました.
もともと谷川俊太郎さんの詩は好きなのですが,合唱にするとさらに素敵になるんですよ.
合唱から谷川俊太郎さんの詩にほれこんだ人間です.

はる,素敵なうたにしたいと思います.

谷川俊太郎さんの詩はこころがほっとおちつく,つつみこんでくれる
素敵なものばかりですね.

私の,いちばんのお気に入りは「おんがく」(木下牧子作曲)です
よろしければ,YOUTUBEなどで聴いてみてください^^

かみさまだったら みえるのかしら
耳をふさいで おんがくをながめていたい
目もつぶって はなのかおりへのように
おんがくに かお よせていたい
口にふくんでまっていたい
シャーベットのように ひろがってくるのを
そして ほおずり していたい
そのむねにだかれて


また,谷川さん親子がコンビでつくった「黄金の魚」も私は大好きです.

乱文失礼いたしました.

【2010/07/23 14:44】 URL | めい #- [ 編集]

めいさま
こんばんは。
ばたばた忙しくしていて、お返事遅くなりました。
初めてのコメント、ありがとうございます。

谷川俊太郎さんの詩は、現代詩の中では言葉がわかりやすく、なおかつリズム感も抒情もあるので、歌として歌われることも多いですね。
たしか、「鉄腕アトム」も。私は、「春に」が好きです。
マスコミでの活躍も多く、たぶん、現代の詩人の中で、詩人として食べていけてるのは、谷川俊太郎さんだけだろうと思います。

私は、もう40年以上も、彼のファンなのですよ。(つわりのひどかった時も、彼の朗読を聞きたくて、道々吐きながら行ったほど)
だから、こんなふうに、谷川俊太郎さんつながりで、新しいご縁ができることを、とても嬉しく思います。

>私は大学で混声合唱の指揮をしています.
まだお若い方でしょうか。ステキですね。
私の周りにも、学生時代&今も、合唱をしている人が何人もいますので、様子が想像できます。
私は、残念ながら聞くほう専門ですが、声を出すのは、体にも心にもいいですね。
ご活躍、期待しております。
【2010/07/24 22:21】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://kamenoashioto.blog52.fc2.com/tb.php/16-fb7a5be4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

大空の亀 

Author:大空の亀 
写真の猫は姉のハオと弟のミュー。
ハオは2006年5月5日生(伝)。
ミューは2008年10月10日生(伝)。

空と言葉と草木花が好き。
趣味は読書・文芸。

読書ノート歴33年。
年間読書冊数の平均は、学生時代は
300冊、就職後は100冊~150冊。

ブログ歴 11年6カ月
2006年 3月17日から始めました。
2006年 9月 9日カウンター22222通過
2007年10月24日カウンター77777通過
2008年 5月23日カウンター100000突破 !
2008年 9月 8日カウンター111111通過
2011年 5月 4日カウンター200000突破 !
2012年 1月10日カウンター222222通過
2014年 9月15日カウンター300000突破 !
2017年 9月26日カウンター343434通過



カテゴリー



最近の記事



最近のコメント



リンク

このブログをリンクに追加する



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カウンター



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード