心に響く本・詩歌・言葉・音楽・風景
私の読んだ本や聴いた音楽、出会った風景の中から心に響いたものを紹介します。
あんなことこんなこと-京都市美術館
 久しぶりに京都市美術館に行ってきました。
今回は「ルーブル美術館展」と「マグリット展」の二本立てです。
途中、昼食休憩を入れて、たっぷり楽しみました。

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 ルーブル展は、今までにも何回か見ているので、重なる作品はないけれど雰囲気が似ているものが多く、意外性はありませんでした。
マグリット展は初めてだったのですが、いくつか有名な作品も知っていて、白色と空色の使い方が好きな画家で、一度たくさんの作品を見たいと思っていました。今回は色の魅力に、岩石の質感や添えられた言葉の詩的なイメージが加わり、いっそう好きになりました。一緒に行った家族も、ずいぶん気に入ったようで、マグリットに強い興味を持ったようです。

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 上の絵は、約130点あった今回の作品の中で、いちばん心に響いた作品「THE GLASS KEY(ガラスの鍵)」です。理由を説明しろと言われたら、それなりに言葉を並べることは可能かもしれないけれど、そういうことを超えて「今日はこの作品に出会えてよかった!!」と思いました。そんなに混んでなかったので、何度か戻って長い時間この絵を眺めることができ、幸せでした。

帰宅後、買った図録を読むと、1959年(60歳)に完成し、手紙に「私は『崇高な』絵画を描きあげた!」と記しているとありました。描いている間から傑作となる予感を感じて、他の作品を中断して集中的に取り組んだそうです。説明を読んで、マグリットの制作時の感動がそのまま絵に表れていたから、見る側も自然に心を引かれたのだと思いました。

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 よく見ると、水面に赤い欄干と鳥居が映っているのが分かります。水が濁っているように見えますが、実は澄んでいて浅いため川底が透けて見えています。ここでは鴨が泳いでいるだけでしたが、近くの白川では子どもたちが水遊びをしていました。涼しくて楽しくていいなあ、水遊び!京都は、街の中にきれいな川が流れているのが、なによりいいですね。

 美術館の近くで、大学生が安保関連法案反対署名の呼びかけをしていて、私より少し年上かなと思えるご夫婦が「若い人たちが頑張ってくれて嬉しい」と、声を掛けていました。

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あんなことこんなこと-いつまでも平和な空を!
 空を眺めるのが好きです。7月中旬、夕食時に二日続けてきれいな夕空に出会いました。
   この空に戦闘機が飛ぶような時代を二度と作ってはいけない!切実に思うこの7月です。

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 40年前、友人と二人でフランスとイギリスを訪ね、20日間ほど過ごしました。パリはちょうど市長選の最中で、楽器を演奏しながら候補者を先頭に街を練り歩いたり、喫茶店では旅人の私たちまでつかまえて、支持する候補者のことを熱く語ったり、民主主義が市民に根付いているのを感じました。いつか日本もこんなふうに政治のことを、井戸端会議や職場や学校で気楽に話せる時代が来てほしいと思ったことを覚えています。

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そして今、やっとそんな時代が始まりつつあるかなと、若者たちの頑張りに期待を寄せているところです。この若者たちが挫折することなく、孤立することなく、まともな政治が行われるようになるまで、中高年の私たちも諦めないで意志表示をし、行動をしない限り、この国にほんとうの民主主義は訪れない、そう思っています。

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「法案が成立すれば国民は忘れる」-首相に近い参院議員
「まだ国民の皆様のご理解が進んでいないのも事実だ」-首相
「法案を10本に束ねたのはいかがなものか」-採決をした浜田委員長
7月15日衆院特別委員会で、安保関連法案の強行採決時の言葉です。

私たち国民をなめきっています。税金は納めるけれど、その使い道には無関心。選挙にはとりあえず行くけれど、議員がどういう言動をしているかには無頓着。そういう積み重ねが、国民をバカにしきった今の政治を作ってしまったのです。

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採決されたからって、諦めるのはまだ早い。
というか、監視し続け、まとまな政治をさせるのは「主権在民」の私たちの任務です。
私も、無理のない形で、ずっと続ける姿勢で、できることから取り組みたいと思います。
「新聞の言うとおりなら(安保関連法案に)80%が反対している。もっと抗議の電話が来なければおかしいが、ほとんどかかってこない」-首相の盟友、麻生太郎副総理〈16日派閥の会合〉


