心に響く本・詩歌・言葉・音楽・風景
私の読んだ本や聴いた音楽、出会った風景の中から心に響いたものを紹介します。
あんなことこんなこと-この冬のおすすめ映画
いい映画が目白押し! どれもオススメ♪

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写真は、 『それでもボクはやってない』 と 『かぞくのひけつ』 のチラシの表と裏です。
チラシは拡大できます。(シワを作ってごめんなさい。少々見苦しいです。)

歩いていけるところに映画館がないので、あちこち映画館がある割には、意外と見に行けていない映画。それでも、この1ヶ月で、いいなあと思うものを4本も見ることができました。映画の詳しい解説は、犬塚さんの「映写室」(右リンク先)が充実していますので、そちらにお任せするとして、私なりの「オススメ」ベスト4です。

1、『それでもボクはやってない』

大好きな映画 『Shall we ダンス?』 から11年目。周防正行監督役所広司(シャイな表情が好きな役者さん)とのコンビと来れば、見ない訳にはいきません。1月27日に行ってきました。監督が「公民館で自主上映になっても」と覚悟しての映画ということだったので、観客動員を心配していたのですが、若者も含め多くの人が来場。最後まで、どの人も、食い入るように見ていました。

痴漢えん罪事件の裁判を扱った映画で、身に覚えのない罪をきせられた青年を、加瀬亮がリアルに演じていて、他人事とは思えませんでした。警察・検察・裁判の問題点をきちんと描き出しており、すべての人に見てほしい、というより、自分自身を守るためにも、すべての人が見なくてはいけない映画ではないかと思いました。

「罪を認めたら直ぐに帰れるから。」と言われても、やってなかったら認められない。やってない、その当たり前のことをわかってもらうために、どれだけの困難と精神的な苦痛、生活の苦労が待ち受けているか。えん罪の被害者(本人はもちろん家族や周りも)を出さないためにも、考えなくてはいけないことがいっぱいあると思いました。

同じ日の「スマステ」で、稲垣吾郎がこの映画を「イナガキ ベスト5」で、3位に推していましたが、ゲストの「劇団ひとり」は、「5本とも見たけど、絶対これが1位」と語っていました。「今さら人に聞けないニュースコーナー」で、富山県のえん罪事件の解説を池上彰さんがしていたのですが、この映画を1位に推した「劇団ひとり」の眼差しが真剣で、映画の影響力を思い、周防監督の「頑張り」を嬉しく思いました。


2、『武士の一分』

 監督:山田洋次、原作:藤沢周平(『隠し剣 秋風抄』の「盲目剣こだま返し」)と来れば、心に響く映画になるのは、当たり前。そこに、配された役者さん達がまたいい。木村拓哉は、美男子キムタクを超え、深いところからの演技ができているし、脇を固める檀れい笹野高史が素晴らしい。

また、日本映画らしいきめの細やかさで、小道具や美術など細部にいたるまで、心が感じられる。大変丁寧に作られた映画で、作り手の温かさが、観る側に、優しく深く届けられる名作だと思いました。

正しく正直に生きている庶民が裏切られない世の中であること、監督も原作者もそれを見せてくれる人たちなので、安心感があります。描かれた世界が、1や3に比べると狭いかもしれませんが、人生で大切なものは何かという点では、どれも同じ価値があるのではないかと思います。


3、『硫黄島からの手紙』

76歳のクリント・イーストウッドが、スピルバーグと組んで、硫黄島での戦いをアメリカ側・日本側から見て作った反戦映画2本のうちの、日本側から描いた作品です。まず、これだけの映画を作ったクリント・イーストウッド監督に敬意を表します。渡辺謙や嵐の二宮和也の演技も素晴らしかったのですが、美術や服飾などのデティールが、私は若干気になりました。本来のテーマからは逸れるのですが、一番印象に残ったのは、加瀬亮が演じた清水という、憲兵を数日で首になり硫黄島に回されてきた青年です。

ただ、『男たちの大和』を見たときのように、涙を流しながらという感じにはなりませんでした。どうしてかなあ?と思いながら色々自分なりに理由を考えてみたのですが、『ホテル・ルワンダ』を観たときと似ている気がしました。『ホテル・ルワンダ』は、10年前にアフリカで100万人以上の犠牲者を出した部族間の争いを描いた映画で、困難な中、一人でも多く命を救いたいと奔走した人物を主人公にしています。

