心に響く本・詩歌・言葉・音楽・風景
私の読んだ本や聴いた音楽、出会った風景の中から心に響いたものを紹介します。
あんなことこんなこと-素晴らしい映画「レ・ミゼラブル」
 もう皆さん見られていると思いますが、まだでしたら、ぜひ!

   remizeraburu2013.jpg

映画 「Les Miserables(レ・ミゼラブル)」

原作:ヴィクトル・ユゴー / 監督:トム・フーパー
キャスト ジャン・バルジャン:ヒュー・ジャックマン
      ジャベール:ラッセル・クロウ
      ファンテーヌ:アン・ハサウェイ
      コゼット:アマンダ・セイフライド 

昔、本で読んだ時は、「たったパン一つで…」と、主人公が気の毒で可哀想でなりませんでした。劇団四季のミュージカルで観た時は、ジャン・バルジャンのコゼットへの愛が印象的でした。

そして、今回の映画、次男や友人が「もう一度観たい、素晴らしい映画だ!」と勧めるので、「暗くて辛いだろうけれど…」と、意を決して観に行きました。友人たちが熱心に勧めたのがよく分かる、魂を揺さぶる大作で、ほんとうに素晴らしく、観に行ってよかったと心の底から思いました。
3時間という長さを全く感じず、見終わった後、感動の波に館内の皆が包まれているのが、空気感として伝わってきました。私は号泣しそうで、必死に嗚咽をこらえていました。

今回の映画の一番の成功の秘密は、今までのミュージカル(歌と芝居を別撮りしていた)と違って、キャストが生で歌っていることだと思います。歌っている時の大写しになる表情に、その時々の感情がこもっていて、観ている側ものめり込んでしまいます。キャストはもちろん魅力的ですが、歌声、歌詞、メロディ、演技、そして、美術、衣裳、何もかもが全力投球で、最高の出来のものを観ることのできた感動に、涙が止まりませんでした。

パンフレットの内容も、原作への言及まであり、大変充実したいいものでした。生きづらい現代と、この映画の原作が書かれた19世紀とが、なぜか重なるように思え、「ああ無情」を読んだ世代だけでなく、若者の層にも多く観られているというのが、一つの希望のようにも感じられます。自分の一生の中で、この映画に出会えた幸運に感謝しています。


 映画関係者の方に、映画料金についてお願いがあります。
   (ここに書いた声が届きますように…)

私は、還暦を迎え、映画料金がいつでも1000円になり、一人で気楽に出かけられるようになりました。それまでは、「夫婦50割」というのがあり、どちらか一方が50代なら、夫婦それぞれ1000円で入れました。しかし、一人では高くつくし、女友だちと二人でも安くならないし、なんだか嫌な方法だなと思っていました。

若い人でも、映画の日やレディースデイなど1000円で入れる日や、会員になれば割り引いてもらえる制度や前売り券もありますが、日や映画館が限定されたり事前に券を購入するのは面倒臭くて、そこまでして行きたくないわっていう人も多いことでしょう。特に、若い男の人には特典が少なく、1800円の出費はこのご時世の中、かなり厳しいと思われます。

若い人たちに映画館の大きな画面と優れた音響で見る映画の素晴らしさを、若い時から知らせておかないでどうして映画ファンを増やすことができるでしょうか。1000円ならまだ気楽に足を運べると思うのです。一生懸命作った映画ですから、より多くの人に見てほしいと、スタッフもキャストも思っているはずです。映画文化を維持発展させるためにも、全員1000円で見られるようにして頂きたいと思います。若い人たちに見てほしいいい映画がいっぱいあるのに、1800円ではほぼ倍!高すぎます。どうか、たくさんの人が足を運べる映画館にしてくださるようお願いいたします。

テーマ:★おすすめ映画★ - ジャンル:映画

この記事に対するコメント

私も観てきました。
私はいつでも1,000円です。
このお値段でこんなに素晴らしい作品が観られて感激です。
以前、舞台で観た時は(貰いものですが)多分、1万円くらいはしたと思います。

そうですね、男性にはほとんど特典がないわね。
1,800円は高すぎます。
平日の昼間は60歳以上と思われるおひとり様が多いようですがガラガラです。
お若い方にももっと劇場に足を運んでほしいですね。

この映画は珍しく席も埋まり、始まる直前に行くといい席が取れませんでした。
【2013/02/16 15:48】 URL | ベンジャミン(keiko) #oUPgpoCM [ 編集]

ベンジャミン(keiko)さんへ
こんばんは。コメントありがとうございます。
日差しはすっかり明るく春めいてきましたが、今日はたびたび雪が舞っていました。

>このお値段でこんなに素晴らしい作品が観られて感激です。
ベンジャミンさんも観られたんですね。ほんとに感激しますよね。
先日NHKのニュースで興業成績第1位になったと言っていました。
表情がしっかり見えるのと、大がかりな装置は、映画ならでは。
映画の力を存分に発揮した映画でしたね。

>お若い方にももっと劇場に足を運んでほしいですね。
ほんとにそう思います。そのためにも安くしてあげてほしいです。
心を打つこんな作品は、未来を真剣に考えてほしい若者にこそ見てほしいですね。
感動に浸っている次男に、誰が一番心に残ったと尋ねたらジャン・バルジャンと答えていました。
私は、ファンテーヌと、若者たちに心を打たれました。
【2013/02/16 19:58】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


