心に響く本・詩歌・言葉・音楽・風景
私の読んだ本や聴いた音楽、出会った風景の中から心に響いたものを紹介します。
心に響く本-関口尚・作『空をつかむまで』
 週1回UPの予定だったのですが、記事が溜まってしまいましたので、少し期間を縮め、しばらく不定期に載せたいと思います。

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【『空をつかむまで』表紙】  【中国語仲間Gさんからメールで届いた花束】

 少し前のことになりますが、卒業式の頃「ほぼ日刊イトイ新聞」で、近くの小学校から『仰げば尊し』が流れていて、「お手盛り」みたいで嫌だなという意味のことが書いてありました。
教師という立場が微妙な位置にあるこの時代、いまだに、歌っているところがあるなんて…と正直あきれましたが、教えている先生の胸中も、複雑だったのではないでしょうか。

ところで、最近、小学校でも中学校でも、卒業式でよく歌われる小嶋登作詞『旅立ちの日に』、ご存知ですか?歌いだしの情景が素敵で、メロディーもよく、大好きな歌の一つです。

「白い光りの中に 山なみは萌えて 遥かな空の果てまでも  君は飛び立つ  限りなく青い空に 心ふるわせ 自由を駆ける鳥よ 振り返ることもせず 勇気を翼に込めて 希望の風に乗り  この広い大空に 夢を託して 」 

 この歌の作詞者である小嶋登さんが推薦していたので、 関口尚・作『空をつかむまで』(集英社・2006年4月発行)を読み、推薦された訳がわかりました。
『旅立ちの日に』の歌が、この物語の大切な部分に関わっているのです、東野圭吾の小説『手紙』で、『イマジン』が大きな意味を持っていたように。

 中学3年生の少年3人(優太・モー次郎・姫)と1人の少女(美月)が主な登場人物の、青春小説。
水泳部の3人が、ある事情からトライアスロンに挑戦するという物語で、話は割と予想通りに進み、ちょっと物足りなさを感じたりもしたのですが、最後の30ページほどで、意外な展開となり、読みきってよかったと思いました。
話の舞台が、美里村という自然豊かなところなので、どこか懐かしい雰囲気で、自分の青春と重ねたりできました。ただ、決定的に違うのは、子供が生きにくい現代が、舞台であること。そこから生まれてくる苦しみを、この少年たちがどう乗り切っていくかというのが見どころの物語です。
大人の側から読むとき、次のような言葉が、心に突き刺さって、子供たちに申し訳ないと何度も思いました。大人にも読んでほしい物語だなあと思いました。

 ぼくらはどっかで、弱くて歪んでしまった大人たちのその歪みを、押しつけられているのだ。そういう世界構造というかシステムのいちばん下にぼくらはいる。
世の中じゃぼくらと同い年のやつらが、ナイフで友だちを刺したり、バットで親を襲ったりする事件が起きている。大人たちはみんなぼくらに心の闇があって、病んでいるのだと口にする。
けど、そんなんじゃない。ぼくたちは病んでなんかいない。大人たちに押しつけられた歪みに耐えられないやつが出てきているだけだ。心の闇なんてない。ぼくたちはあと少し考える力が必要なだけだ。言ってることとやってることがちぐはぐじゃない憧れたくなるような大人に、そばで導いてもらえればきっと変われる。

ただ、ぼくらもなにもしないでぼうっとしているだけじゃ駄目だ。生きにくい、生きにくい、なんて弱さに取り込まれないように、もっと強くならなくちゃいけない。だるいとか、面倒くさいとか、人の話を聞きたくないだとか、自分だけよけりゃそれでいいとか、自分のつらさや苦しさにばかり詳しくなったって、なんにも変わらない。
大切なのはイメージだ。もっと高くジャンプして、青い空に手を伸ばすようにして、歪んだ大人たちがつかめなかった生きるってことの楽しさを、ぼくらの世代が手にするのだ。
そのための強さを手に入れるには、足を踏み出さなくちゃいけない。それは大袈裟な話ではなくて、きっと身近な一歩であってもいい。たとえば、ぼくの場合、いまここで投げ出さずに走りきること。なにかをやり遂げることで身につく強さを、ぼくはいま手にすることがきっとできる。それがいつか大人の歪みをはね返す強さになる。