とてもおおざっぱで申し訳ないのですが、どちらも、凄惨な状況の中で、一人でも犠牲を減らそうとした立派な人物に焦点が当てられています。たぶん、そこに私の個人的な違和感があるのでしょう。また、あまりにもたくさんの死者が出る様子に、自分の気持ちが受け入れるのを抵抗したという気もします。どちらの映画も、あとからじわじわ効いてくる感じです。第二次世界大戦から60年以上経ち、きな臭い気配が感じられる今、こういう映画が話題になり、多くの人に観られることは、とても大事なことだと思っています。


4、『かぞくのひけつ』

良心的な映画を上映するが故に、観客が少なく、閉鎖に追い込まれた十三の「第七芸術劇場」。私も過去に『ガイアシンフォニー(地球交響曲)』など素晴らしい作品を、ここで観たことがあったので、閉鎖を残念に思っていました。ところが、地元の人たちが頑張って「ナナゲイ」が再出発。この映画は、その復活記念作品です。

小林聖太郎監督は『ナビィの恋』や『パッチギ!』などの制作に関わってきた若手。俳優陣は、すべて関西出身で、大阪弁が実に自然で、間の取り方が絶妙。とても楽しい娯楽作品に仕上がっています。

斜め後ろの男性は、始めから終わりまで笑い続けていましたが、私が、特に大笑いをしたのは、漢方の薬屋さんの主人役テントさんの演技。夫婦の愛、若者の恋、をテーマに、芸達者の面々が、和やかに創り上げたなという感じが、映画全体に漂っていて幸せな気分で映画館を出ました。

外に出ると、今、映画の中で観たお店や通りが目の前にある!というのは、最高に贅沢な感覚で、「ナナゲイ」で観賞できた自分の恵まれた状況に感謝しました。映画には、「ナナゲイ」も出てきます。

テーマ:映画★★★★★レビュー - ジャンル:映画

この記事に対するコメント

こんばんは。
硫黄島からの手紙、息子1と観て来ました。
息子の印象に残ったのが亀さんと同じで、「清水かな・・・」と加瀬亮さんのことをあげていました。
理由を聞いてみたら「自分と近いから」だそうです。
戦争とか、オトナからの圧力に対して無力感をかんじているようです。
息子の今の学校がそんな感じなんでしょうか?
まぁ、ブレイブストーリーでも「ワタル」より「ミツル」に感情移入する子なんで???ですけれど。

加瀬亮つながりなのか?去年、裁判所で模擬裁判を経験したからなのか?「それでもボクはやってない」にも興味を示しているので、みせてあげたいと思っています。
先日、お友達がけんかをしているのに巻き込まれた(飛び込んだ?かも?)息子は、相手の子(2学年下の女の子)に右腕と右親指の付け根に一週間あざの残るほど噛みつかれて、はらいのけた拍子に女の子が転んでしまい、おでこに怪我(すりむいた)をさせてしまいました。帰宅後すぐにその話を聞き、担任の先生にお電話をして確かめた後、相手の女の子のお宅に謝罪の電話をいれました。
相手のお母さまは、うちの息子の怪我には一切ふれられず、私は一方的に謝罪の言葉を繰り返しました。
・・・何発も蹴られて、2箇所も噛みつかれて、でも。女の子に怪我をさせたら、もう、謝るしかないんだよ。「申し訳ありませんでした。二度このようなことの無いように、きつく言って聞かせます。本当に申し訳ありませんでした。・・・」母(私)の言葉に息子が何かを感じてくれたと、信じ願っています。
【2007/01/29 23:42】 URL | kimico #Zr2/WiYY [ 編集]

追伸
 
この日は、叱ったりせず、正直に話してくれてありがとう と言うだけで精一杯でした。
トレーナーとジャンバーの上から噛まれたにしては、痛々しかった傷と、てのひら・てのこう両側にくっきりついた噛み傷を消毒して、確かに悪いことをしてしまった息子という現実と、息子のココロを思うと、いつのまにか歯を食いしばっていました。
 
 
【2007/01/30 01:08】 URL | kimico #Zr2/WiYY [ 編集]


