心に響く本・詩歌・言葉・音楽・風景
私の読んだ本や聴いた音楽、出会った風景の中から心に響いたものを紹介します。
心に響く本-原発関連の本
 東日本大震災から4か月が経ちました。混迷の政局の中で、現地ではどんなに情けない思いをされていることでしょう。また、福島原発の事故では、今も現場で収束に向けて必死で働いておられる方々には、頭が下がります。そのことは承知の上で、やはり原発については、今後の日本・地球を考える上で、黙っていてはいけないと感じています。原発問題は、発電所のある地域だけの問題では済まないと思うからです。

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*ソフトバンクに続き、NTTドコモも電気事業に参入するそうです。風力や太陽光を利用した発電で、自社が使用して余ったら売るそうです。他にも、自家発電装置を持つ企業は、それを活用する方向だそうです。政府がもたもたしている間に、企業は原発に見切りをつけ動きだしているようです。いつだって、民間企業の経営者の方が、フットワークも軽く賢明であるなと、先日も「脱原発」宣言をした城南信用金庫の吉原理事長の話(この会社のHPで見られます)を聞きながら思いました。


7月8日の朝日新聞朝刊を読んでの感想
*1面の記事から
7月7日参院予算委員会での菅首相の「原子力エネルギーへの依存を白紙にし、再生可能エネルギーと省エネルギーを大きな柱にしていく」との提起には、大いに賛同します。だが、どうにもやり方がまずいようです。首相の意見が再三ぶれ、政権内部での説得力を失っているのは、どこに原因があるのでしょうか?この提起を、本気で押し通す覚悟はあるのでしょうか?そうであってほしいし、そうであれば応援したいと思っていますが、今までの経緯から信頼しきれないのが残念です。

*15面耕論の「原発とイデオロギー」から
私は、作家・慶応大講師の竹田恒泰さん (1975年生まれ・明治天皇の玄孫やしゃご)の意見に、一番共感を覚えました。すべてを引用したいのですが、長くなるのでまとめながら紹介します。

私は皇室につらなる家に生まれた生粋の保守派です。それに、筋金入りの反原発論者です。いまこそ日本から原発を徐々になくしていくべきだと主張しています。世間では「反原発=革新」「原発推進=保守」という図式で見られますが、私は反原発と保守は矛盾しないと考えます。
私が「原発反対」を言い出したのは、高校時代の英語のディベート大会がきっかけで、あらゆる原子力の本を読破してからです。また、大学時代に原発労働者の被曝の実態を知ったことが大きかった。(以下、その詳細)
原発の賛否とイデオロギーは本来、直接関係がない。エネルギー政策は最も重要な国策ですから、保守も革新も先入観を排し、真の国益を考えた論議をすべきなのです。私自身は、日本は脱原発を実現させ、クリーンエネルギーの先駆者として世界をリードすべきだと考えます。


全くその通り。1冊でも「原発」に関した本を読むと、いかに「原発」が嘘と欺瞞に満ちた存在だったかがわかります。まずは省エネルギー社会を実現・維持し、さらに将来の資源枯渇に備え、日本の優秀な科学者に再生可能な安全なエネルギーを作り出してほしいと思います。私たちも利便性や快適さばかりを追求するのではなく、自然環境とうまく折り合いをつけながら暮らしていきたいです。夏には夏の暑さがあって当たり前、それを朝・夕の涼しさでしのぎながら、夏の風物詩を、夏らしい衣食住(=涼しさを感じるような…)をすることで楽しみたいと思います。


*取りあえず「原発」関連の本を…という方に、ぜひ!
小出裕章著『原発のウソ』(2011年・扶桑社新書・777円)をオススメします。
政府と大電力会社がバックについている「原発」に異を唱えるのは、著者に正義感と勇気がなければできないこと。1949年生まれの著者は、現在、京都大学原子炉実験所助教授です。原子力の平和利用を志し、原子力について学ぶうちに、その危険性に気づき、40年前から全国を回り、「原発」の危険性を訴え続けています。

本文(帯文)より~原子力のメリットは電気を起こすこと。しかし、メリットよりリスクのほうがずっと大きいのです。しかも、私たちは原子力意外にエネルギーを得る選択肢をたくさん持っています。

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この記事に対するコメント

おはようございます。
白のレースの日傘をさした亀さんは優雅でステキでしょう。

毎日のように電力会社、政府のゴタゴタばかりでうんざりです。
今の日本は最悪の状態、その中で国民はいろいろな事を学んでいます。
パソコン教室でも節電の方法を教えたり、電力ピーク時の使用方法などです。
あって当然と思っていたものを考え直しています。


二女が勤めている会社(かなり大きい)で各階のベランダにすべて太陽光発電の装置を付けたそうです。
社を上げて節電に取り組み、休日も変則。
震災以来、エレベーターは極力、使用しないとか。

国民は出来ることを非力でもやっていきたいです。

でも、先日の夜、広い道路を車で走りましたら街灯がかなり消えていました。
よく車に乗る娘に言わせるとあちこちこんな状態だそうです。
今までは各店舗(会社)が閉店後も無駄な電気を付けていたのでしょう。
歩いている人が見えないくらいの暗さでした。
若い女性だけでなくても怖いだろうな、と感じました。


【2011/07/12 08:59】 URL | ベンジャミン(keiko) #oUPgpoCM [ 編集]

ベンジャミン(keiko)さんへ
>白のレースの日傘をさした亀さんは優雅でステキでしょう。
ありがとうございます。そのようになりたいです!