 ここに引用した言葉の大切さが、この物語を読み終わったときに、はっきりとわかります。物語は、やはり全部読まないと!と改めて思いました。
この物語に書かれているような少年や少女のように、まっすぐな気持ちで生きようとしている若者が、現実にもたくさんいます。学校に職場に、フレッシュな若者たちが入ってくる4月。「最近の若者は…」なんて愚痴る人もいますが、私の職場に限って言うと、「若い人は素敵です!」疲れてやる気を失ったり、ずるくなったりしている年配の人たちより、ずっと前向きで生き生きしています。もっともっと若者が正規に採用されて、安心して力を発揮できるような社会になってほしいと思います。

追記:坪田譲治文学賞受賞作でもあるこの小説、実は、今年度の大阪府公立高校入試問題に出題されていて、ちょうど読んでいた時だったので、その偶然に驚きました。

テーマ:オススメの本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

この記事に対するコメント
こんばんは。
大空の亀さん、素敵な内容の本ですね。
今の世の中、そして世界で一番安全のはずだった日本に
起きる事件の数々。
それが、どこに原因があって、結果になっているのかが
わからない私たち
大人が多いんだと思います。
子供に対しての期待感、所有物として接していないか・・・
本当に考えさせられる事件ばかり。

>なにかをやり遂げることで身につく強さを、ぼくはいま手にすることがきっとできる。それがいつか大人の歪みをはね返す強さになる。」

いつか、我が息子もこんな強い大人になってくれる事を
祈るのみです(^・^)
【2007/04/03 22:31】 URL | ノロタン #B7q/.fmY [ 編集]

ノロタンさんへ
久しぶりに、皆さんのブログにコメントを書きいれ、戻ってきたら、早速ノロタンさんからコメントが来ていて、びっくり。
ありがとうございます。

大人には、少し易し過ぎて面白くないかもしれませんが、大切なことの書いてある本だなと思いました。
大人向きの小説は、辛かったり、ドロドロしていたりで、私はどうも積極的には読めません。
若い時は、そういうのも、読めていたのですが…。
現実をあまり知らなかったからかもしれませんね。
本を読むのにも、体力や気力が要るようです。

若い人たちが、自分に自信を持って先に進んでくれるよう、私も祈る思いです。
自分が若い時って、今の若い人たちよりずっといい加減だった気がします。




【2007/04/03 23:17】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


おはようございます。

引用されている部分を読んだだけでも、心が痛くなってしまいました。

100問の漢字テスト、同じものを3回したからと、まだ教室に生徒が残っているのに担任に怒鳴り込んできた母。

息子がランドセル背負って玄関まで行くと吐いてしまうくらいに意地悪を言われていた頃、その意地悪を言ってたうちのひとりの母に「これからはあれ位のことを言われても跳ね返せなければ生きていけないわよね」と言われた現実。

末期がんのために退職された先生のお宅に、何度も電話をかけ、お見舞いと称し入れ替わり立ち代りたずねて行く自己満足なだけの母たち。

子連れで出かけても、帰るまで子どもを忘れたように、かまいもしない保護者。

朝、解熱剤を飲ませて平気で登園させる保護者。

「大変でしょうけれど、お弁当持たせてください」
「入学式に遅刻して来ないでください」 と言われてしまう入学説明会。


病んでいるのは私たち。

以前、交差点でわが子の安全を守ってあげない母のことを、亀さんも憂いておられました。
似たようなことなのですが、ベビーカーって押すものだと思っていましたが、後ろ手に引っ張ってる保護者を最近よくみかけるようになりました。
スリング(抱っこひも)に子どもを入れて、片手にケータイ、もう片手で子どもを支えることもしない人も・・・


>「若い人は素敵です!」
最近、スーパーのレジに並ぶ時に、若い人がレジを売ってくれるところを選ぶようになりました。年配の方よりずっと丁寧に食品をあつかってくれるから・・・