役所広司ファンの大空の亀さんにはこたえられない作品だったでしょうね。私ももう一度役所さんを好きになりました。周防監督の作品は本当言うとブレイクした前作より、昔の透明感のあるものの方が好きです。時代に構ってない様で上手く今を現し、若者心理を掴んでいたから。「それでも…」はそんな昔の作品の匂いもありましたね。加瀬君(となぜか君付け。彼にはそれが似合う気がして)は「疾走」で、主人公を切れさせる言葉を吐く刑務所に入った神父の弟役もやっていました。この作品とはまるで違うイメージですが。

私は軟弱なので、もし弁護士で実情を熟知してたら、この映画の当番弁護士のように、「本当のことは自分が知っていたら良い。とりあえず認めて50000円払って釈放されなさい。こんな茶番に貴重な人生を浪費するな。」とアドバイスするかもしれません。こんな司法制度の問題点を、貴重な時間を使って、若い人に突かせるのは酷な気がする。無実を勝ち取るまで彼はこの後何年、時間をとられるのだろうかと、暗澹たる気持ちになりました。
こんな司法制度が、「蟻の兵隊」―判決がでた後で重要な証拠が見つかった。でも一度決まった判決は翻らない―のような悲劇を生むのですね。

加瀬君、硫黄島には二宮君の役を(オーディションで)受けるように何度も言われながら、彼の大きさは自分にはない。結局自分にあるものしか演じられないと、こちらに拘ったようです。二人の年齢が役と実年齢で10歳くらい逆転してるんだとか。

武士の一分はとっても良かったんだけど、ステージに丸ごと建てたご自慢のセットの屋根の新しさが(古い瓦を使ってはいたけれど、それでも新しすぎる。白く光って目立った)とても気になって。セットで屋根すべてを噴く事は珍しく、ご自慢だけに俯瞰シーンがよく映ったでしょう?夫に「気をつけないと屋根瓦で台無しになるよ」とアドバイスしました。

ところでkimicoさんの件、母親の自分のことしか見えない視点が怖いですね。でもそんな人に反論して同じ土壌に下りて、自分を汚すのももったいないので、悔しくてもその女の子の良心にかけるしかありません。
【2007/01/30 01:16】 URL | 犬塚 #- [ 編集]

kimicoさんへ
今晩は。
明るい時間が長くなり、春が近づいてきているのを感じるこの頃です。
早いですね、もう、1月も終わり…。上の息子さんも卒業ですね。

加瀬亮さん、私は、俳優の名前に疎く、何も意識せずに見たのですが、2回連続心ひかれました。
派手じゃないのに、存在感のある役者さんですね。これからも気になりそうです。
息子さん、まだ小学生なのに、大人びた感覚を持ってられますね。驚きました。

息子さん、喧嘩に巻き込まれてしまって、でも、その相手が下級生で、女の子で、となると、俄然不利な状況。
女の子の親御さんには、被害者意識しかなかったのでしょうね。
それで、相手の怪我まで気遣う余裕がなかった…。
それとも、最近は、被害者意識ばかりが強くて、加害者にもなっていることを意識しない人が多いのか…。
女の子が、相手に怪我をさせたことを、親には伝えていない。などが考えられますよね。

『それでもボクはやってない』で、被害者の女子高生や、被害者側の弁護をした人のことを思い出しました。
人は、意識してかどうかは不明ですが、自分に不都合なこと、不利なことは口外しないようです。
嘘はつかないけど黙る、または都合のよいように曲げて思いこむ。

そういう意味で、お母さんにちゃんと伝えた息子さんは偉いなあ、親子の信頼関係が確かなんだと、感心しました。


喧嘩両成敗という言葉がありますが、それは互いが正直だったときのみ言えることですね。
そうでないと、気持ちにしこりが残りますね。

しかし、喧嘩も難しい時代になりました…。
子ども時代の私は、学校では「借りてきた猫」状態、放課後の公園では「ガキ大将」でしたから、何回か、年上の人(男女を問わず)相手に喧嘩をしました。
自分なりの正義感に燃えていたので、取っ組み合いになっても負けませんでした。
これらの喧嘩のことを、私の親は、相手の親は、果たして知っていたのかしら?

いじめは駄目だけど、喧嘩ぐらいは子ども時代に経験しておきたい、そんなことを思ったりもするのですが、kimicoさんは、いかがですか?

