心に響く本・詩歌・言葉・音楽・風景
私の読んだ本や聴いた音楽、出会った風景の中から心に響いたものを紹介します。
心に響く本-宮本輝著『ひとたびはポプラに臥す』
036071011.jpg 【近くの公園】

宮本輝著『ひとたびはポプラに臥す』全6巻 (講談社文庫・2002年刊)

1995年10月10日~1999年11月9日まで週1回203回にわたって新聞に連載されたもので、原稿用紙1400枚の大作です。シルクロード西安~パキスタンのイスラマバードまで、鳩摩羅什(くまらじゅう)という人物の足跡を訪ねて、6700キロを旅したときの紀行文です。鳩摩羅什は、350年~409年頃の人で、7歳で出家し、大乗仏教の経典を、サンスクリット語から漢語に訳した人物です。
筆者は、27歳の時、彼の存在や偉業を知り感銘を受け、20年後に、北日本新聞社の記者・カメラマン・秘書・次男を加えて計5人+現地ガイドで、車による旅を実現しました。この本は、この夏ウルムチに行かれた、中国語仲間のTさんが、旅の予習に読んだとかで、貸していただきました。

不毛の地の砂漠、中国国内での賄賂(煙草など)の横行、水の悪さと不衛生が原因の下痢・腹痛、人々の貧しい暮らしと厳しい眼差し等々で、今まで、井上靖、司馬遼太郎、椎名誠の本などで憧れていたシルクロードのイメージが、この本で吹っ飛んでしまいました。
唯一の緑がポプラ並木だけという乾いた環境になじめなくて、なかなか読み進まなかったのですが、Tさんから旅行の写真を見せてもらい、イメージが鮮明になったせいでしょう、突然スピードアップし、結局3日間で読み終わりました。先を急ぐ筆者の思いにも影響を受けたのでしょう。
中国を出、パキスタンに入ると、人々の目も和らいで、緑も豊かになり、人々の暮らしぶりもゆったりとした感じで、読み手の私もやっと人心地つきました。中国国内では、筆者の愚痴が多く、思わず、中国語を勉強している我が身まで、情けなく感じるほどでしたけれど。

内容的には、砂漠の連続で景色の変化も少なく、名所旧跡に興味もない筆者ゆえ、ちっとも紀行文という感じがしませんでした。心身ともに厳しい旅を続けて行くうちに、筆者が、自分の内面や人生を見つめ、深く考えざるを得なくなる、そういう課程を書いた文章でした。
振り返れば、それが取りも直さず、「鳩摩羅什の跡を訪ねてシルクロードを旅する」ということだったのだと思えます。筆者の好きな文章が、たくさん引用してあって、一種のアンソロジーのようでもありました。私は、更に、この本から自分用に、印象的な言葉をたくさん抜き出しましたので、一部ご紹介します。

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第1巻より
P7[旅の始まりに]日本の殺伐としたシステムと生活にあって、私たちは多くのものを失いつづけているが、「静かに深く考える時間、静かに深く感じる時間」の喪失は、極めて重要な問題だと思う。
P111 この世界は虚偽に満ちています。私利私欲の海のようです。政治の虚偽による災厄を政治家が責任をとったことは一度もありませんでした。(亀…まるで今書かれたようですね。)
P149 〈待つ〉。〈待ってあげる〉。胆力のない現代には、そんなことすらできない。
(亀…最近のベンジャミンさんのブログにも、〈待てない・待つ〉の特集がありましたね。)

第3巻より(表紙の少女が美しい!)
P58 そのロバに乗ったウイグル人の家族たちを見ていると、三好達治の詩が思い浮かんだ。
(亀…筆者は、旅の途中でいろんな文学作品の言葉を思い出しています。)
静かな眼  平和な心  その外に何の宝が世にあろう
P186 筆者のホームドクターの後藤氏は、阪大大学院で博士号も取得し、大企業への就職も決まっていたのに、27歳で阪大医学部を受験し浪人。筆者も同じ頃、作家を志し、妻子も居るのに、会社を辞め、家に籠もって小説を書いていた。28歳の頃、強度のノイローゼで発狂の恐怖の中にあった。5,6年後、二人が再会した時には、宮本氏は既に芥川賞・太宰治賞を受賞していた。
(亀…「30にして立つ」と言いますが、一人前になるまで、多くの人がもがくのですね。)