JT がCMで「携帯灰皿」を取り上げて、ポイ捨てをなくそうと言ってますが、違ってると思います。灰皿が設置されていない場所は禁煙。
大人の都合・・・って上手に問題を摩り替えられているように思われます。

私一人ではどうしようもないのだけれど、気がついたことから、がんばって、子どもたちをのびのびさせてあげたいなぁ・・・
未来に、これから生きていく時間に、夢や希望を持たせてあげたいなぁ・・・
 
【2007/04/04 09:06】 URL | kimico #Zr2/WiYY [ 編集]

kimicoさんへ
kimicoさんが挙げられた例、どれもあきれてしまいますが、現実はそうなんだろうなと妙に納得する自分がいます。

あれこれ先回りして道を作ってしまう過保護の典型の親と、「子育ての間くらいしっかり子供と向き合ってよ」と他人事ながら言いたくなるほど、親の自覚のない親。
ひとりひとり事情が違うので、ひとくくりにするのはいけないんだけど、なんか、この二極分化が進んでいる気がします。

自分の子供しか見えないのは、恥ずかしい。
自分の利益しか考えないのは、恥ずかしい。
でも、もう、この「恥ずかしい」という感覚が、どこかに置き去りにされているんでしょうね。

昨日たまたま見たテレビに、とても立派な脳外科のお医者様が出ておられました。
目がしっかり物事の芯をつかまえていて、嘘のない良いお顔をされていました。
普段のニュースで、ずるくて悪い顔ばかり見ることが多いので、救われた思いがしました。
そして、
記事に引用した、物語の中の次の言葉を、思わず呟いていました。
「言ってることとやってることがちぐはぐじゃない憧れたくなるような大人に、そばで導いてもらえればきっと変われる。」

もし、そばに(本当は一番目に親だと思いますが…)憧れたくなる大人がいなくても、
皆が一番多く接するテレビや新聞で、いろんな分野の尊敬できる人たちを、たくさん紹介して、子供たちに憧れの人を見つける機会を作ってあげてほしい。
本当に国民のことを考えているとは思えない政治家や官僚、芸のない芸人やタレント、そんな人たちばかりをテレビに登場させるから、人間のレベルがダウンするのです。

世の中には、素敵な人、素晴らしいことをやっている人がいっぱいいるのに、それを知るチャンスがほんとに少ない。
こんなに情報手段が発達してきているのに、肝心の中身が、お金もうけや視聴率稼ぎのことばかり気にして、いいものが提供できないのでは、困りますよね。
遊びも楽しいことも必要だけど、人間、そればっかりじゃ、破滅の道しかないですよね。
【2007/04/04 21:21】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]

旅立ちの日に♪
NTTのCMに使われている曲ですね。
歌詞をちゃんと読んでみると題名とピッタリだと改めて感じました。

『言ってることとやってることがちぐはぐじゃない憧れたくなるような大人に、そばで導いてもらえればきっと変われる』

・・・娘たちをちゃんと導いてきたのか・・・
・・・ちぐはぐなことばかり言っているような気がする・・・

昨日(多分)の読売新聞読者の身の上相談に
「母を嫌いではないが身勝手なので今の自分の生活を乱されて困る。このことを母と波風を立てないように伝えるにはどうしたらいいか」
と言うような相談が載っていました。
解答者は
「どうして親子なのに言いたいことが言えないんですか。ハッキリ言いなさい」とありました。

私、娘にハッキリ言えないんです。
言いたいことがいっぱいあるし、教えておかなくてならないこともまだまだあります。
でも、大人になって、結婚した娘に思うように言えません。
2人の娘すら導いていけません。

昨夜は自己嫌悪であまり眠れませんでした。
【2007/04/04 22:42】 URL | ベンジャミン #oUPgpoCM [ 編集]

ベンジャミンさんへ
「旅立ちの日に」って、東日本のNTTだけでしょうか?
大好きな曲なので、というか、聞くとすぐウルウルする曲なので、わかるはずなのですが、こちら西日本では、記憶にないのですよ。

ベンジャミンさんに、こんな反省をされると、私はもうどのくらい深く反省せねばならないか。
私、思うのですが、「導く」って、言葉以外の部分が多いのではないでしょうか?