【2007/01/30 18:43】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]

犬塚さんへ
いろいろ教えてくださってありがとう。

加瀬亮さん、あの「疾走」の神父役!原作の辛さを思うと、観るのは躊躇するけれど、彼の演技は観てみたいです。
素晴らしい役者さんですね。私は、友人の息子さん(ホテル・ルワンダを勧めてくれた)と雰囲気が似ているなと思いながら観ていました。
物をきちんと自分の頭で考えようとする、繊細で弱そうだけど、自分は崩さない、そんな青年を見る思いです。

「硫黄島」では、二宮くんが少年兵のように見えて困ったのですが、そういう経緯があったのですね。
加瀬亮さんのようなタイプは、貴重ですね。
今後も気になる役者さんで、好みのタイプです。
役所さんは、魅力的な弁護士の役で、またまた嬉しく…。

処理すべき案件に比べて、圧倒的に人の足りない状況というのが、今の日本のあらゆる場面で問題を噴出させているのに、人の確保がなされない。
その一方で、働きたいのにその場がない、という、今の閉塞した状況が改善されない限り、いろんな物事は解決しないのではないかと、切実に思いました。
この映画が描いた裁判だけでなく、教育、製造、医療、運輸、マスコミ、などなどありとあらゆる分野で、中心に置かれるべき人間がないがしろにされていると思います。

「武士の一分」の屋根瓦、確かになんども俯瞰する感じで映っていました。
あまり変な印象は受けなかったのですが、もう少し古い感じがよかったとは思います。
歌舞伎の舞台でやれそうな映画だなと考えながら観ていたのは、そんな美術が影響していたのかもしれませんね。

私は、「硫黄島」の所で、犬を飼ってた家の造りが、江戸時代の長屋を連想させ、気になったり、障子の白さや子どもたちの着物のきれいさが、気になったりしたのですが、あれは時代考証的にどうなのでしょう?
それとも、わざとああいうふうにしたのでしょうか?一度、犬塚さんに尋ねたいと思っていたのです。よければ、教えてください。
【2007/01/30 19:17】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


硫黄島はハリウッドで撮っているので、「ラスト・サムライ」等の苦い経験から、美術や着物には最初から邦画のような域までは求めなくて。アメリカで、日本人スタッフがほとんどいないところで、よくここまで出来たなあと、其方のほうに感心しました。そんな意味で最初からビジュアル的に点数が甘いのです。でもあまり映画を見ない人なら、日本で取ったと思うくらいに、よく調べていたと思います。さすがにハリウッドだなあお金も時間もかけているなあと。邦画だったらとてもこんな事は出来ない。それに邦画でもこの時代の美術は大変。江戸時代なら残っているのですが(だから逆に、「武士の一分」だと時代感のあるオープンセットがあるので、気になってしまう)、再現するにも木の建物は時代の空気を(木が含んでいなくて)纏えなくて、邦画の大きな障害になっています。おまけに皆が中途半端に記憶をも持っているので、それぞれの時代感があるようです。皆を満足させる事は至難の業。洋画は、それもヨーロッパ映画は、町に建物が残っているので、自然な時代感が出るのですが。邦画バブルといっても、日本ではそれをじっくり再現する予算はありません。その辺りが夫達のジレンマのようです。
【2007/01/30 22:46】 URL | 犬塚 #- [ 編集]

話題がそれてしまってすいません
今回の息子の件は、明らかにこちらに非があると思っています。
繰り返し考えたのですが、女の子のおでこ(顔)にすり傷を負わせたことは事実です。

女の子を育てていないので、いくら考えてもわからなくてずっと考え続けていました。
担任の先生が直接、彼女のお母さまに電話で経緯を話されたそうですが、噛みついたことを伝えておられるのかは、わかりません。
ご存じなかった・・・と思いたいです。
ご存知の上で黙殺されたのなら、今はそれが普通なのかと気が滅入ってしまいそうです。

「どんなときでも、絶対に暴力はいけません。腕力も言葉も、暴力には賛成できません」といつも息子に話しています。
これ位でちょうどなのでは?と思っています。
やられっぱなしでいるはずはないと、思っているので。
やりすぎることのないように、抑止力になって欲しくて、強い目に話してあります。

