心に響く本・詩歌・言葉・音楽・風景
私の読んだ本や聴いた音楽、出会った風景の中から心に響いたものを紹介します。
心に響く本-宮部みゆき著『ソロモンの偽証』
 宮部みゆき著『ソロモンの偽証』三部作

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 【仲良くお昼寝】

 ミステリー苦手、長編苦手、おまけに目が心配…の私ですが、読み始めたら先が気になって気になって、他のことが手に付かない…。目の手当てをしながら、合計2200ページ近くを4日で読んでしまいました。
2巻目の割と早い段階で、結末の予測がついたのですが、本当に自分の予想が当たっているか、作者はどう終結させるのかという興味で、家事をサボりながら一気に読みました。
ただの推理小説ではなく、学園物・中学生の成長物語として、最後に自然に流れる涙が私にはありました。中学生に、先生に、親に読んで欲しい三部作。本好きの友人たちが揃って薦めてくれたわけが、よく分かりました。
物語のメインの舞台は、八月。この夏の思い出の読書となりました。
三冊とも著者は宮部みゆき、出版社は新潮社、出版年は2012年、価格は1994円です。内容は、「BOOK」データベースより引用。

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  『ソロモンの偽証 第Ⅰ部 事件』 741ページ
 クリスマスの朝、雪の校庭に急降下した14歳。彼の死を悼む声は小さかった。けど、噂は強力で、気がつけばあたしたちみんな、それに加担していた。そして、その悪意ある風評は、目撃者を名乗る、匿名の告発状を産み落とした―。新たな殺人計画。マスコミの過剰な報道。狂おしい嫉妬による異常行動。そして犠牲者が一人、また一人。学校は汚された。ことごとく無力な大人たちにはもう、任せておけない。学校に仕掛けられた史上最強のミステリー。

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  『ソロモンの偽証 第II部 決意』 715ページ 
 騒動の渦中にいるくせに僕たちは何も知ろうといなかった。けど、彼女は起ちあがった。校舎を覆う悪意を拭い去ろう。裁判でしか真実は見えてこない!彼女の覚悟は僕たちを揺さぶり、学校側の壁が崩れ始めた…気がつけば、走り出していた。不安と圧力の中、教師を敵に回して―他校から名乗りを上げた弁護人。その手捌きに僕たちは戦慄した。彼は史上最強の中学生か、それともダビデの使徒か―。開廷の迫る中で浮上した第三の影、そしてまたしても犠牲者が…僕たちはこの裁判を守れるのか!?

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  『ソロモンの偽証 第III部 法廷』 722ページ
 事件の封印が次々と解かれていく。私たちは真実に一歩ずつ近づいているはずだ。けれど、何かがおかしい。とんでもないところへ誘き寄せられているのではないか。もしかしたら、この裁判は最初から全て、仕組まれていた―?一方、陪審員たちの間では、ある人物への不信感が募っていた。そして、最終日。最後の証人を召喚した時、私たちの法廷の、骨組みそのものが瓦解した。

テーマ:読んだ本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

この記事に対するコメント

おはようございます

ソロモンの偽証、気になっていたのですが、本が重くて・・・なんとなく後回しにしていたのですが、これは読んでみなくちゃって気持ちになりました。
4月に転職して、新しい職場が家からは遠くて、7時半に家を出ています。
電車を乗り継いで、バスに揺られて・・・小旅行のような通勤の毎日。
やっと慣れてきました。

下の息子はサッカー頑張っていて、亀さんとこの学校とはたびたび練習試合をさせていただいています。
ちっとも勝てなくって「キーパーが下手だから・・・」言われながらも、続けています。
自分で決めて始めたことは、辞めない。
不思議な力のある子どもです。
他校の選手とも仲良くなっているようで、休憩時間に話しこんでいる姿を見かけます。
他校の選手や顧問の先生が、たびたび声をかけてくださっている姿を見るたびに、ありがたいなぁ・・・と感謝しています。
始めたのが遅くて、群を抜いてへたっぴなので、目についちゃうのかもしれません。
でも、気にかけてくださって「前の試合と比べて・・・・」と話してくださっているようで、相手の選手・顧問の方々の懐の深さに、サッカーとかかわれて良い経験ができているのだなぁと、うれしく思っています。
息子の学校の顧問の先生も、下級生にもっと上手な選手がいてるのに、真面目に練習に出ている生徒優先で選手を選ぶとおっしゃってくださり、実現してくださっています。
クラブチームではなく、学校のチームだから・・・なのでしょうか?
ありがたく思っています。
まじめにやってる子がソンをしない感じが、うれしいです。
だから、勝てないのかもしれないんですけれど・・・

お勉強とは相性が悪すぎて、取り返しのつかないことにならないよう、この夏は頑張ってもらいたいと願っています。
 
【2014/07/21 09:54】 URL | kimico #Zr2/WiYY [ 編集]

kimico さんへ
こんにちは。夏休みですね。コメントありがとう!