ベンジャミンさんは、
おいしいものをきちんと娘さんたちに食べさせてあげて、
ご主人さまを一生懸命看病されて、今も深く思われて、
娘さんのお婿さんたちやそのご両親とも仲良くされて、
優しい娘さんたちに育て上げられて…、
な~んに反省することなんかないと、私なんかは思っているのですが、
これって間違っているでしょうか?
ベンジャミンさんは、愛情豊かに、しっかり「導いて」おられますよ♪

だから、きっとここのコメントも、ちょっと面映ゆくて、謙遜されてるんだなと思います。

娘さんは、言われなくても分かっておられるのではないでしょうか?
「自己嫌悪で…」なんて、ベンジャミンさんは、自分に厳し過ぎますよ。

自分に甘い私「亀」こそ、ええかっこばかり言わずに反省しなくちゃ、ネ!
【2007/04/04 23:18】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


こんにちは。
息子が大学に戻り、お泊りの友人(先日東京駅で再会した人。その時渡し忘れたというお菓子持参で!齢も考えず、3人で夜中2時まで語ってしまいました。)
と夫を送り出して、パソコンの前に座りました。

(ここで、数時間経過)

そうですか。「仰げば尊し」は今ではそのような立場になっているのですか~。
卒業式の定番だと思っていましたが、そうするとこの歌自体を知らない人たちが増えているのですね。
私などは「仰げば尊しわが師の恩・・・」と聞くだけで涙が出そうになるのですけれど。

最近卒業式でよく歌われているという「旅立ちの日に」、卒業式のために作られたの?と思うほど歌詞がいいですね。
広く歌われているわけがわかります。

卒業式の次は入学式。
KANEGONの息子さんも、今日あたり入学式なのではないかしら?
またまたこの場をお借りして、「おめでとうございます!」
以前、合格までのハラハラドキドキの顛末を読ませていただきましたけれど、
なんでもハッピー・エンドになるところがKANEGONらしい・・KANEGONの息子さんらしい。換言すれば、実力があるってことなんですけどね。

私自身「導く人」にはなかなかなれないけれど、「心して生きなければ」とは思います。
よくも悪しくも、お互い影響しあっているのですから。
そして、亀さんの言われるように、マスコミの影響は想像以上で、その品性が上がるだけで、世の中はずいぶん違ってくるでしょうね。
「ゴールデン・タイムにお馬鹿な番組ばかり・・・」と、うんざりしている人は、マスコミ関係者が思っている以上にいると思いますよ。(私、何年か前一度だけ、勇気をふりしぼってその旨投書したことがありますけれど、そんな投書ぐらいで路線変更されるはずもなく・・・。)
いい本の紹介なども、あるといいですよね。深夜ではなく、ちょっとした時間でいいから、是非、ゴールデン・タイムに。
連載が終わってしまいましたが、朝日新聞一面の「折々のうた」のように。






【2007/04/05 15:34】 URL | keiko #- [ 編集]

keikoさんへ
わが家の次男も、今日そちらに行きました。
猫のハオと、とても仲良しで、楽しく過ごしていたので、互いに寂しいことでしょう。
いくつになっても子どもは愛おしくて、いないと文字通り、心に穴が開いたようです。

息子にきれいな桜を見せたくて、仕事の合間を縫って、昨日三人で近くの花見に出かけました。
雨風の予報が出ていたので、人も少なく、でも、空は晴れてきて、思い出が一つ増えました。

keikoさんのお友達の「渡し忘れたというお菓子持参」というところが、私たちの世代を象徴しているようで、笑ってしまいました。
この頃、固有名詞がとみに覚えにくく、先ほどもご近所の方から、美味しいお店の名前「やまなし」と聞きながら、「やましな」と繰り返した私でした。


そうなんですよね、マスコミ。
いいものもあるのですが、あほらしいのが多すぎて、悲しくなります。
映画や本も、本当にいいものは、マイナーなところにあったりして、文化もお金儲けの道具にされているのが、情けないです。
見る側の意識も高めないといけませんけれど…、ね。

