心に響く本・詩歌・言葉・音楽・風景
私の読んだ本や聴いた音楽、出会った風景の中から心に響いたものを紹介します。
心に響く音楽-上田正樹「悲しい色やね」
 「バナナホール」4月9日ラストライブ

 2月に休業のニュースと存続の署名を集めることを知り、私も友人知人に協力を呼びかけ、たくさんの人に賛同してもらいました。ずっと、心配していましたが、やはり話し合いが決裂したようで、残念ながら、今日が最後のライブとなりました。このブログを読んでくれている人の中には、協力してくれた人も多くいますので、ネット上のニュースから一部引用し、お知らせします。

 関西の音楽ファンに約二十五年間親しまれてきた大阪・梅田の老舗ライブハウス「バナナホール」が、九日の公演を最後に閉店する。ホールのある建物を所有会社が改築し、別の音楽施設を建設するためだ。運営する高木健至社長(56)は「キタのどこかでまた『バナナホール』を開きたい」と再開に意欲を示すが、関西ではライブハウスの閉店が相次いでおり、音楽関係者やファンからは惜しむ声が広がっている。
 同ホールは昭和五十六年にオープン。京都の「拾得(じっとく)」や「磔磔(たくたく)」、神戸の「チキンジョージ」などと並ぶ関西の老舗ライブハウスだった。
 収容人数は最大六百五十人。プロ・アマを問わず受け入れ、売れ筋のポップスやロックだけでなく、ブルース、ジャズ、フォーク、民族音楽とジャンルも幅広く、関西が拠点の「憂歌団」のほか、チェッカーズやシャ乱Qも出演。BEGINや上田正樹さんら多くのミュージシャンの人気の火付け役にもなってきた。
 しかし平成十六年十二月、親会社の貸しビル会社が多額の不良債権を抱えたため、店舗を外資系ファンドに売却し、その後、IT企業が購入。月百万円の家賃を払いながら運営してきたが、昨年末、IT企業から建物を建て替え、従来のライブハウスに加え、音楽のネット配信も行う新たな音楽施設にする計画を打ち明けられた。
 当初は「古いし、仕方ないか」と思ったが、周囲からは継続を望む声が上がり、存続を求める会も結成。ミュージシャンも参加して、約十日間で一万二千人を超える署名が集まった。高木社長は銀行を回って融資を頼み、店を買い取るのに必要な三億円のめどはついたが、改築計画を撤回させることはできず、建物は早ければ今月中にも解体工事が始まるという。

 ここに名前の挙がっている憂歌団、BEGINや上田正樹さんらの歌は、私も大好き。リアルタイムでバナナホールで聞くことはできなかったけれど、バナナホールというと、条件反射的に思い出す人たちだ。
今年になって、バナナホールには2回出掛けたが、年輩の私たちも若者も一緒にゆったり過ごせる空間だった。音も、他のライブハウスと違ってバランスよく聴きやすいいい音だっただけに、なくなるのは悲しい。
というわけで、今回は、上田正樹「悲しい色やね」を。

にじむ街の灯をふたり見ていた
桟橋に止めた車にもたれて

泣いたらあかん 泣いたら せつなくなるだけ

HOLD ME TIGHT 
大阪ベイブルース
今日でふたりは 終わりやけれど
HOLD ME TIGHT
あんたわたしの
たったひとつの青春だった



PS①:
待ってるよ!「バナナホール」
(4月10日朝日新聞夕刊より一部引用)
 ……「楽器が使い込んで良い音が出るのと同じで、ホールにも年季が必要」という曽我部恵一は、約4時間で30数曲を熱唱。その最終盤、ステージ上で「もったいない…」と漏らすと、会場から「無くすな、無くすな、バナナホール」という大合唱が起きた。
 会場の隅で聴いていたホール運営会社の高木健至社長は、ただ涙。ホールスケジュール担当、青木清和さんは「青春が終わっちゃうのかな」とぽつり。
 高木さんたちは、別の場所でライブハウスを始める夢を探っている。詳細は未定だが、名前だけは決まっている。「バナナホール」だ。

追記: 高木健至社長と親交のあった「東京舞台照明大阪」の相川健二社長らは「バナナホールを守る会」を発足させて移転先を探し、ホール復活を目指すという。(4月10日付の毎日新聞夕刊より)


PS②:
「バナナホールのみんなは頑張ってるよ!」
(息子からのTEL)
 「あれこれやらなくてはいけないことが多くて、とても忙しいけれど、バナナホールの関係者も応援の人も、諦めずに、存続に向けて頑張っているよ。」と、元気な声で電話がありました。
いろいろ皆さんには心配して頂いたり、応援してもらったりで、とても感謝しているとのことです。
ホール前で、弾き語りをしたり、集まったりしている人もいるようです。無料ライブもあったようで…。
こういう頑張りって、なんだか、自分の学生時代を思い出すようで、もう一度、青春!という感じです。
アナログ派のバナナホール対ハイテクデジタル派の新ホールという印象ですが、本来、音楽は、お金儲けの材料でなく、心に響くもの、アナログのゆったり系でいいのに。こんなにいっぱいいろんな人の思いが詰まっている場所、壊さずに、新しいのは、別の所に作ればいいのに。というのが、私の素朴な感想です。
何はともあれ、応援してるよ!