>電車を乗り継いで、バスに揺られて・・・小旅行のような通勤の毎日。
大変ですね。体に気をつけてください。

>これは読んでみなくちゃって気持ちになりました。
推理小説の好きな人には、物足りないかもしれませんが、現代社会への問題提起を感じた作品でした。
少年・少女の好きな人なんだろうな、宮部みゆきさんって優しいなって思いました。
この分厚さを読み切ったら、半端じゃない満足感があります。

>不思議な力のある子どもです。
魅力的な少年になっているだろうなと、様子を想像しています。

>始めたのが遅くて、群を抜いてへたっぴなので、目についちゃうのかもしれません。
わが家の次男も、高校に入ってから生まれて初めて野球をしました。
今でも一番の仲間は、その時の野球部のみんな。
息子さん、サッカーが好きという気持ちが表に出ているので、いろんな人が気にかけてくれるのだと思います。
最後の試合で、西岡選手(今、阪神)のいるチームと対戦したことが、次男には嬉しい思い出のようです。

>真面目に練習に出ている生徒優先で選手を選ぶとおっしゃってくださり、
よい顧問の先生で、よかったですね。私まで嬉しくなります。
わが家の次男は、たぶん補欠だったと思いますが(見たことがないので…)、それでも夏の甲子園の予選の入場行進では、プラカードを持って先頭を歩かせてもらいました。
今の京セラドームが映るたびに、偶然会場のど真ん中になり、新聞の写真に写っていたことを思い出します。

>まじめにやってる子がソンをしない感じが、うれしいです。
そうですよね。そのことが、いちばん嬉しくありがたいことですよね。
世の中も、どうかそうでありますようにと願わずにはいられません。
蛇足ですが、お勉強も、頑張って下さいね。
【2014/07/21 18:23】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


三部作ですか~長編ですね。
宮部みゆきさんは読み易いですけどね。
最近は宮部さんの時代物が好きです。

今、宮部さんのドラマをやってますね。
「誰か」「名もなき毒」のシリーズで「ペテロの葬列」
これは読んでいません。

目はいかがですか?
疲れ目は温めたタオルで、と教わったのですが
私は小豆ではありませんが腰や肩を温めるもの(レンジ用)を時々使っています。
これだと眠ってしまってもお布団が濡れません。

夏休みですがやっぱりお忙しいのですか?

【2014/07/23 20:54】 URL | けいこ #oUPgpoCM [ 編集]

けいこさんへ
お早うございます。コメントありがとうございます。

>宮部みゆきさんは読み易いですけどね。
そうですね。あまりたくさん読んだわけではないのですが、長編が多いので、読後の印象が強くて、達成感がありますね。
時代物は、あまり読んでいないので、またチャレンジしてみます。
ドラマは、時間がかかって、せっかちの私には向いていないので、見たことがないのですよ。

目は使いすぎると、黒い線が増えるので、読書をストップ。目を温めます。
タオルだとすぐ冷えたり濡れたりでしたから、これは便利です。
熱くしすぎると「キケン」の字がでるので、なんとなく安心です。

先日、靴屋さんで、足にあった中敷きと靴ひもの結び方を習い、目からうろこでした。
歩きやすくて、土ふまずが刺激され、全身の血行がよくなります。靴は重要ですね。
教えて下さったのは、ミズノのインソール工房のカリスマさんでした。

夏休みは常よりゆっくり。今年は、俳句と短歌の勉強によく出かけています。
【2014/07/24 07:37】 URL | 大空の亀 #- [ 編集]


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大空の亀 

Author:大空の亀 
写真の猫は姉のハオと弟のミュー。
ハオは2006年5月5日生(伝)。
ミューは2008年10月10日生(伝)。

空と言葉と草木花が好き。
趣味は読書・文芸。

読書ノート歴33年。
年間読書冊数の平均は、学生時代は
300冊、就職後は100冊~150冊。

ブログ歴 11年8カ月
2006年 3月17日から始めました。
2006年 9月 9日カウンター22222通過
2007年10月24日カウンター77777通過
2008年 5月23日カウンター100000突破 !
2008年 9月 8日カウンター111111通過
2011年 5月 4日カウンター200000突破 !
2012年 1月10日カウンター222222通過
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