おはようございます。

小学校の5年か6年の時に「ああ無情」を読みました。
学校の図書室で借りて、読みました。
その頃に読んだのは、「車輪の下」「大地」とか、漱石とか・・・
なんであの年で読んじゃったんだか?
図書室に並んでいたから・・・なんですが、椿姫も読みました。
図書室のどのあたりに並んでいたのかも、本の大きさも文字の段組みも、表紙の色も
ハッキリと記憶しています。
なのに、どんな感想を持ったのかは、あいまいで。
車輪の下を繰り返し読んで、ヘッセの作品を次々と読み、
詩の世界に入り込み、ゲーテやリルケ、イェイツと読み続けてました。
ほんまに、へんなコだ。

へんなコは中学生になって、遠藤周作・モリエール・プルースト・・・と。

友だちがいなかったんだなぁ・・・って思います。
仲良しくらいはいたんだけれど、ずっと違和感を持っていた。
思春期でしょうか?


レ・ミゼラブル、まだ観に行けていません。
どの映画館で観ようかな・・・って選んでいます。
ジャンバルジャンって、ひと息で発音していたころを懐かしく思いながら
ひとりで観てきたいと思います。


うちの子どもたちは映画館が大好きです。
まだ、自分で支払いせずに観られるから?
DVD借りて観よう!とは、あまり言いません。
犬塚さんお勧めの映画にも、何度も行きました。
大自然や動物の作品が、今までは多かったのですが
ストーリーを追えるようになってきた息子を、どんな映画に誘おうか・・・?
上の子は春から大学生。まだ付き合ってくれるかしら?
今日は彼の18回目の誕生日。
朝からアルバム眺めては、ため息ついたり、ほろりとしたり、ほっこりしたり。
2月はいつも、気持ちのんびり、こころほっこり。


【2013/02/17 10:24】 URL | kimico #Zr2/WiYY [ 編集]

kimico さんへ
こんばんは。
コメントありがとうございます。

>図書室のどのあたりに並んでいたのかも、本の大きさも文字の段組みも、表紙の色も
ハッキリと記憶しています。
小学生の時から、ものすごい読書家だったのですね。しかも難しい本ばかり。
私が野山を駆け巡っていた頃、kimicoさんはゲーテやリルケ、イェイツを読んでいたんだ!
いやあ、なんとも、文化の差を感じます。
田舎には、こんな洒落た本、なかった・・・と思います。

>へんなコは中学生になって、遠藤周作・モリエール・プルースト・・・と。
ふつうは、高校生ぐらいから読む本ですよね。昔から、読書力があったんだ!
私が中学生の頃は、今と違って、子供向けの本はいわゆる世界の名作児童文学ばかりで、オルコットとかよく読みました。
学校の本にもう読む物がなくなって、町の公民館に行ったりしていましたが、これもまた今と違ってお粗末で、松本清張の「点と線」などにはまっていました。
あとは、姉が毎月買っていた赤い二段の「世界文学全集」。
分かって読んでいたかどうかは不明ですが、活字に飢えていて母の「主婦の友」なども手当たり次第に読んでいました。

>レ・ミゼラブル、まだ観に行けていません。
前にも書いたけど、コゼット役のアマンダ・セイフライドがkimicoさんの雰囲気と似ているのです。
確か、「マンマ・ミーア」の時も娘役で出ていて、kimicoさんと似ていると思ったのでした。
映画館の好きな息子さんたち、素敵ですね。
文化を楽しめる方法を、お母さんがいろいろ教えてあげてるからですね。

>今日は彼の18回目の誕生日。
おめでとうございます!お互い、わが子の成長を確かめる月ですね。
いい一日となりますように。
【2013/02/17 18:15】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]

こんばんは…
たしかに…

考えてみればもう10年以上、行っていない事に気づきました(苦笑)

駅前にあった映画館もだいぶ前に閉鎖したんです。

周りの同世代も、全く見ない人がほとんどですね。

今年は京都まで見に行こうと思います。
【2013/02/20 23:12】 URL | ケンジ #tHX44QXM [ 編集]

ケンジさんへ
こんばんは。
コメント、ありがとうございます。

今日は、ちょっとだけ時間休を取って、万博の梅を見ながら帰ってきました。
まだほとんどつぼみでしたが、のんびりできて疲れがとれました。

>周りの同世代も、全く見ない人がほとんどですね。
とてもいい映画がいっぱいあるのに、もったいないですね。
安かったらいいですのにね。でも、「レ・ミゼラブル」は高くても価値ありです。ぜひぜひ!
【2013/02/21 17:34】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


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大空の亀 

Author:大空の亀 
写真の猫は姉のハオと弟のミュー。
ハオは2006年5月5日生(伝)。
ミューは2008年10月10日生(伝)。

空と言葉と草木花が好き。
趣味は読書・文芸。

読書ノート歴33年。
年間読書冊数の平均は、学生時代は
300冊、就職後は100冊~150冊。

ブログ歴 11年6カ月
2006年 3月17日から始めました。
2006年 9月 9日カウンター22222通過
2007年10月24日カウンター77777通過
2008年 5月23日カウンター100000突破 !
2008年 9月 8日カウンター111111通過
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