テーマ:懐かしい曲 - ジャンル:音楽

この記事に対するコメント

残念ですね。
今度は此処で、彼のお仕事振りや歌を聴きたいと思っていたのですが。
でもきっと違う場所で、同じ様に営業を再開されると思います。
【2006/04/10 02:51】 URL | 犬塚 #- [ 編集]


本日、夕刊に記事が載っていました。大きく別れのロックと 写真も。
残念ですが、これからは真摯に受けとめて、音楽を愛する私たちも若い人たちも、前に向かってがんばりましょう。すてきなうたがこれからもたくさんうまれることを切に願っています。
【2006/04/10 20:16】 URL | よりやん #- [ 編集]


署名以後、バナナホールの行方が気になっていたのですが、朝日新聞で終演の記事を読み残念。それまでに、一度は足を運んで見たかった。25年間の青春が詰った空間、汗と涙で滲んだ目頭、匂いなど、新聞記事を読みながら目に浮かんできた。これにめげず、拓人君のこれからを飛躍を!
【2006/04/11 14:54】 URL | seiko #- [ 編集]

みなさんへ
いろいろご心配やら応援やらしてくださって、ありがとうございます。
本人は、とっても張り切っていて、みんなで何とかしたいと頑張っているようです。
詳しくは、本文のPS②: に書かせてもらいました。
社長さんやスタッフなど温かい仲間がいっぱいで、彼なりに豊かな時間を持てているようです。
まだまだ諦めずに、応援をしなくてはいけないなと、改めて思っていますので、また、お世話になることがあるかも知れませんが、よろしくお願いします。
【2006/04/11 17:54】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]

好きなことして生きること
 バナナホールの行方が気になりますね。バナナホールを拠点に、自分たちの音楽の世界で一生懸命頑張っている人たちには、大きな痛手だと思います。でも地道に活動していたら、何か良い方向が見つかってくるんじゃないかなとも思います。苦境を通して、同じような活動の人たちとの素晴しい人間関係も生まれてくるでしょうし、長い人生の中でその人間性の中に、自ずと深い味が生まれてくるのではないでしょうか。頑張ってください。
 
 ところで私、35歳の誕生日から自宅離れで家庭文庫を開設し、毎週水曜日の夕方2時間、子どもたちや若いお母さんたちと絵本を通して楽しい時間を過ごしています。文庫利用者の仲間で「おはなしサークルピッピ」というボランティアグループも作って、市内8小学校全部にある学童保育児童に週1回絵本を読みに行ったり、保育園や幼稚園、年1回小学校へゲストティチャーとして出かけたりと、子どもたちの笑顔に支えられながら、楽しく活動しています。近くの教育大の学生さんにも参加を呼びかけ、現在メンバーは10代から50代まで30人余り。良いと思って持っていった絵本が、その時の子どもたちに上手く受け入れられなかったり、しっかり読み込んでいたつもりなのに、まだまだ読みが浅いと思えたり、どんな絵本が良いのかわからないと言う声があったりと、メンバーそれぞれが壁にぶつかりながらも、みんなで話し合い、続けることによって苦労が楽しみに変わって来ています。
 ということで、このたび、恥ずかしながら私、子どもの読書活動優秀実践者として文部科学大臣表彰されることになりました。びっくりです。昨年私の市の図書館が同賞を受賞していたので、まず続けてはないだろうと事前に聞いていたので、推薦されていたことをすっかり忘れていました。市立図書館を初め、周りの人たちは喜んでくださっていますが、私自身は戸惑うばかり。でも謙虚に受賞を感謝し、これからもみんなで楽しみながら子どもたちに良い絵本やお話を届けて行きたいと思っています。
 23日の子ども読書の日に東京で授賞式の予定です。22日から娘と東京見物を兼ねて行ってきます。
【2006/04/13 07:49】 URL | GANKO #- [ 編集]

GANKOちゃんへ
受賞おめでとう!友人の中から、立派な賞をもらう人が出て、とても嬉しいです。
昔、ふみさんと一緒に、GANKOちゃんの文庫を訪ねたよね。
家庭教師をしながら本を購入し、家の横に建てたプレハブを、文庫活動のために提供し、楽しそうに本のことを話していたね。
小学校の先生としての才能もあったから、辞めたときはとても残念だったけど、好きな本のことで生き生きしているGANKOちゃんを見て、安心したことを覚えています。
たくさんの仲間との素敵な活動、これからも楽しんでね!
【2006/04/13 19:15】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]

GANKOちゃん、おめでとう!
v-81 受賞おめでとうございます!! すんごいねぇ
20年近く前になるんだね。始めたの。「自宅離れに おひさま文庫を開設しました。」って
連絡貰った時には、ぽかぽか陽気の陽だまりで子供たちが思い思いの本を手に取って、好きな格好で読んでる様子が目に浮かびました。

 これって 子供の頃の自分自身の中にある長閑な風景なんだろうね。よく、集会所やお堂とかで遊んでた記憶があります。l

 東京、楽しんできてね。

【2006/04/14 09:19】 URL | KANEGON #- [ 編集]


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大空の亀 

Author:大空の亀 
写真の猫は姉のハオと弟のミュー。
ハオは2006年5月5日生(伝)。
ミューは2008年10月10日生(伝)。

空と言葉と草木花が好き。
趣味は読書・文芸。

読書ノート歴33年。
年間読書冊数の平均は、学生時代は
300冊、就職後は100冊~150冊。

ブログ歴 11年6カ月
2006年 3月17日から始めました。
2006年 9月 9日カウンター22222通過
2007年10月24日カウンター77777通過
2008年 5月23日カウンター100000突破 !
2008年 9月 8日カウンター111111通過
2011年 5月 4日カウンター200000突破 !
2012年 1月10日カウンター222222通過
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