第4巻より
P216 焼け野原となった日本を実質的に統治したマッカーサーが極めて重要視したのは、「日本人に道徳教育を与えない。」という一点であったのだと、某出版社の役員が教えてくれた。それが何を意味しているかは、明らかである。中国の文化大革命もしかり。自分を超える優秀な人材を処刑し、精神的衰退を目指し、支配しやすくするため。(亀…若干、要約)

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第5巻より
P37 「俺は、お前には、何か人より秀でたものがあると思ってきた。…お前に過剰な期待を寄せた。…お前はさぞかし重荷だったことだろう。…俺を許してくれ。」亡くなる3ヶ月前の父親のことば。筆者は、20歳。雨の中を泣きながら歩いた。
P50 19世紀末~のハンガリーの詩人、アディ・エンドレの詩「ひとり海辺で」(徳永氏・池田氏訳)
「海辺、たそがれ、ホテルの小部屋/あの人は行ってしまった/もう会うことはない」
(亀…似てますよねえ。五木ひろしの「よこはまたそがれ」に。)
P118 自分はどこへ行くのだろうという不思議なせつなさが、長く長く続いた。
P172 ロシアの作家チェーホフが死ぬ少し前に、かつての恋人に送った手紙の一節。
「ごきげんよう。なによりも、快活でいらっしゃるように。人生をあまりむずかしく考えてはいけません。おそらく、ほんとうはもっとずっと簡単なものでしょうから。」
P236 俺にはできない、俺には無理だ。…実際に小説を書く苦労よりも、そのような恐怖を乗り越えることのほうが、はるかに大きな闘いを必要とした。…五行書き、十行書き、二十行書きしているうちに、私の恐怖心は消えていったのだった。「書く」という行為が「書くという恐怖」を消したのだ。

第6巻より
P135 さまざまな障害や難関や自らの壁に懊悩呻吟しながらも、ひとつの事柄を好きで好きでたまらないということ自体が、才能である。並外れて、あることが好きだということが、すでに才能なのだと私は思っている。それほどまでに「好き」であることは、もはやその人を成す生命の核のようなところからほとばしり出る何物かであって、その人だけの快楽と同義である。快楽に向かって突き進もうとする力は、誰も止めることができない。
(亀…Tさんが、私と私の息子たちのことを思って、付箋を挟んでくれていたところです。感謝。)
P165 父は、私が大学3年生のときに精神病院で死んだ。脳軟化症→失語症→治療費の不要な病院と紹介され、1週間後に危篤。あの精神病院の大部屋の…父のベッドまでの二、三十歩…、それなくして、作家としての私など存在しない。(亀…若干、要約)

砂漠の砂が絶えず立ちこめているような印象の、この本を読み終わった翌朝、いつもの通勤の道に、露草があふれるほど咲いていました。緑豊かな国に生まれた幸せを、しみじみと感じた朝でした。「緑と水がないと、人は殺伐とするのだなあ…。」と、争いの多い国のことを改めて思ったりしました。

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                                                      【毎朝の通勤路】

テーマ:オススメの本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

この記事に対するコメント
待てないベンジャミンです
6巻を3日で読まれるなんて、凄いですね。
それもお仕事をされながらでしょ。
小説でなく紀行文のようなものは進みません。

宮本輝氏の本は一時、はまって何冊か読みましたが今は殆ど忘れてしまいました。
「海岸列車」「ドナウの旅人」が思い出されるくらいです。
氏の小説はヨーロッパを書かれたものを何冊か読んだ記憶があります。

「中国国内では、筆者の愚痴が多く…」とありますが中国を考えさせられます。
桐生夏生の「グロテスク」を読んだ時に中国の貧しさを見せ付けられて、読み進むのが辛かったです。

「私利私欲の海」
先ほどのニュースで「赤福」が取り上げられていました。
またまたお詫び会見です。
「赤福よ、お前もか」 情けなくなりました。
政治家だけじゃありませんね。
【2007/10/12 19:17】 URL | ベンジャミン #oUPgpoCM [ 編集]

y(^ー^)y ピース
大空の亀さん、こんばんは。
新天地の職場。仕事、人間関係、それぞれを覚えるだけで
疲れています。(^_^.)
でも、大空の亀さんのブログのこの素晴らしい青々とした
緑の大きな木を見たら元気もりもりです。
それに、可愛いお花や、ねこじゃらし・・・気持ちがとっても癒されました♪

最近…本も読めず、映画も観れず…仕方ないですね(^_^.)
早く、そんな至福の時を取り戻したいですv-12
【2007/10/12 22:34】 URL | ノロタン #B7q/.fmY [ 編集]


お久しぶりでーーす。
宮本輝さんの本は大人の本でありながら、読後感があまりどろどろしてないのが好きで、以前よく読みました。
図書館に予約してこの本も読んでみたいですね。
でも6巻もあるので、ずいぶん時間がかかりそう。

第6巻、135ページ、良いですね。
好きっていうのは、本当に好きだと思えるのは、感動的なことだと思います。
たとえその恋が壊れようとも、誰かを好きになる経験ができることは素晴しいことだと、娘を見ながら夫と話しているのです。
亀さんの息子さんたちも、大好きなことがあって素晴しいですね。

読書の秋本番、私は来週から学校へのお話絵の予定でまたまた大忙しです。
秋にぴったりの詩やお話や絵本を持って、子どもたちに会いに行きます。
【2007/10/12 23:06】 URL | GANKO #- [ 編集]

ベンジャミンさんへ
お早うございます。
3日連続の休日に読んだのですよ。
仕事しながらは、やはり体力的に無理です。
おまけに、この本は、一緒にハードな旅をしている感じでしたから。

宮本輝氏の本、私は「優駿」を読んだ記憶があるぐらいで、
私の読書歴からは、欠落した人でした。
この本で、生い立ちの一部を知り、ようやく興味が沸いてきたところです。
今、ため込んでいる本を読み終わったら、少しチャレンジしてみようかな?

「赤福」柔らかくて美味しかったのに、なんだかねえ…。
伊勢まで行かなくても、大阪の至る所で手にはいるので、
こんなに販路を広げなくても…と、思ってはいましたが。
売れすぎたり、大きくなりすぎたりすると、人は傲慢になるんですね。
「初心忘るべからず」とは、よく言ったもので。

中国製品もいろいろ問題が出てきて、売れにくくなっているようですね。
この本の中では、中国の官僚の腐敗ぶりも描かれていました。
スタートは、民衆のための政治だったのでしょうが、
人は、一度得た地位や利権にしがみつくようですね。
これも同じく、初心を忘れたところに、大きな問題があるようです。
【2007/10/13 10:18】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]

ノロタンさんへ
お早うございます。
新しい環境に慣れるまでは、なかなかですよね。
私は、一見人なつこい感じなのですが、実はものすごい人見知りで、慣れるのに相当な時間がかかります。
というか、よっぽどでないと、ずっと慣れないかも知れない…。
だから、新しい環境で頑張っているノロタンさんの心労はいかばかりかと…。
好きなことでも疲れますから、休日にはのんびりしてくださいね。

写真のところは、歩いてすぐの、何もない、ただ木と草がぼうぼう生えている、だだっ広い公園で、私のお気に入りの場所の一つです。
でも、人の少ない日は怖いほどで、ちょっと行きにくいのです。

つゆくさは、夏の終わりから秋の初めの頃、可愛い青い花をいっぱいつけてくれるので、ほっとする感じで、大好きです。
猫じゃらしも、時々ハオのおみやげにとって帰るのですが、あの風に揺れる感じが、とっても好きです。
【2007/10/13 10:26】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]

GANKOちゃんへ
お久しぶりです。
この本、オアシスを求めて先を急ぐ彼らと一緒に、ぐいぐいスピードが上がりますよ。
特に、後半。
ただ、オアシスは、人や生き物が集う分、ほんものの「オアシス」というか、憧れの場所ではない!というのが、また、問題で…。
そうなると、かえって、人のいない、生きにくい場所の方が、「オアシス」なんだろうかと思えたり…。
ゆっくりじっくり読むと、また新たな発見や思索が展開していきそうですよ。

27、28日と、ツイン21で「子どもの本フェスティバル」がありますね。
金原瑞人さんの講演があるので、行きたかったのだけど、申し込みが遅れて、満員で駄目だったので、諦めて、別の予定を入れました。
絵本がいっぱいあるから、GANKOちゃんは、楽しめるかも。もう行く予定にしてるかな?
JPIC(出版文化産業振興財団)のHPで詳細がわかります。
【2007/10/13 10:37】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


