心に響く本・詩歌・言葉・音楽・風景
私の読んだ本や聴いた音楽、出会った風景の中から心に響いたものを紹介します。
心に響く風景-「百聞は一見にしかず」
船の通過後? いいえ、鳴門の渦潮なんです。

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だいぶ前のことになりますが…
 結婚記念日の4月1日(日)、急に思い立って、徳島に遊びに行くことにしました。前の晩は春雷が激しく、雨も降っていたので、遠出はあきらめていたのですが、意外と好天になりそうなので、9:30出発。高速もスムーズで10:30淡路島到着。そのまま濃い霧の中を30分で島を縦断、鳴門に到着。
我が家からたった1時間30分で、懐かしい四国の地に足を踏み入れたことに感激。

 霧も晴れて、船は無事出航。ちょうど春の大潮の時期にあたり、一番見ごろの時間帯(この日は11:50前後)の船に乗れ、初めて船上からの鳴門の渦潮見学とあいなりました。
写真には、渦潮の迫力をなかなか写しきれませんでしたが、自分の目と体はしっかり体験できた30分でした。船は、「観潮船ワンダー・ナルト」で1人1530円で、予約は要りませんでした。
船に同乗していた10名ほどの中高年の団体は、渦潮が右に見えたら、だだっと走って右へ、左に見えたらまた一気に左へと、大変忙しく、まさに嵐のような人たちでした。「中高年」に、「団体」が加わると、破廉恥の2乗状態になるので、私も心しなくてはと思いました。

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 もう一か所、GANKOちゃんが前に、推薦してくれていた「大塚国際美術館」へ。
観潮船のすぐ近くに一般車専用の駐車場があって、そこからシャトルバスであっという間に美術館へ。1人3150円の入館料は、ちょっとドキッとしますが、世界中の有名な美術品1000点余りを、実物大に陶板に印刷して、広い広い館内に展示してある熱意と執念に圧倒されました。
作品も美術館も、とにかく大きくて、食事も含め4時間いましたが、それでも足りず、最後の方は駆け足状態での見学でした。よく考えれば、1点を30秒で見ても500分=8時間以上ですものねえ。

10周年記念とかで、4月1日から1年間は特別企画があるようで、まずはメインの「システィーナ礼拝堂天井画」の完全復元というのを見ることができました。曲面部も陶板で再現している技術に感心しました。

 「図録」の中に、初代館長の言葉があり、いくつか印象に残りましたので、箇条書きで、以下に書きます。

・コンクリートの材料として採取され、トン単位で関西に売られていた鳴門海峡の白砂を、現地でタイルにすることにより商品価値が高まり、大塚や徳島のためになったこと。

・大型タイル(1m角)が歪みや割れが一つもなく作れる優れた技術があったため、当時アメリカでは20枚中19枚不良品だったが、大塚は20枚すべて合格品であった。

・1m×3mという大きな無傷の陶板、2万点に近い色の開発、2000年たってもそのままの姿で残せることによる美術界への貢献。

これらを読むと、さらに美術館の存在価値を認識しました。本当にいろんな意味で、立派なところでした。ゆっくり見られるための配慮も行き届き、椅子が多いのが印象的でした。
館長の言葉の最後の方に「大学生にここの絵を鑑賞してもらって、新婚旅行先の海外で実物の絵を見ていただければ幸い」とありましたが、確かに本物が見たくなりました。

 帰りは、淡路島をつっきる道路の両側の山々に、たくさん桜を(ほんとに多い!)、また、山陽道では連翹の乱れ咲くのを見ながら、春の日帰り旅を満喫しました。
渋滞にかかって、1時間近く余分にかかりましたが、ちょうど万博公園の桜祭で揚がっている花火も見ることができ、ラッキーな一日となりました。
家で猫のハオと遊ぶのも幸せですが、出かけると、新しい発見がありますね。


テーマ:日記 - ジャンル:日記

この記事に対するコメント

4月1日の結婚記念日とは珍しいのではないですか?
皆さん、年度替わりで忙しい時期ですから。
鳴門の渦、1度、フェリーで遠巻きに見たことはありますが、
遠かったせいで、迫力があまり伝わってきませんでした。
一度、空から眺めてみたいものです。
【2007/04/21 16:15】 URL | こもれび #hGt.gl.I [ 編集]


