心に響く本・詩歌・言葉・音楽・風景
私の読んだ本や聴いた音楽、出会った風景の中から心に響いたものを紹介します。
あんなことこんなこと-書いておきたいこと
 体調はおかげさまで回復しましたが、ばたばたと忙しくしており、更新も訪問もままならず失礼しています。少し落ち着くまで、申し訳ないのですが、今回のコメント欄はお休みいたします。

 3月24日WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で日本優勝!
3年前、ブログを始めたばかりの頃、第1回目のWBCがあり、王監督の下、日本が優勝し、感激したのを思い出しました。今回、マスコミはイチローのことばかり言うので、本人も他の選手も気の毒でなりませんでしたが、優勝後のイチローのコメントを聞いて、彼の人間としての魅力に改めて心ひかれました。「打てない苦しさから辛さ、そして心の傷となったが、最後には笑顔があった。」という意味のコメントの「心の傷」という言葉に、イチローの大きさがホンモノであると感じたのです。前回に続き、昔からファンの松坂がMVPというのも嬉しいことでした。原監督もさわやかで、韓国の戦いぶりも見事で、心がワクワクする日々でした。
決勝戦の朝、珍しく夫がテレビを付けているので「どうしたの?」と聞くと、「WTCの結果を知りたいから。」WTC(ワールド・トレード・センター)を、WBCと聞き違えた私は、「えっ?もうやってるの?」とすっとぼけた会話。この日は、大阪府庁を移転するという知事原案が否定された日でもありました。確かな数値のないままにイメージ先行の提案をした、知事のいい加減さが明らかになったのです。
先日も美容院で「橋下知事は弁護士だからいい人だと思っていた。」とお店の若い人が言うので、「テレビで橋下知事の元同僚が『知事は弁護士時代、弱者と少数者にきつい人だった。』と言ってたよ。弁護士だからって、弱い人の味方とは限らない、悪い人もいるよ。」と話し、WTCや児童文学館のことや警察の裏金のことなどを説明し、「マスコミの報道は、選ばれた情報だよ。」などと言ったところでした。

044yukiyanagi0903.jpg

 3月21日、中村証二の「そよ風・茶ペルコンサート」に行ってきました。
ちょうどこちらに来ていたれんげ草ちゃんと、一度教会を見てみたいという次男と三人で、従兄の子(れんげ草ちゃんからは従弟)中村証二がCDをリリースした記念のリードオルガンコンサートに行ってきました。武庫川幼稚園が併設された甲子園教会で、私たち以外は皆クリスチャンかな?と思われましたが、60名あまりの参加者(もっと居たかも?)で気持ちのいい時間を過ごすことができました。
教会の役に立ってきたオルガンが捨てられるのに耐えられず、買い集めては長野県のわくいさんという方に修復してもらって弾いているそうで、既に14、5台。家には置ききれないので、各地の教会に置いてもらっているそうです。1曲ずつ解説してもらって、10曲聞きましたが、明治期のリードオルガンは優しい音色で、音の広がりや深みがあるのに驚きました。ヨーロッパの村娘たちが集って踊っているような、素朴で幸せな感じがしました。
証二さんとは、子どもの頃からずっと同じ町に住んでいたのですが、会ったのは数回?でしょうか。40年ぶりぐらいの再会ですが、従兄と奥さんを合わせた雰囲気で、すぐわかり、懐かしかったです。お茶パーティーの質問コーナーで、昔の話を聞きました。小さいときからオルガンが好きで、牧師の家だったので10歳頃からは教会でも弾いていたそうです。毎晩お母さんが、五人の子の枕元で讃美歌を歌い、「神様と人の役に立つ人におなりなさい。」と言われて育ったので、好きな音楽で進学するのは申し訳ないと思い、普通の大学に行ったそうです。しかし、気がつくと大学のピアノを朝から夕方まで弾いていて、卒業後、新聞配達をしながら音楽の学校に学び直し、オルガンを弾き続けて40年、という人生のようです。
証二さんは、自分が田舎町の育ちで音楽について学ぶ機会がなかったので、今は四国4県を仲間とともに巡って、リードオルガンの講習会をしているそうです。5月には松山で、8月には関西でと、仲間の方が言われていました。「目がきれいで少年のような心の人」と、皆に持ち上げてもらっていましたが、遠い親戚として、彼の幸せな人生をとても嬉しく思いました。また、聴きたくなる心地よい演奏でした。

045リードオルガン0903

 ずっと書きたかった村上春樹さんのこと
若いときから大好きで、ほぼ全部の本を読んできた村上春樹さんが、2月15日、イスラエル最高の文学賞、エルサレム賞を授賞しました。既に新聞でも報道され、皆さんご存知のことですが、自分のブログに記録しておきたいので、重なりますが書いておきます。
中東紛争のただなかにある国の文学賞ということで、賞の返上を求める声も多くあったそうですが、「メッセージを伝えるため」に授賞式に出席したという、村上氏の行動は、どんなにイスラエル国内の人々を勇気づけてくれたことだろうかと、嬉しく思いました。大統領の前で、堂々とイスラエルのパレスチナ政策批判を行った彼の勇気に、感動しました。
今年の1月、もう一人の村上さんである村上龍さんが若者向けに書いた『盾(シールド)』という本を読んだのですが、その中で老人が少年二人に「からだの中心にある大切なものを守るためには、盾(シールド)が必要だ。」と言う場面があり、少年たちがそれぞれに自分の盾(シールド)を探すのがテーマの話でした。そこに、会社とか組織といった「外からの盾」に守られることの怖さ・虚しさが書かれており、考えさせられたのですが、新聞記事にあった村上氏の次の言葉が、その思いに重なり印象的でした。
「どんなに壁が正しく、どんなに卵が間違っていても、私は卵の側に立つ」「壁は私たちを守ってくれると思われるが、私たちを殺し、また他人を冷淡に効率よく殺す理由にもなる」
「殺す」というのは、肉体的なことだけではなく、精神的なものも含めてのことでしょう。人として守るべき大切なものは何か、外からのガードが必ずしもガードにはならないこと、両村上氏は、同じことを伝えているのかもしれません。
村上春樹さんのファンは、私たちの世代から息子たちの世代まで幅広く、電車で並んで座った息子のカバンから村上春樹さんの本が出てきたときの感激を、昨日のことのように覚えています。また、中国からの留学生もファンだと以前に言っていて、本をプレゼントしたことがあります。世代も国境も越えて、同じ本について語り合える作者の本を読めることを、いろんな意味で大切にしたいと思います。

テーマ:日記 - ジャンル:日記


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://kamenoashioto.blog52.fc2.com/tb.php/334-4de57fff
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

大空の亀 

Author:大空の亀 
写真の猫は姉のハオと弟のミュー。
ハオは2006年5月5日生(伝)。
ミューは2008年10月10日生(伝)。

空と言葉と草木花が好き。
趣味は読書・文芸。

読書ノート歴33年。
年間読書冊数の平均は、学生時代は
300冊、就職後は100冊~150冊。

ブログ歴 11年4カ月
2006年 3月17日から始めました。
2006年 9月 9日カウンター22222通過
2007年10月24日カウンター77777通過
2008年 5月23日カウンター100000突破 !
2008年 9月 8日カウンター111111通過
2011年 5月 4日カウンター200000突破 !
2012年 1月10日カウンター222222通過
2014年 9月15日カウンター300000突破 !



カテゴリー



最近の記事



最近のコメント



リンク

このブログをリンクに追加する



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カウンター



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード