心に響く本・詩歌・言葉・音楽・風景
私の読んだ本や聴いた音楽、出会った風景の中から心に響いたものを紹介します。
あんなことこんなこと-文化的な一週間
花冷えの日々ですね。私はこの一週間予定がぎっしりで、出かけるあいまに仕事に行っているという感じでした。すい臓が?ということで、仕事のない金曜日に3連続検査でしたが、19日に無事解放となり、20日(土)の高取町ひな巡りから27日(土)の義姉三回忌まで、外出が続きました。

3月21日(日)13:00~
シンポジウム「書物の現在 21世紀に出版文化は可能か」
主催/大阪芸術大学・朝日新聞大阪本社  会場/大阪国際会議場

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チラシの中は、私のメモで見苦しくなっています。右端の冊子は、85ぺージもある「出版・編集に関する研究報告書」で、久しぶりに大学生気分を味わいました。
昨日(28日)の朝日新聞33面に全面を使って、シンポジウムの内容が的確にまとめてありましたので、特に私の印象に残ったお二人の発言から、新聞に載ってなかったことを中心に。

角田光代(小説家)
新人賞を取ったとき、教科書に載っている作家しか読んでなくて、先輩の作家や編集者にあきれられたが、読んでないものを「読んでいる」とは言えず、必死で読んだ。ある時、いくら読んでも、今までたくさん読んできた人たちに追いつくはずがないと気づき、「楽しんで読む」ことにした。
就職経験のないまま作家になったので、社会経験・教養・素養を補充するため、一人旅をよくする。働くことが書くことのプラスになるので、両立が可能な限り仕事をすることを勧める。
まじめに150枚を2社に書けば、一応食べていける。「彼女は真面目で継続力がある!」は、対談した編集者大槻慎二さんの言葉。

山口昭男(岩波書店社長)
100年後に残る本を作りたい。本は総合芸術。編集者の財産は、著者と会うこと。いい本を作るためには、資金の点でベストセラーも必要。ハードメーカーに中味は作れない。本と電子メディアが共存できるかは、「信頼」に尽きる。そのためには、優れた編集者が要る。
読む人の数は変わらないが、1年に78000冊の新刊本が出たのでは、読み切れない。
広辞苑は、紙を漉くところから始まる。手触り・透けない・薄さなどの条件をクリアする紙が作れなければ、できない。製本の厚みの限界は8センチ。裏表紙の社標の刻印は、真ん中でなく少し右上にあるが、これは左手の親指があたる位置にしてある。
本は、中味の問題だけではなく、装丁などの材料作りから編集者の判断まで、多くの文化の集積であるということを、改めて感じた熱い4時間でした。



3月24日(水)18:00~
インド共和国60周年記念インド音楽・舞踊フェスティバル「カーラ ウトゥサヴ(芸術祭)」
主催/インド総領事館  協力/大阪市  会場/クレオ大阪東

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拙ブログでも何度かご紹介したことのある、インド大好きの画家原田先生から誘って頂いて出かけました。
招待客ということで、抜群の席で、インドの舞踊と音楽を堪能しました。

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左端の男性は、大阪インド総領事で、昨年のアカデミー賞『スラムドッグ$ミリオネア』の原作『ぼくと1ルピーの神様』を書かれたヴィカス・スワラップ氏です。

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目の動き、指先の美しさなど、舞踊で上手だなと思った方は、プログラムを見ると、やはりインド舞踊や音楽で活躍されている方ばかりでした。インドの人は、タブラ奏者とインド古典舞踊の指導者(左端の水色の衣装の方)のお二人で、あとは皆さん日本人でした。観客のなかにサリー姿の人が何人もおられ、舞台衣装ともども美しさにうっとりしました。翌日の新聞に小さく写真入りの記事が載っていました。
アクティ大阪16階月日亭(本店は奈良春日奥山)で頂いた夕食も、催し物の休憩時に頂いたインドの軽食も美味でした。



 3月25日(木)大学時代の友人が四国から遊びに来たので、奈良の友人と三人で外出。
この日から私は、年度末の有休消化でしばらく春休み。あいにくの小雨のため、雨が上がったら大阪城に行けるよう、近くの大阪歴史博物館で「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」を見学。

tibetto1003.jpg  tibetto2.jpg  緑ターラー  IMG_63551003.jpg

スマップの香取慎吾ちゃんそっくりの仏像が何体もあって、思わず笑ってしまいました。太陽を担保にしてお金を借りお酒を飲んだという、布袋様みたいなお腹をした行者(神様?)や、レレレのおじさんそっくりの、両耳から扇子が飛び出ている神様、髑髏をぶら下げている神様、不機嫌になると男神を食べるという女の神様など、面白かったです。仏像の色は金色で、頭部のみ紺色でした。金ピカの仏像は、「緑ターラー」といって、実行力の神様。「白ターラー」は長寿の神様。右端の写真は、隣のNHK大阪放送会館前にあった大仏像です。

昼食は、梅田丸ビル8階の四川料理「御馥(イーフー)」で、全16品の御馥御膳。
夕食は、京阪シティモール8階の「美濃吉天満橋店」で、御花見御膳。
どちらも、静かでゆとりのある店内で、お料理も丁寧に作られ、値段も手頃で、大満足でした。


 次の三つは、今後行きたいなと思っている展覧会です。皆さんも、いかがですか?