春の渦潮、いいですね。四国にバスで行くとき橋の上からよくみています。
大塚美術館も遠くから 建物を観てるだけで 少し内容を知ることができうれしいです。
入場料が高いというのはよく聞いていました。膨大な数の絵画があるのですね。亀さんの時間計算に納得させられましたわ。そのうち 行くことにはなると思いますが。

結婚記念日にお出かけ、良かったですね。うちも結婚して30年近くになるんだけど あっという間でしたね。亀さんも私もそれぞれにかっこいい言い方になりますが、徳を貯金してきたと思います。これは先輩の受け売りですが。先輩は田舎の長男のお嫁さんでよくお風呂の中で泣いていたんですって。そんなときだれかに 辛いときは今は徳を貯金していると思えばいいのですよと聞いたんだそうです。それからだいぶ楽になったんだそうです。
これからもお互いに ゆるりと やっていきましょうね。
そのうち また 一緒に遊びましょう。
【2007/04/21 17:20】 URL | よりやん #- [ 編集]

こもれびさんへ
エイプリルフールなら、失敗だと思ったとき、「嘘だよ~ん」と言えると思って…なーんて。
そうなんですよ。忙しい時期で、新婚旅行も近場で済ませてしまいました。

渦潮、ちょうど大潮で、とってもいい時期で、迫力あったのに、焦っちゃって、ろくな写真が撮れませんでした。
我が腕では、どうにもあの大きさと強さが表せなくて、なんだか、船が通った後みたいで、情けなかったです。

こもれびさん、機会があれば、ぜひ撮ってみてください。



【2007/04/21 20:43】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]

よりやん へ
「そのうち 行くことにはなると思いますが。」
わかりましたよ~。
よりやんのところからなら、さらに近くて、あっという間に行けますね。

前に偶然一緒になり、四国からこちらに戻ってくるとき、楽しかったものね。
また、一緒に旅ができると嬉しいです。

「徳の貯金」いい言葉ですね。
私は、あらゆる種類の貯金が苦手だけど、よりやんは絶対「徳の貯金」貯まってると思うわ。

今日はオダギリジョー主演の「東京タワー」を見てきました。
高校に行くため、母親のもとを離れるシーンが、自分と重なりました。
単線の小さな駅で、2両のディーゼル機関車に乗り、お弁当を食べる場面。
お母さんの手紙とお金が一緒に包んであるの。泣けました…。
【2007/04/21 20:53】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


春休みにご結婚だったのですね!
記念日にこうしてお出掛けされて、また一つ想い出をというのが素敵です。

間近で撮られた写真で、十分迫力が伝わってきましたよ。いつもの瀬戸内海だったら、鏡のようですものね。船酔いは大丈夫でしたか?

「中高年のマナー」について・・・こちらも、みなさんお元気で迫力ありますからね。
折にふれて、私も気をつけなくてはと思います。

ところで、「渦潮」というテレビドラマがありませんでした?
林芙美子さんの。昔むかしのことですけれど。



【2007/04/22 19:12】 URL | keiko #- [ 編集]

keikoさんへ
「渦潮」というテレビドラマありましたね。
林芙美子の一生を、林美智子さんが演じたんですよね。

2年後に放映された樫山文枝さんの「おはなはん」が大人気でしたね。
そういえば、当時、この作品のおかげで有名になった大洲の町を歩いているとき、見知らぬおじさんに「あんた、おはなはんか?」って、聞かれたことがあります。
「鼻が低いのは似てるけど…?」とっても恥ずかしかったことを、覚えています。

「いつもの瀬戸内海だったら、鏡のようですものね。」
ほんとだ!迫力の出ない写真にめげてたけど、いつもの海は静まり返っているものね。
中高年の団体ほどではないけれど、私もはしゃいでいたので、船酔いは大丈夫でしたよ。


【2007/04/22 20:29】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


こんばんは。

久しぶりにブログを覗くと迫力ある渦潮と大塚国際美術館の写真!!
昨年の夏の日帰り旅行を懐かしく思い出しました。
私たちは船に乗らず、渦の道から見たのですが、それでも結構な迫力だったから、船からだときっとすごかったことでしょうね。
吸い込まれそうな感じではなかったですか?