でも、喧嘩も経験しておいて欲しいと願っています。
ただし、保健室で面倒見ていただける程度で。病院は困ります。
どちらかが一方的に、も困りますが・・・。
去年、息子は組み体操の練習のトラブルで突き飛ばされて転倒して、じん帯損傷してしまい、松葉杖で一ヶ月。
運動会に参加できませんでした。
息子が相手の名前を明かしてくれなかったので、何も言えずにいました。
名前や経緯を教えてもらったのは、学年がかわってから。
担当教諭の心無い言葉を発端にしてすれ違ってしまったココロの暴走のようでした。

やられてる方が、ず~っと気は楽でした。

>嘘はつかないけど黙る、または都合のよいように曲げて思いこむ。

亀さんの書かれてるこの一文は、最近の息子の様子そのものです。
思春期って可愛くな~いって思っちゃう。
でも、ココロの中で葛藤しているみたいで、時々コドモがかえってくるのか?妙に素直だったり。



【2007/01/30 23:11】 URL | kimico #Zr2/WiYY [ 編集]

犬塚さんへ
ありがとう!なるほどねえ。
私は、ハリウッドだからお金もかけて、日本人の美術スタッフもたくさん雇ってと思っていたのですが、全然別の目で見ないと駄目ですね。

私たちも、現実にその時代に生きていた訳ではないけれど、中途半端に写真やフィルムで見ていたりするものだから、ついリアルさを求めてしまうのが難しいところです。

『チョコレート工場』のように、完全にファンタジーと思っている物は、そういう楽しみ方ができるのにね。史実に沿ったものの困難さを思います。

演技もだけど、美術や服装など目に訴えるものは、その映画への信頼感を左右するので重要だなと、改めて思いました。予算もあるしねえ…。

「時代の空気を(木が含んでいなくて)纏えなくて」というところ、ホントに奥が深いと思いました。
俳句や短歌や小説でもそうですが、細部の真実に、納得することが結構ありますからね。
【2007/01/31 18:44】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]

kimicoさんへ
今晩は。
大人扱いされたり、子どもだと言われたり、とっても中途半端な立場の自分が、嫌でしようがなかった中学時代を思い出しました。

小学5,6年生ぐらいから高校卒業するくらいまでって、本人も訳のわからない思いを抱えているし、愛想のなくなった子どもに親は悩ましい気持ちになるしで、互いにしんどい時期ですよね。

この年頃の親子の気持ちのずれる感じが、あさのあつこさんの『バッテリー』によく出ています。
同世代の子が、この本が大好きなのは、主人公の巧くんや豪くんがかっこいいだけでなく、親への気持ちも代弁してくれているからじゃないかしら?

何もかも親に話をする訳でないのは、子どもには子どものプライドがあるからだし、親に泣き言を言わない息子さん、いいじゃないですか。

こうやって少しずつ自立して行くんですよね。たくましくなって親を超えたと思ったら、自然に優しい子どもに戻ります。
うまく親離れ・子離れができるといいですね。私の場合は?偉そうなこと言えません。

【2007/01/31 19:00】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]

映画
何だかバタバタしていましたが少しだけ時間に余裕が出来ました。

どれも観たい映画ばかりです。
「家族のひけつ」は知りませんでした。
明日は「武士の一分」を観に行こうと予定しています。
「それでも僕はやっていない」「硫黄島からの手紙」も観たいし・・・
優先順位を決めないとネ。

kimicoさんのぼっちゃまのお話、
先生からお話がいってなかったとしても、もし私なら謝りの電話を頂いた時点で
「うちの娘も何かしたのではないですか?」とお尋ねします。
きちんと謝りのお電話を下さるお母様に育てられた息子さんが理由なく暴力をするはずがない、と考えますから。
(割り込みさせて頂きました)

【2007/01/31 20:47】 URL | ベンジャミン #oUPgpoCM [ 編集]

ベンジャミンさんへ
今晩は。
娘さんをお持ちのお母さんとして、的確なお言葉、ありがとうございます。
kimicoさんも、ほっとされたのではないかしら。

普通は、ベンジャミンさんが書いて下さったようにしますよね。
相手の方に、大人として、互いの子どもを見る余裕がないのでしょうか。

繊細でとても優しい息子さんだから、きっと、今のような時代に生きて、嫌な思いをいっぱいしているんだろうなと思います。

映画は、どれも素晴らしいです!明日の「武士の一分」も楽しみですね。
この頃、日本映画、すごく頑張っているなあと思います。
【2007/01/31 21:36】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]