「折々のうた」が終わったのは、いろんな意味で残念で、毎朝、何かが足りないと思ってしまう日が、いまだに続いています。
著者が複数になってもいいから、復活を!
効率優先の時代だからこそ、詩歌の豊かさを!
次の世代に残せる詩歌の継承を!
と、お願いしたく、朝日新聞に、初めてメールを送りました。
どこへ送っていいかよくわからなかったので、無事届いているか、正直言ってわからないのですけれど。
keikoさんも、勇気を振り絞って投書をしたと知って、嬉しくなりました。
魯迅の「故郷」じゃないけど、同じ思いを持ち、行動する人が増えて「道」にならないと、ネ。

keikoさんの書いていた
「私自身「導く人」にはなかなかなれないけれど、「心して生きなければ」とは思います。」
という言葉、最近、短歌や俳句の本を読んでいても感じます。
きちんと考え、キチンと生きないと、きちんとしたものは作れない。
何でも、そうだなあと思います。
楽なほうに、楽しいほうにばかり流れてしまった(自分も含めて)現状を、改めていかないと、自然も人間も、大変なことになる…という危機感が募っています。

「仰げば尊し」で、涙が出そうになるkeikoさんは、とってもまっすぐで優しいなと思いました。私は、ちょっとひねてる…。


【2007/04/05 18:38】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]

こんにちは
「旅立ちの日に」はNTT東日本でした。
スマップが学校の先生らしく卒業式の場面で歌っています。

亀さん、お褒めの言葉を有難うございます。
昔、伊丹十三さん(字が違ったかしら?)の書かれた本に「子供は親のしないことを真似る」とありました。
確かに私の「したこと」は真似ていますが、「しないこと」は子供たちもしないんですよね。
自分がしてもいないのに子供にだけ要求するのは間違いですね。

先日、同じ位の娘のいる友人の話
「子供は自分の世界を持っているので立ち入ることが出来ない。もっと教えておきたい事があったけど今はもう言えない。子供との関係を穏やかに過す為につい口を結んでしまう自分がいる」と
殆ど私と同じ気持ちなので驚くやらホッとするやら。
でもホッとしていてはいけませんね。

keikoさんの
「ゴールデン・タイムにお馬鹿な番組ばかり・・・」
私も同感です。
テレビ局の製作者が2,30代の若い人ばかりなのでしょうか。
身内(出演者)だけで楽しんでいるような番組、誰かを馬鹿にして笑っている番組ばかりに思えます。


度々、お邪魔しました m(_ _)m
【2007/04/07 11:13】 URL | ベンジャミン #oUPgpoCM [ 編集]

ベンジャミンさんへ
もし本当に、スマップが学校の先生だったら、子どもたちはどんな反応を示すのかしら?
東日本だけなんですね、残念です…。

なるほど。
「親がいくらしてほしいと思っていても、親がしなかったらしない。」
そう言われて、わが身を振り返ると、確かにそうです。
親の価値観をたっぷり浴びて、そのように育っています。
ないものねだりはできませんね。
だって、そのようには育てなかったんですものねえ。

そういえば、「いいなあ、あそこのお家は。子供さんの生活、安泰で。」って、私が言ったら、
「亀さんは、そうなるようには、子供を育てなかったでしょ。本当にそうなってほしいとは思ってないでしょ。自分の思いを大事にしろって育てたでしょ。」って言われてしまいました。
そうなのです、言葉の端々に、自分の価値観を入れていたからこその、今の息子たちなのです。欲は、言えません。

「子供との関係を穏やかに過す為につい口を結んでしまう自分がいる。」
そうかもしれませんね。私も含めて、子どもに嫌われたくないのかもしれません。
自分が子供の時の親は、もっと怖くて、それを乗り越えるのが、自分の目標でした。
親のほうも、子供に嫌われるとか、子供がどう思うとか考えてなかった気がします。
どちらがいい?とは言えませんが、親の思いを伝える工夫はしてもいいかもしれませんね♪