それから美術館も迫力満点だったでしょう?
私たちは5年前に娘と3人でヨーロッパ旅行した時に、バチカンのシスティーナ礼拝堂にも寄ったので、その時のことなどに話がはずみました。
広くてとってもたくさん展示されていたので、もう一度一日がかりで行きたいなと思っています。

「おはなはん」 懐かしいですね。
【2007/04/22 23:14】 URL | GANKO #- [ 編集]

GANKO ちゃんへ
今晩は。
「大塚国際美術館」を教えてもらってよかったです。ありがとう。
以前から、旅行雑誌などでは知っていたのですが、「偽物だし…」と思って、行くのをためらっていました。
でも、GANKOちゃんの熱心なおすすめに乗り、行ってみてよかったです。

陶板に実物大に再現するまでの努力と、誠実な取り組みに、自分のちっぽけな思いこみを反省し、頭の下がる思いでした。
大変な数なので、1日かけて行かないと見きれませんね。

渦潮、いつもは橋の上から見るばかりだったので、迫力に驚いたのと、お客さんが多いのに驚きました。
徳島は、ほとんど行ったことがないので、阿波踊りや祖谷渓なども一度見てみたいです。
【2007/04/22 23:52】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


そうなのですか。実は私も思い込みで、贋物より本物を1点と思って、行く気がしなかったのですが、機会があったら行ってみますね。多分別の意味の感動なのでしょう。それより迫力の渦潮をどうやって撮ったのかに興味があります。カメラを前に持ち出したのでしょうか。
【2007/04/24 01:02】 URL | 犬塚 #- [ 編集]

よりやんざぶとん1まい!
ダイナミックななるとの渦にアクセスした途端圧巻でした。
いい色ですねえ。海の色は。

KANEGONも大塚国際美術館へは、一度行きたい行きたいとおもいつつ、なかなかチャンスが訪れません。

斜め読みなので、はっきり覚えてませんが、どっか有名美術館も所蔵作品をWebでデジタル配信を計画しているそうな。コンセプトはやはり、本物が見たくなる人を増やすんだそうな。

好きな歌手のCDを聞いて、生を聞きたくてコンサートに出掛け・・・の絵画ヴァージョンかな?
(国会図書館でも少し見れる。これ結構おもしろい)
【2007/04/24 01:12】 URL | KANEGON #- [ 編集]

犬塚さんへ
>多分別の意味の感動なのでしょう。
うまいこと言ってくれました。そうですね、別の意味の感動です。
愛と執念、私はその思いをいっぱい受け止めながら見た気がします。

渦潮、船の上の階は1000円余分に要るのですが、それなら全体がとらえられたかもしれませんね。
カメラはちょっと外に出して撮ったのですが、目がとらえた迫力を表現はできませんでした。
全体と迫力のバランスが、私の手には負えませんでした。
「迫力の渦潮」なんて言ってくれて、ありがとう。
【2007/04/24 20:22】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]

KANEGONへ
>圧巻
ありがとう。そんなふうに見てくれて。海はいいよね。大好きです。

>コンセプトはやはり、本物が見たくなる人を増やすんだそうな。
そうなのです。途中から、本物が見たくてたまらなくなりました。
陶板の努力も素晴らしいのだけれど、やっぱり違うんだよね、質感が。

そうね、歌だって、生で聞きたくなるものね。
人間って、不思議だよね。

国会図書館のHP、ちらっと覗いてみたのですが、面白そうです。
教えてくれてありがとう。灯台もと暗しで、見逃していました。
web上で、情報が、ほんとに簡単に手に入りますね、驚きです。

といっても、やはり生身の人間と会い、やりとりをするのが、一番だけどね。
v-10
【2007/04/24 20:32】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


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大空の亀 

Author:大空の亀 
写真の猫は姉のハオと弟のミュー。
ハオは2006年5月5日生(伝)。
ミューは2008年10月10日生(伝)。

空と言葉と草木花が好き。
趣味は読書・文芸。

読書ノート歴33年。
年間読書冊数の平均は、学生時代は
300冊、就職後は100冊~150冊。

ブログ歴 11年1月
2006年 3月17日から始めました。
2006年 9月 9日カウンター22222通過
2007年10月24日カウンター77777通過
2008年 5月23日カウンター100000突破 !
2008年 9月 8日カウンター111111通過
2011年 5月 4日カウンター200000突破 !
2012年 1月10日カウンター222222通過
2014年 9月15日カウンター300000突破 !



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