心に響く本・詩歌・言葉・音楽・風景
私の読んだ本や聴いた音楽、出会った風景の中から心に響いたものを紹介します。
心に響く本-「水俣病」ほか
 今日5月1日は「メーデー」。「労働者の祭典」とも言われ、かつてニュースのトップを占めていたことが嘘のように、今日の新聞の記事もテレビのニュースの扱いも小さいこと。この国の、私も含めた労働者は、一体どうなってしまうのだろうと不安に思う。
就職した年のメーデーは、大変な人出で、一緒に行進をしていた4歳の甥が迷子になってしまった。みんなで必死に探したが見つからない。大阪城のお堀も近く、もしかしてと思うと、怖くてたまらない。随分経ってから、いずれにしても母親に知らせないとと、電話をしたところ、帰宅していた!自分でパトカーを探し、住所を言って乗せて連れ帰ってもらったのだと言う。「メーデー」というと、何を置いても、この出来事を思い出す。

 また、今日5月1日は、「水俣病」が公式確認されてから、50年目になる。まだまだ、きちんとした解決には至っていない「公害の原点」を忘れてはいけないと思う。
そういえば、「水俣病」のことを書いた本で、感動した本があったと思い出し、読書ノートをめくってみた。
1984年のページに書いていた本を何冊か、その時の簡単な感想とあわせて、紹介したい。マルをつけている本は、特に感動した、お勧めの本。この時期、環境に関する本を立て続けに読んでいたようだ。
最近は、ついつい気楽に読める本にばかり手が出る自分を、少しばかり反省した。

 『水俣病』原田正純著(岩波新書)
  水俣病を追及していく医者の姿勢に感動した。企業のいい加減さ、ごまかし、排水への心配りが全くなく、人の命や自然のことを何とも思っていないのに、強い憤りを感じた。

 『苦海浄土』石牟礼道子著(講談社文庫)  一息に読んだ。すっきりしない気持ちが残るのは、解決していないからだろう。

 『沈黙の春』レイチェル・カーソン著(新潮文庫)
  農薬といって、薬という名はついているが、生き物を殺すという点では、実に怖い物だということが、よくわかった。

 『複合汚染』有吉佐和子(新潮文庫) とてもよかった。もっと早く読むべきだった。筆者の努力に敬服。尊敬する。

 『水と緑と土-伝統を捨てた社会の行方-』富山和子著(中公新書) 都会が水を確保するために、どれだけ自然を破壊するか、よくわかった。
 

テーマ:**本の紹介** - ジャンル:本・雑誌

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大空の亀 

Author:大空の亀 
写真の猫は姉のハオと弟のミュー。
ハオは2006年5月5日生(伝)。
ミューは2008年10月10日生(伝)。

空と言葉と草木花が好き。
趣味は読書・文芸。

読書ノート歴33年。
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300冊、就職後は100冊~150冊。

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