よかったなと思う本を勧める。
面と向かっては言いにくいけど、車の中や横に並んで座るなどで、さりげなく言ってみる。
手紙やメールなど、文章の形で伝える。
必ずしもうまくいっていると胸は張れませんが、私が時々試みる方法です。

「身内(出演者)だけで楽しんでいるような番組、誰かを馬鹿にして笑っている番組ばかりに思えます。」
ベンジャミンさん、私もまったく同感です。だから、もう、ほとんどテレビは見ないのです。

【2007/04/07 15:58】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]

旅立ちの日に
こんばんは。
お久しぶりです。
「旅立ちの日に」が話題になっていて、そうそう私も聞いて感動したなあ、と先日の卒業式を思い出しました。
地域のちょっとした役をしている手前、小学校と中学校の卒業式・入学式の参列しています。
私の子どもたちが通ったその中学校は「歌声の響く学校」と言われ、クラスの曲を作ったり、コーラス大会が盛大に行なわれたりします。
コーラスを通してクラスが仲良くなっているようで、しかものんびりした田舎なので、あまり問題を聞くことはありません。
一保護者として参列し自分の子たちが歌っている時も、その生き生きとしたエネルギーに接し、子どもの成長にも感動して涙ぐんでしまいましたが、最近では一生懸命な生徒たちの姿や力強い歌声にこみ上げるものを感じます。
何度参列しても特に卒業式は感動的です。
私が歳をとったということも影響しているのでしょうけど。

そうそう図書館にリクエストしていた「夜のピクニック」をやっと読み終えました。
二男のお嫁さんも主人公たちのように長い道のりを歩いたんだろうな、と想像しながら。

フィリパ・ピアスの本に短編集も結構あることを知りました。
その中で「8つの物語」「ライオンが学校へやってきた」が良かったです。
「ライオン」の方はラジオで子どもたちに読み聞かせるために書かれた物らしいので、なかなか面白い話でしたが、「8つ」の方は「ライオン」よりも少し年齢が高い設定で、短編集とはいえ読み応えがありました。その中で特に「ロープ」と「ナツメグ」「巣守りたまご」が良かったです。

それから3日に友達と行った子どもの本の専門店の「ひつじ書房」で中学生におすすめの絵本を紹介されていて、「百まいのドレス」(エレナー・エステス作 ルイス・スロボドキン絵 岩波書店)を買って来て読みました。
亀さんはもう読まれているかもしれませんね?
まだでしたら、ぜひおすすめです。
訳者あとがきで石井桃子さんが「50年ぶりに訳に手をいれ再販されたこの本が、スロボドキンの挿絵も印刷技術の進歩で見違えるほど美しく再現されました。新しく生まれかわったこの本をもうじき百歳の私から若いみなさんに手渡すことができることを心からうれしく思っています」と書かれていたのにも、大変感動しました。
石井桃子さんの百歳のお祝いの会は、2月に松岡享子さんが理事長の東京子ども図書館で行われたそうです。 
【2007/04/08 00:02】 URL | GANKO #- [ 編集]

GANKO ちゃんへ
GANKO ちゃん、久しぶりです。

卒業式は、先生も生徒も思いがたっぷりだから、感動的ですよね。
それまでの心のこもった準備のことやいろんないきさつを思い出して、ジーンときます。
過去の式も重なって思い出され、じわーっと涙がこみ上げてきます。
でも、最近は、いろいろ悩ましい上からの圧力もあり……
子どもたちを主人公に据えた式が、ずっと続きますようにと祈るばかりです。

思春期の難しい時期に、みんなが大きな声で歌えるというのは、素晴らしいことですよね。
仲間同士、師弟関係、それぞれに信頼関係があって初めて、心が開かれ、声が出せるわけで…、うまくいくには、大変な労力がいると思います。
一生懸命気持ちをこめてうたっている姿は、感動的ですね。

「8つの物語」は、読んだ記憶があります。
「百まいのドレス」はまだです。ぜひ読みたいと思います。
石井桃子さん、百歳の記事が、確か新聞に載っていましたね。
素敵な百歳です。見習いたいものです。
空を見るのが大好きだった私は、『ノンちゃん雲に乗る』が、好きでした。
【2007/04/08 22:20】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]

この場をお借りして
keikoさん!!
どうもありがとうございます。コメントはすべてチェックしてたつもりだったんだけど、漏れてたみたいで、今日、keikoさんのコメント発見しました!この場をお借りしてのお礼が遅くなりました(ぺこり)

・・・亀ちゃんちの軒先でばったり出会った懐かしいお友達と世間話してるみたいだね・・・亀ちゃん軒先広く作ってくれてありがとう!!


