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心に響く本・詩歌・言葉・音楽・風景
私の読んだ本や聴いた音楽、出会った風景の中から心に響いたものを紹介します。
作句・作歌に役立つ本
 作句・作歌に役立つ本

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小川軽舟著『ここが知りたい!俳句入門 上達のための18か条』
(KADOKAWA 平成26年初版・28年再版 1,500円)

今まで俳句入門の本はたくさん読みましたが、この本は、これまで断片的に知っていたことをきちんと整理できる、とてもいい本でした。俳句の歴史・特徴・表現などについて、的確にまとめてあり、読み終わって頭がスッキリしました。俳句を始めてしばらく経つと、それなりに疑問点も出てくるのですが、それらもこの本で解決しました。

特に肝に銘じておきたいと思った言葉(適宜まとめています)を少しだけ。
「俳句には作る人と読む人が必要。」「俳句は読まれて初めて俳句として成り立つ。」
「俳句は意味内容を伝えるものではない。」「俳句は読み手に何かを『思い出させる』。」
「俳句は五七五の短い言葉だが、読者の連想をいざなうことで豊かなイメージをもたらす。」
「いけないと思う人事句には、大事な三つの要素(感動・普遍性・発見)が無い。」
「頭で理解することを拒まれた読者は、かえって一句の詩情を無心に受け入れられる。」


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佛渕健悟・小暮正子編『俳句・短歌・川柳と共に味わう 猫の国語辞典』
(三省堂 2016年 1,500円)

約2,400の句や歌(作者は500名余り)を集めて、あいうえお順に並べた本。猫に関わる言葉や作品が、こんなにあるというのは、嬉しい驚きでした。でも、もっと現代作品の引用があるかと期待していたので、引用作家の偏りと江戸時代の川柳が多いのが、私にはちょっと残念でした。本文の可愛いイラストや切り絵風の絵は、猫の特徴をよく捉えていて、よかったと思います。一項目に一つずつ気に入りの作品をチェックして、楽しみながら読んでみました。

例えば、
うららかや猫にものいふ妻のこゑ  日野草城
帰り来ぬ猫に春夜の灯を消さず   久保より江
叱られて目をつぶる猫春隣     久保田万太郎
あまり鳴いて石になるなよ猫の恋  小林一茶
蜥蜴食ひ猫ねんごろに身を舐める  橋本多佳子
夕闇の猫がからだをすりよせる   種田山頭火

猫の俳句や短歌を詠むとき、役立ちそうです。

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歩いて5分のところにある里山の風景

テーマ:オススメの本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

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大空の亀 

Author:大空の亀 
写真の猫は姉のハオと弟のミュー。
ハオは2006年5月5日生(伝)。
ミューは2008年10月10日生(伝)。

空と言葉と草木花が好き。
趣味は読書・文芸。

読書ノート歴34年。
年間読書冊数の平均は、学生時代は
300冊、就職後は100冊~150冊。

ブログ歴 12年4カ月
2006年 3月17日から始めました。
2006年 9月 9日カウンター22222通過
2007年10月24日カウンター77777通過
2008年 5月23日カウンター100000突破 !
2008年 9月 8日カウンター111111通過
2011年 5月 4日カウンター200000突破 !
2012年 1月10日カウンター222222通過
2014年 9月15日カウンター300000突破 !
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