観て来ました
「硫黄島からの手紙」を観て来ました。
終った後も暫く立ち上がらない方が多かったです。

涙なんて出ません。
あまりにも悲惨すぎて悲しいとか、可哀相、なんて感情がなくなってしまった気がします。

戦後の貧しさは知っていても戦争の悲惨さを知らない私です。
高齢化社会と言っても、周りはずーっとお若い方だらけです。
だからこそ、こういう映画は重要な存在だと思いました。
【2007/02/01 23:26】 URL | ベンジャミン #oUPgpoCM [ 編集]

ベンジャミンさんへ
ベンジャミンさん、お早うございます。
今、こちらでは雪が舞っています。今日は、長男の誕生日。
あの日の朝は、うっすらと雪が積もっていました。
毎年、この日は、雪が降っているような気がするのですよ。

映画、見てこられたんですね。私も涙が出ませんでした。
感情を出すのが怖くて、無意識にセーブしていたのかもしれませんね。
息子二人を持つ身としては、我が子が武器を持つ姿を永遠に見たくありません。
【2007/02/02 09:13】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]

ベンジャミンさんへ

女の子を育てている方からの言葉、うれしく思いました。
そんな風に考える方もいらっしゃるのだと・・・。
小学校は私立中学のお受験が終わり、落ち着きがなくなったのか?毎日のようにトラブルが発生しているようで、心配です。
昨日は、女の子が男の子を殴って2時間自習になったそうです。
どうしちゃったのか・・・?

硫黄島、私も涙は出ませんでした。
すぐ前で見ておられた方が「怖い・・・怖い・・・」とつぶやいておられました。
亀さんのおっしゃる、息子が武器を持つ姿、私も絶対に見たくありません。
今後、どの国で生きることを選ぶのかはわかりませんが、どこにいても、そんな日がこないことを祈らずにはいられません。

「それでもボクはやってない」を見せたいと思っているのですが、テーマとはずれた見かたしかできないかもしれないので、もう少し育ってからでもいいかもしれないと考えています。
 
【2007/02/02 17:08】 URL | kimico #Zr2/WiYY [ 編集]

kimico さんへ
今晩は。
小学校、あと少しで卒業なのに、そんな状態というのは、悲しいですね。
先生たちも忙しくて、いろんな事が後手後手に回っているのでしょう。
受験勉強をしてきた子は、入試が終わると、気が抜けてしまっているだろうし。
学校だけの勉強を頼りに頑張っている子にとって、周りのことを考えてくれない子の存在は、ホントに腹立たしく、また情けないだろうと思います。
集団の力で何とか、なんていうのは、もはや現実離れしていそうだし。辛いなあ。

「それでもボクはやってない」は、とてもよくできた映画だったので、わかるかと思います。
立派な弁護士も裁判官も出てくるので、そこに目が行くと大丈夫でしょうが、自分の中に不正と闘う気持ちがないと、人によっては怒りを覚えるより、無力感を感じるかもしれません。
【2007/02/02 18:24】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


説得力のある映画評ばかりで、とても参考になります。「かぞくのひけつ」を観たくなりました。「男達の大和」は観ていませんが、題名で引いてしまいました。
【2007/02/06 23:44】 URL | くろまめ #- [ 編集]

くろまめさんへ
『男たちの大和』実は、私も題名とCMで完全に引いていたのですが、只券を頂いたのと、佐藤監督を信じて見に行きました。
監督と歌人の辺見じゅんさんの脚本がよかったのではないかと思うのですが、反戦の思いも伝わる、とてもよい映画に仕上がっていました。
『かぞくのひけつ』は、長屋落語の感じで、芸達者揃いの娯楽作品です。テントさん、ホント面白いです。
【2007/02/07 20:41】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


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大空の亀 

Author:大空の亀 
写真の猫は姉のハオと弟のミュー。
ハオは2006年5月5日生(伝)。
ミューは2008年10月10日生(伝)。

空と言葉と草木花が好き。
趣味は読書・文芸。

読書ノート歴33年。
年間読書冊数の平均は、学生時代は
300冊、就職後は100冊~150冊。

ブログ歴 11年4カ月
2006年 3月17日から始めました。
2006年 9月 9日カウンター22222通過
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