心に響く本・詩歌・言葉・音楽・風景
私の読んだ本や聴いた音楽、出会った風景の中から心に響いたものを紹介します。
心に響く詩歌-石川啄木の短歌
「不来方(こずかた)のお城の草に寝ころびて
 空に吸はれし
 十五の心」


高校の時、読書感想文コンクールの景品でもらった薄緑色の旺文社文庫『石川啄木歌集』。

その中には、「中学時代の自分(=先生たちの欠点が目に付き、反抗ばかりしていた自分。息苦しい日々に、週末になると裏庭に寝ころび空ばかり眺めていた自分。)が詠まれている」と思える歌が何首もあり、初めて、短歌を身近に感じた。

何カ所も○印を付けたこの本は、周りが茶色くなった今も、大切に取ってある。
以下は、その内のいくつかである。

「教室の窓より遁(に)げて
 ただ一人
 かの城址(しろあと)に寝に行きしかな」


「晴れし空仰げばいつも
 口笛を吹きたくなりて
 吹きてあそびき」


「何がなしに
 息きれるまで駆け出してみたくなりたり
 草原(くさはら)などを」


冒頭の歌は、初出の時、二・三句が「お城のあとの草に寝て」だったと、後に知ったが、私は十代の時に覚えた形の方が、若々しく伸びやかで好きである。

テーマ:短歌 - ジャンル:小説・文学

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大空の亀 

Author:大空の亀 
写真の猫は姉のハオと弟のミュー。
ハオは2006年5月5日生(伝)。
ミューは2008年10月10日生(伝)。

空と言葉と草木花が好き。
趣味は読書・文芸。

読書ノート歴33年。
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