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 26日~27日出かけた内子の写真は、次回に。

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この記事に対するコメント

更新・・・楽しみにしていましたよ~

王朝和歌・・・大好きなので冷泉家のイベント行ってみようかな~
【2010/03/29 21:26】 URL | 中村ケンジ #- [ 編集]

中村ケンジさんへ
おはようございます。
池澤氏の『カデナ』読了しましたよ。

>王朝和歌・・・大好きなので
ほんとに短歌が好きなんですねえ。
藤原定家の直筆、けっこう書き込みなどもあって、興味深いです。
【2010/03/30 09:10】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]

ご無沙汰しています☆
ご無沙汰しています、ゆき むらさきです☆

冷泉家のイベント
去年に東京で開催されていたそうで
京都なので行ってみたいと思っています~♪

インドのフェスティバルもなんだか楽しそうだったようですね☆
【2010/04/02 23:36】 URL | ゆき むらさき #- [ 編集]

ゆき むらさきさんへ
お早うございます。
>冷泉家のイベント
私も、短歌と書道の友人と一緒に行く予定です。
前に、「源氏物語千年紀」で見た藤原定家の書き込みが面白くて。
今回も期待していますが、行く前に『明月記』を読んでおくと、もっと楽しめそうですね。

>インドのフェスティバル
インドの方の顔って彫りが深くて、日本人とは違うきれいさですよね。
もっとインドの方の踊りや演奏を見たかったのですが、日本人ばかりだったのがちょっと残念でした。現地へ行くしかないかな。
【2010/04/03 08:43】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


おはようございます。


「冷泉家」・・・魅かれます。
冷泉時雨文庫にも行ってみたいと思っています。

でも、「昭和のおもちゃと・・・」に息子を連れて行ってどんな反応をするのかを、見てみたい!
私にとっての「なつかしい」をどんな風に見て反応するのかしら?
歴史博物館は家族で楽しめるので何度か訪れています。
「そうなんだ」っていう雑誌を定期購読していて、最近、歴史に目覚めた息子と行くのは、以前と違った楽しみが待っているような気がしています。

町屋ひなめぐりでも、とっても素敵なキルトに出会いました。
思わず触れてみたくなって、衝動を抑えるのに苦労しました。
なんだか・・・頬をうずめてみたくなっちゃって。どうしてだろう?
 

大空の亀さんと私とのご縁を結びなおしてくれた(・・・と思っている)あのしだれ桜が赤く色づいてきました。
満開になるまで、今年は何日かかるかしら?
わくわくしていますv-252
【2010/04/04 10:31】 URL | kimico #Zr2/WiYY [ 編集]

kimico さんへ
こんばんは。
いいお天気でしたね。桜も今日がピークかな?
私は、今日は万博に行ってきました。たくさん歩きました。
大変な人でしたが、提灯や屋台などが目立たない配慮がしてあって、今までよりずっと落ち着いて自然を楽しむ感じでよかったです。
お祭り広場で、肉と万博の竹の子の串刺しを食べました。美味しかったです。
チューリップも咲き始め、桜はどれも満開で、陶器市では、ずっと探していた食器が手に入り、いい一日を過ごせました。

kimicoさんの近くの枝垂れ桜、もう少しで見頃になるんですね。
また、今年も見ることができそうで、嬉しいです。大きくなりましたものね。

>「そうなんだ」っていう雑誌
おお、いかにも驚きと発見に満ちた雑誌のようですね。
この世界、知らないことだらけで、いくつになっても「へえ~」と感じることがたくさん。
さっき見てたNHKでの「光る魚」も、面白かったです。
知識が増えるって、楽しいですね。
息子さんとのお出かけができる今、幸せな時間ですよね。
我が家はもうそういうことがないので、あとは孫でもできてから?かしらと、まだ結婚の気配もないのに思っています。
【2010/04/04 20:15】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


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大空の亀 

Author:大空の亀 
写真の猫は姉のハオと弟のミュー。
ハオは2006年5月5日生(伝)。
ミューは2008年10月10日生(伝)。

空と言葉と草木花が好き。
趣味は読書・文芸。

読書ノート歴33年。
年間読書冊数の平均は、学生時代は
300冊、就職後は100冊~150冊。

ブログ歴 11年4カ月
2006年 3月17日から始めました。
2006年 9月 9日カウンター22222通過
2007年10月24日カウンター77777通過
2008年 5月23日カウンター100000突破 !
2008年 9月 8日カウンター111111通過
2011年 5月 4日カウンター200000突破 !
2012年 1月10日カウンター222222通過
2014年 9月15日カウンター300000突破 !



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