心に響く本・詩歌・言葉・音楽・風景
私の読んだ本や聴いた音楽、出会った風景の中から心に響いたものを紹介します。
あんなことこんなこと-憲法記念日
 今日は憲法記念日。「日本国憲法」が施行されてから、丸59年になります。
私は、「考える」より「感じる」傾向の強い人間なので、きちんと論理立てた話はできませんが、それでも、私なりに、「憲法」について、書いておきたいことがあります。
国会の多数に頼った、最近の改憲の動きが、私はとても怖いのです。「憲法」は国の「基本方針」、つまり、いろんな法律を考える際の「手本となる決まり」ですよね。それを、簡単に変えるって、おかしくありませんか?国の根幹を揺るがすことなのに。
「現憲法が現状に合わない」って言われることがあるけれども、その原因は、憲法を拡大解釈して、ゆがめて利用したからではないのでしょうか?憲法を変えて現状に合わせるのではなく、現状を変えて憲法に合わせるのが、当たり前だと思うのに。

過去の「戦争」という過ちの罪は、一部の人間だけに原因があるのではなく、黙っていて流されてしまった多くの人間にあります。子どもたちの間にあるいじめも同じ。黙っていることは、加害者の側に荷担しているのです。労働条件一つとっても、「物言えば唇寒し…」の雰囲気が蔓延しているだけに、黙っていることは、恐ろしいと感じるのです。
言葉にすれば、それを引き受けなくてはいけないという責任が生じます。それは、しんどいことだけれども、口先だけきれい事を言っていても、平和は守れないわけだから、やっぱり勇気を持たなくちゃいけない、今はそんな心境です。みんなが生きているのも、好きなことが楽しめるのも、平和であってこそ。

憲法を変えることで起こりうるいろんな事柄を、私は考えてしまいます。かつての父親たちの世代のように、息子たちの世代に人を殺すことを強いるのではないか、想像しただけで、戦慄が走ります。この国は、いったい誰のために、この世界に誇る憲法を変え、いったいどこへ行こうとしているのでしょうか?私の感性は恐怖に震えています。
世界の情勢も心配です。原子力発電の危険性に、利用を凍結するという国があるかと思えば、核燃料の開発に積極的に取り組もうとしている国がある。先日の報道で、核開発を祝って、文字通り黄色のクリームで作った「イエローケーキ」(精錬ウランをイエローケーキと言う)を振る舞って、喜んで食べているイラン国民の様子に、愕然としました。広島・長崎・チェルノブイリ・武器に使われた劣化ウランによるガン…、きりがないほど、核による被害が報告されているというのに、いったい、何を優先させようとしているのでしょうか?
核戦争で地球が滅ぶというのが、現実となるのではないか、日本の、世界の、動きを見ていて、私は恐れています。難しいことはわからないと言って逃げること、無知・無関心・無気力であることは、つくづく罪だと思うのです。これでは私たちの命を守るという、最低限のことすらできない。


知ることの第一歩。今、一番取り上げられることの多い「9条」を、いろんな本から抜粋してみました。読み比べてみてください。
『日本国憲法』より
第2章 戦争の放棄
第9条 1)日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2)前提の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。


わかりやすい言葉で書いてある『憲法なんて知らないよ-というキミのための「日本国憲法」』池澤夏樹著(集英社・1300円)より
第二章 戦争の放棄
第九条
① この世界ぜんたいに正義と秩序をもとにした平和がもたらされることを心から願って、われわれ日本人は、国には戦争をする権利があるという考えを永遠に否定する。国の間の争いを武力による脅しや武力攻撃によって解決することは認めない。
② この決意を実現するために、陸軍や海軍、空軍、その他の戦力を持つことはぜったいにしない。国というものには戦争をする権利はない。


英語の文と並べて書いてある『やさしいことばで日本国憲法』池田理代子訳 C.ダグラス・ラミス監修(マガジンハウス・952円)より
第2章 第9条
わたしたちは、心からもとめます。
世界じゅうの国が、
正義と秩序をもとにした、
平和な関係になることを。
そのため、日本のわたしたちは、
戦争という国家の特別な権利を放棄します。
国と国との争いを解決するために、
武力で脅したり、それを使ったりしません。
これからは、ずっと。

この目的をまっとうするために、
陸軍、海軍、空軍そのほかの、
戦争で人を殺すための武器と、
そのために訓練された人びとの組織を
けっして持ちません。
戦争で人を殺すのは罪ではないという特権を
国にみとめません。


いろんな人が、それぞれの立場で、平和のために動いています。こういう形での本の出版もその一つ。私をいつも勇気づけてくれているのは、女優の吉永小百合さん。きちんと自分の考えを述べ、人々を励ますために積極的に行動されていて、立派だなあと思います。
先日、映画で観た『マザー・テレサ』も立派でした。立派な人が特別でなく、当たり前の世の中にならなくては、「教育」の意味はないなと思います。

テーマ:今日は何の日!? - ジャンル:ニュース

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大空の亀 

Author:大空の亀 
写真の猫は姉のハオと弟のミュー。
ハオは2006年5月5日生(伝)。
ミューは2008年10月10日生(伝)。

空と言葉と草木花が好き。
趣味は読書・文芸。

読書ノート歴33年。
年間読書冊数の平均は、学生時代は
300冊、就職後は100冊~150冊。

ブログ歴 11年5カ月
2006年 3月17日から始めました。
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