富山だったか、北陸の地方紙に連載されたのですよね。
単行本化されたとき、発売と同時に買っていたので、次のが出るのを待ち望んでいたことを思い出しました。

自分が登場人物となってシルクロードで夜空を見上げるシーンが、この本の名を目にするたびに頭に浮かびます。
このシリーズを読んで、宮本輝の本を何冊か読みました。それまで読んだことなかったのに。
【2007/10/13 19:35】 URL | こもれび #hGt.gl.I [ 編集]

こもれびさんへ
今晩は。
北日本新聞とかって書いてありましたので、その辺りかも知れません。
こもれびさんは、だいぶ前に読まれてたんですね。
>夜空を見上げるシーン
最後の方でしたっけ、旅をしたメンバーそれぞれが、自分の思いに浸るような感じのところがありましたね。
第4巻に、前にこもれびさんのコメントにあった、開高健の『輝ける闇』の話も出ていました。
ちょうど、図書館にその本を予約したときだったので、偶然に驚きました。
【2007/10/13 21:46】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


おはようございます。

宮本輝。学生時代に回りにファンが多くて何冊か読みました。
伊丹に住んでらっしゃるとかで、友人は「ご近所~♪」と喜んでいました。
山田詠美さんのエッセイに登場する宮本輝さんの魅力的だったことを、思い出しました。

もう20年くらい前に、山田太一さんのドラマで、山崎努さんが出演されている(主演ではなかったような・・)作品があったのですが、その中で「人が何かを好きになるというのは、能力だ」といった意味合いのせりふがありました。
あいまいな記憶なのですが、深く心に刻むとか大切に思うといったことは、誰にでもできそうで、実際は個人差があり、個人の持つ能力なのだ、といった内容でした(多分)。
若かった頃で、好きになる、そのことは自然なことで皆同じようにできること、意識して力を使うことではない・・・と思っていたので、ショックで印象に残っています。


来月半ばより、働きに行く予定です。
今度は小学校の図書室♪
司書の先生の産休なので、1年足らずのアルバイトですが楽しみで、今からわくわくしています♪
 

【2007/10/16 10:39】 URL | kimico #Zr2/WiYY [ 編集]

kimicoさんへ
今晩は。お元気でしたか?
>今度は小学校の図書室♪
kimicoさんにぴったりの所が決まり、よかったですね。
kimicoさんも子どもたちも、よい出会いができて幸せですね。

>山田詠美さんのエッセイに登場する宮本輝さん
もし、題名がわかったら、教えてくださいね。ちょっと興味あります。
いっぱい読まなくちゃいけない本があるので、全然急ぎません。
外で過ごすのが気持ちよい季節になり、あれもこれもと欲張って、なんとも忙しい私です。

>深く心に刻むとか大切に思うといったことは、誰にでもできそうで、実際は個人差があり、個人の持つ能力なのだ、
これ、すごくわかります。みんな、すごく得意分野があるでしょ。
天文、植物、音楽、スポーツ、文学、経済、政治、理系のことなどなど…。
興味が沸いて、いくらでも追求したい分野と、全然そうでないというか、必死に覚えようと思っても覚えられないことの数々。

「好きこそものの上手なれ」というのは、結局こういうことなんでしょうね。
基本的な部分では、オールマイティでありたいけれど、好きなことが何かはっきりしたら、個々に持つ能力を、死ぬときまで磨き続けたい、それが、たとえ世間の基準に照らし合わせて、レベルの低いものであったとしても。
学ぶのも覚えるのも苦手な私ですが、それでも自分なりに…と思います。
【2007/10/16 18:47】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


こんばんは。

心に残る言葉や生きるヒントは、こちらがその気になりさえすれば色々なところに(特に本の中に)準備されているのですね~。
この本は長編すぎて私には読みきれないとは思うのですが、「くまらじゅう」という人物に興味がわいてきました。

それからねこじゃらしとつゆ草、きれいですね~。
写真を見ていて娘が小1の頃のことを思い出しました。
ある朝娘が、「どうしよう!理科で『色水』を作るからお花をもっていかなきゃいけないの。」と言うのです。
ベランダにあるのはオシロイバナだけ。
そうだ駅に行く途中の空き地につゆ草が咲いていたわと思い出し、急いで摘みに行ったんです。往復全速力で!若かったって事ですね、今はもうできないもの。