>今の日本は最悪の状態、その中で国民はいろいろな事を学んでいます。
私たちが賢くなる試練の時と考え、みなで賢明な選択ができるようになりたいですね。

>二女が勤めている会社(かなり大きい)で各階のベランダにすべて太陽光発電の装置を付けたそうです。
おお、それは素晴らしい!学校や市役所などにも、率先してつけていってほしいですね。
ドイツなどは、「ソーラー年金」という発想で貯金よりお得、買うときは1kw20円の電気を、各家庭で作って売るときは75円というふうにして広めていったみたいですね。
日本は、売りたい人がいても、一定限度以上は買わない法律があるみたいで、そこらへんにも再生自然エネルギーへの取り組み姿勢の弱さがあります。
マンションやビルを建てる時にも必ず太陽光発電設置を義務づけておけば、原発なんかいらなかったのに…と国の無策が憎らしいです。
原発を補正予算でどさくさ紛れに取り入れたのは、青年代議士だった中曽根と読売の正力松太郎(この人いろんな場面に口出しする…)、「学者のほっぺたを札束で叩いてでも推進しろ」と言ったそうですよ。
身近な人に伝えて、一人でも脱原発を増やしたいと、ただいまいろいろ本を読んでいるところです。
【2011/07/12 20:21】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


こんばんは。

小出先生は、3.11以降、何度もテレビで拝見する機会があって、「原発のウソ」もとても気になっています。
原発のある地域からは、かなり離れたところに住んでいるけれど、だからって、ちっとも安心できない毎日ですね。
でも原発のある地域の方が皆はNOとはおっしゃらないし、なんだか、不思議な気持ちです。
福島のこどもたちが「地産地消」っていう名の下に、給食で汚染の可能性のある食費を食べさせられています。
悲しいです。

【2011/07/16 20:32】 URL | kimico #Zr2/WiYY [ 編集]

kimico さんへ
こんばんは。お元気ですか?

>「原発のウソ」もとても気になっています。
また、他の方の本も紹介したいとは思っていますが、すぐ読めますので、ぜひ!
原発のある地域だけの問題ではなく、日本の世界の地球の問題だと思います。

>原発のある地域の方が皆はNOとはおっしゃらないし
ムラ社会で、しかも、原発の恩恵を受けている人も多いから、危険はひしひしと感じていても言えないのでしょうね。
先日も、福井県のある町に、匿名の寄付が毎年10億円以上あるが、詳しいことは言えないと町長が口を閉ざしていました。
原発や電力会社の関係からのようですけれど、図書館など町の設備もたくさんの寄付で建てられているし、反対を言いにくい状況なのでしょう。

ただ、原発立地の町だけでなく、老朽化した原発を抱えている以上、それは周りへも大きな影響を与える可能性が大きいということを、皆が考えないといけませんよね。
【2011/07/16 22:16】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


おはようございます。

「原発のウソ」読み始めました。

>原子力に夢を持ち、学びその危険性を知り、自分の考え方を180度変えました。
・・・(厳密な引用じゃないのですが)研究者としてだけではなく、人としてすごい方だと思いました。

>人間の命や子どもたちの未来のほうがずっと大事。
・・・うん。

原子力にかかわってこられた方で、何人かは推進から反対へ意見をかえておられますよね。
そんな方のお話をテレビで拝見していて、主張を変えることのすごさ?強さ?なんていうんだろう・・・若い頃から信じてすすめていたことを、研究してきたことを翻す勇気?小出先生はかなり早くに気づかれていらっしゃるのですが、50代60代の先生方の今回のことに関しての発言には、原発のことだけではなく、生きる姿勢とか、いろんなものを学ばせてもらっています。
大切なもの・・・・・って、人によって、こんなにも違うんだなぁ。
優先順位も。
 
【2011/07/18 10:38】 URL | kimico #Zr2/WiYY [ 編集]

kimicoさんへ
>大切なもの・・・・・って、人によって、こんなにも違うんだなぁ。
こんなに素晴らしい星に住まわせてもらっているのに、その地球を台無しにしてしまいそうなことを、今の私たちはしているのですよね。
45億年前の地球は、放射能だらけで、生き物は住めなかったそうです。
その放射能が、長い長い年月をかけて消え、やっと人類などが生きられるようになったと思ったら、自然界にない元素を人間が作り出して、地球をまた放射能で覆おうとしている…。

福島原発の事故は、近隣地区だけでなく、ヨーロッパにまで気流に乗って汚染物質をまき散らしました。きっと今もそうだと思います。
今、100km以上離れたところの牛のセシウムが問題になっていますが、よもや農家の方も藁に汚染が広がっているとは思わなかったでしょう。

原子力のことは難しそうできちんと本を読んできませんでしたが、やたら安全を連呼するところに、うさんくささは感じていました。
今、このような収拾のつかない状態になって、なお推進を言う人の気がしれません。
目先の利益を追って、地域・日本・世界が取り返しのつかないことになったら、どうしようもないのにと、怒ってる日々です。
自分できちんと判断できるよう、正しい情報を手にいれないといけないなと思っています。
【2011/07/18 20:43】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


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大空の亀 

Author:大空の亀 
写真の猫は姉のハオと弟のミュー。
ハオは2006年5月5日生(伝)。
ミューは2008年10月10日生(伝)。

空と言葉と草木花が好き。
趣味は読書・文芸。

読書ノート歴33年。
年間読書冊数の平均は、学生時代は
300冊、就職後は100冊~150冊。

ブログ歴 11年1月
2006年 3月17日から始めました。
2006年 9月 9日カウンター22222通過
2007年10月24日カウンター77777通過
2008年 5月23日カウンター100000突破 !
2008年 9月 8日カウンター111111通過
2011年 5月 4日カウンター200000突破 !
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