おかげさまで無事、入学式を終えました。ちょっと笑えるスーツ姿で・・・。
「高校と変らんな」とボヤきながら自転車で、元気に通っています。

看護学科(息子の行ったところね)定員60名中男子8名(内1名は28歳の社会人だった人みたい)臨床学科20名中男子2名というこじんまりとした大学の中のこじんまりとした男子学生をしています。ついでに体格もこじんまりした息子で、とうとう、父を追い越すことが出来ず、ダーリンのズボンをアイロンした後息子のズボンをアイロンすると面積が違う違う(笑)

「みんな好い奴やでーっ」が口癖、多分これから卒業までつるむんでしょうねぇ。

先だっての日曜日は28才のお兄さんを除いて、残り8人で(松山市在住は2名だけ)松山市探検・・・「明日はジャージで学校へ行こう」と、着ていく洋服まで談合をしているようです。

ついにはジャスコの中にあるピュアジョリーというところでジャンボパフェ(ほんとにでかいんだコレが、グラスが花瓶ぐらいある!)みんなでつついて食べて、友好を深めて帰ってきました。

てな感じです。

keikoさんの高校時代の頃の話し方や、声が聞こえてくるようなやさしいコメントをいつも楽しみに読んでます。
パソコンの前に鏡があったら、きっと不気味でしょうねえ。ニマニマ・・・にたこらにたこら・・・くふくふ・・・笑いながら寝静まった家で暗闇の中パソコンの画面だけがちらちらしている前に、マウスを抱いたKANEGON・・・・・ひえーーーー おタクじゃわいなあ。



【2007/04/09 22:53】 URL | KANEGON #- [ 編集]


[亀ちゃんちの軒先でばったり出会った懐かしいお友達と世間話してるみたいだね]

KANEGON、素敵な表現をありがとう。
昔の家にはあったよね、広~い軒先。
そこでのちょっとしたおしゃべり。
こんなゆっくりした時間こそが、人間には必要なのでしょうね。

息子さん、いいなあ。
願書の件でも思ったけど、とってもとっても素敵なペースを持っていて、楽しい、ネ。

私もkeikoさんのの文を読むたびに、「高校時代の頃の話し方や、声が聞こえてくるようなやさしいコメント」だなあと、同じことを思っています。
KANEGONも、やっぱりKANEGONなんだけどね。
【2007/04/10 19:01】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


わざわざお返事下さって、ありがとう。
私など、心の中で返事しながら読んでいるうちに、返事をしたつもりに。いつもそのままで失礼してばかりいるのに。

そう、こうしておしゃべりできるのも亀さんのおかげね。

それにしても、息子さんのクラスの男女比は、私達が高校生だった時(30人:10人)よりずっと差がありますよね!看護科だから、これでも、男子が増えてきたと解釈すべきなんでしょうか。とにかく、早晩、私達みたいに仲良くなって団結されること間違いなし。1年後には、KANEGONの家で朝ごはん食べてる学生が増えていたりして・・・。
【2007/04/10 23:33】 URL | keiko #- [ 編集]


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大空の亀 

Author:大空の亀 
写真の猫は姉のハオと弟のミュー。
ハオは2006年5月5日生(伝)。
ミューは2008年10月10日生(伝)。

空と言葉と草木花が好き。
趣味は読書・文芸。

読書ノート歴33年。
年間読書冊数の平均は、学生時代は
300冊、就職後は100冊~150冊。

ブログ歴 11年5カ月
2006年 3月17日から始めました。
2006年 9月 9日カウンター22222通過
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