つゆ草でもう一つ浮かぶのは、「帰る日もなきいにしえは こはつゆ草の花の色 はるかなるものみな青し 海の青はた空の青」(正確ではないかも。去年まで「ためいき」の最後の部分だと思い込んでいたくらいですから。)

【2007/10/19 21:17】 URL | keiko #- [ 編集]

keiko さんへ
つゆくさもねこじゃらしも、私は大好きで、毎朝通るところにたくさんあって、見るたびに嬉しくてねえ、草に感謝しているのですよ。
色水、つゆくさで作ったら、とても素敵な色になったのではないかしら。いい思い出ですね。

誰の詩でしょう?keikoさんは、よくいろんな詩を覚えていますね。感心します。
ネットで調べてみたら、舟木一夫が歌ってた?三好達治の詩?
家にある三好達治の詩集も見たのだけれど、わかりませんでした。また、教えてね。

「くまらじゅう」という人、きじ国の国王の妹の子で、身分も高いのですが、母親と二人、とても立派な人だったようです。
世の中には、無数に、心がけの立派な優れた人がいて、本などで知るたびに感動しますよね。もちろん、身近にもたくさんいますけれど。
そういう人たちの言葉には、真実を感じることが多く、読書ノートに書き写すのもたくさんになります。本当は、覚えるといいんだけれど。
次男は、紙に書いて、壁に貼っているようです。その方が頭に入っていいですね。
【2007/10/20 08:31】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


こんばんは。

今頃やっと夏休みをもらえた娘の付き添い(?)で、しばらく旅に出ていました。

つゆ草の出てくる詩は三好達治のです。
記憶ははっきりしませんが、水仙や泰山木などいろいろな花が出てくる詩がありましたよ。「山なみ遠に春は来て こぶしの花は天上に・・・」というのもあったと思います。

落ち着いたらまたお邪魔しますね。
【2007/10/27 23:07】 URL | keiko #- [ 編集]

keikoさんへ
娘さんとの旅行、よかったですね。
私も、この週末は、兄の所に行って、農作業を手伝って?来ました。
元気な兄夫婦に比べ、体力のない私たち夫婦でした…。

三好達治の詩、もう一度、別の本で調べてみますね。ありがとう。
先ほど、近くの大学の学園祭で花火が揚がり、マンションの廊下で楽しみました。
まるで、このマンションのためにしているように、真正面に見え、最高でした。

またのご訪問、楽しみにしています。
【2007/10/28 18:13】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


こんばんは。
紹介してもらった本を今読んでいます。
1巻を1日でとはなかなかいかなくて、やっと2巻目です。
なかなか厳しい旅の様子がよくわかります。
でも不便なことも多かったでしょうが、その土地の文化や歴史にタップリ浸ってゆっくり時間が過ぎていくのも良いでしょうね。
下痢も激しい砂埃もつらいけど。
写真がとってもきれいですね。
あちらこちらにポプラの並木があって、日陰を作っている様子ですが、ポプラは中国原産の木なのかしら?
時間とお金と健康があったら旅に出たいけど、今は健康しかないのが残念です。

keikoさんは娘さんと旅だったそうですね。
良かったね。

今道端にはうす紫色のノコンギクが咲いています。
【2007/10/28 23:03】 URL | GANKO #- [ 編集]

GANKOちゃんへ
今晩は。
ノコンギク、今とてもきれいですね。
野菊やヨメナなどと、私は区別がつかなくて、もしかしたら違っているかも…。

田舎に行くと、何もかもがカメラの被写体になって、兄の所でも、あれこれ写真を撮りました。
やはり、自然の景色や物が、私は好きなようで、そういう所に行くとほっとします。

この本には、緑が少ないから、ポプラ並木が出てくると、救われたような気になりました。
結構過酷な旅でしょ?こんな旅の後には、大きな変化があるでしょうけれど…。

前に詩を朗読する予定って書いてあったでしょ?
誰のにしましたか?
高丸もと子さんの詩なんか、子ども向きのが多くていいですよね。
高校1年まで一緒だったKさんが、高丸もと子さんとお友達だとかで、夏頃詩集を送ってくれました。
ご主人のMくんも、高丸さんの詩集の扉に絵を描いたそうですよ。
才能豊かな人が多くて、なんだかワクワクします。
【2007/10/29 21:07】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


高丸もと子さんの詩集を知りませんでした。
インターネットで見ると子どもたちに読みたいのがたくさんあるようで、ぜひ借りてきてじっくり読んでみたいと思いました。
良い情報を教えていただいて、ありがとうございます。

学校の授業に入っていくお話会はなかなか時間がもらえず、年に1・2回、特に読書週間のある秋が多いので、秋の詩を読むことがほとんどです。
11月1日の2年生には阪田寛夫さんの「青い青い秋ですよ」を読んで、ストーリーテリングで「おいしいおかゆ」 絵本「やまなしもぎ」 ストーリーテリング「はらぺこピエトリン」 谷川俊太郎さんの詩の絵本「ものまどあけろ」を予定しています。
童話屋の「パタポン①・②」「ポケット詩集Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」や「まどみちお全集」などからよく使います。
最近はボランティアの勉強会やお話会のプログラム検討会で、詩と絵本とお話とを入れて
その時間に子どもたちに何をメインで伝えたいのか、結構時間をかけて話し合います。
そのおかげで、自分が知らなかった詩を読む機会を持ててよい勉強になっています。
以前はお話会ができることが嬉しくて、時間いっぱい入るだけのプログラムになっていましたが、子どもたちの立場に立って考えられるようになったのはちょっと成長したのかな?
みんなで詰め込みすぎず、セーブ気味にプログラムを立てることを心がけています。
【2007/10/29 22:38】 URL | GANKO #- [ 編集]

GANKOちゃんへ
今晩は。
阪田寛夫さん、「がんばれまーち」?「ばんがれまーち」?ぐらいしか知らなかったのですが、改めて読んでみると、なかなかいいのがありました。
童話屋さんは、小ぶりだけど装丁のしっかりしたのを(その分高いけど)出されていますね。私も何冊か持っています。持ち歩くのに便利ね。

「詩の散歩道」というシリーズに、子どもたちの喜びそうな詩が多いですよね。
子ども向きでは、工藤直子さんとまど・みちおさんの詩に、私はいいなあと思うものが多いです。
簡単な言葉なのに、よく考えると、深い思いがこもってたりして、幅広い年齢層の人が楽しめますよね。

この10月、やなせたかしさんが「詩とファンタジー」という雑誌を創刊されました。
数年前に「詩とメルヘン」を廃刊されたのですが、今のような時代こそ「抒情」が必要だと、高齢にもかかわらず、頑張られたそうです。
そういえば「あんぱんまん」の歌詞も、なかなか意味深いですよね。
現代詩が難しくなり過ぎて、普通の人の気持ちから離れてしまって、昔のように詩を楽しむことができないの、寂しいなって思います。

先日、中国語の先生(大学院生)に、「黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る」を書いて見せたら、先生も学校で覚えたと言っていました。
思いがけないところで、文化の交流ができて嬉しかったです。

もっともっと美しい詩歌を、日本人は暗唱した方がいいのではないかしらと思います。
今すぐ意味を理解することはできないけど、覚えておける詩歌って、いい財産になると思うけどなあ。
最近は、童歌や唱歌の伝統も断ち切れちゃってるしね。
GANKOちゃんも、機会があったら、ぜひ子どもたちに教えてあげて下さい。
【2007/10/30 22:16】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


大空の亀さん。始めましてです。ぼくはつい最近読み終えたところでした。
すばらしい、記事を拝見し、思わずコメントを書き込みました。
宮本輝の大フアンの一人です。よろしかったら、テルニストをのぞいて見て下さい。
ヨロシクです。『青い屋根』より
【2011/10/25 12:00】 URL | terakenです。 #bsYDndNg [ 編集]

terakenさんへ
初めまして。コメント、ありがとうございます。
ただいま、my パソコン故障中のため、夫のパソコンを借りて書いています。
4年前の記事を、私も改めて読んで、ずいぶん丁寧に紹介しているなあと、我が事ながら驚いています。
terakenのページにもお邪魔させていただきます。
【2011/10/25 20:17】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


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大空の亀 

Author:大空の亀 
写真の猫は姉のハオと弟のミュー。
ハオは2006年5月5日生(伝)。
ミューは2008年10月10日生(伝)。

空と言葉と草木花が好き。
趣味は読書・文芸。

読書ノート歴33年。
年間読書冊数の平均は、学生時代は
300冊、就職後は100冊~150冊。

ブログ歴 11年1月
2006年 3月17日から始めました。
2006年 9月 9日カウンター22222通過
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