明日の自由を守る若手弁護士の会 HPに、
「安保関連法案 まだまだ阻止できます☆ 」という文章が載っています。ぜひアクセスを。
http://www.asuno-jiyuu.com/2015/07/blog-post_15.html


澤地久枝のよびかけ「アベ政治を許さない!!」
https://sites.google.com/site/hisaesawachi/
7月18日(土)午後1時きっかり同じポスターを全国一斉にかかげよう。
アベ政治の非道に、主権者一人ひとりの抗議の意思をいっせいに示そう。
「アベ政治を許さない」 の文字は金子兜太さん(俳人)が書かれました。


戦争法案は廃案に!おおさか1万人大集会
7月18日(土)午後5時扇町公園 集会後パレード
呼びかけ人は、弁護士・宗教家・芸術家・大学教授・医師・ジャーナリストなど多方面。

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自由と平和のための京大有志の会 http://www.kyotounivfreedom.com/
の「声明文」(著作権フリー)が素晴らしかったので、ここに転載します。
日本中に世界中に、この言葉が広がって、ほんとうの平和のために皆が行動できますように。

戦争は、防衛を名目に始まる。
戦争は、兵器産業に富をもたらす。
戦争は、すぐに制御が効かなくなる。

戦争は、始めるよりも終えるほうが難しい。
戦争は、兵士だけでなく、老人や子どもにも災いをもたらす。
戦争は、人々の四肢だけでなく、心の中にも深い傷を負わせる。

精神は、操作の対象物ではない。
生命は、誰かの持ち駒ではない。

海は、基地に押しつぶされてはならない。
空は、戦闘機の爆音に消されてはならない。

血を流すことを貢献と考える普通の国よりは、
知を生み出すことを誇る特殊な国に生きたい。

学問は、戦争の武器ではない。
学問は、商売の道具ではない。
学問は、権力の下僕ではない。

生きる場所と考える自由を守り、創るために、
私たちはまず、思い上がった権力にくさびを打ちこまなくてはならない。


テーマ:気になったニュース - ジャンル:ニュース

あんなことこんなこと-急に春になりました!
ここ数日のぽかぽか陽気で、雪柳が白い花を咲かせ始めました。万博外周の立派な桜並木は、その下に連なる雪柳と見事なコンビネーションを見せてくれるのですが、この春は時期がずれそうで残念です。

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       【数日前に撮った枝垂れ梅。見えにくいですが丸の中にメジロがいます。】

あまりにもご無沙汰してご心配をかけていますので、少しだけ近況報告です。
 今年は本の読み方を若干変えました。今までおざなりにしか読めていなかった結社誌や文芸誌を、できる限り丁寧に読むことにしたのです。よくいただく歌集や句集も溜め込まないで、すぐに読むことにしました。そういうわけで読書のペースが速く、毎日一冊は何か読了しているという状態が続いています。その分パソコンに向かう時間が極端に減り、ブログの更新も訪問もできず、申し訳なく思っています。
私生活でもあれこれ忙しく(通信教育のお習字にはまっています)、本の紹介もできていないので、とりあえず今年読んだ本から、ハナマルをつけたものを読書ノートから抜き出してみようと思いましたが、あまりにも多くて断念しました。ごめんなさい。いい訳になりますが、それぞれが気に入った本を読むのが一番ですね。余計なことは書かないでおきましょう。

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       【梅ばかり気にかけていたら、白木蓮も見頃なのに今日気付きました。】

テーマ:季節の風景 - ジャンル:写真

あんなことこんなこと-年のはじめに
  年のはじめに

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       毎年初詣に行く近くの神社。本殿は左奥。こちらは天満宮の内側から。

  カレンダー

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毎年決めている家族のスケジュールを書き込むカレンダーとは別に、その年のお気に入りをトイレに飾ります。ちなみに昨年は、野呂希一さんの写真の「七十二候を楽しむ」というきれいな風景写真のカレンダーでした。
今年は、槙下晶さんの銅版画(ペン画)による猫のカレンダーが第一候補です。

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10年以上前に定期購読していたサライを、「万葉集の風景」暦というカレンダーにひかれ久しぶりに買いました。牧野貞之さんの写真に歌を添えた暦で、風景写真に万葉の歌の世界が加わって魅力的です。仕事机のそばに置きます。

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同じく久しぶりに買った雑誌LEEの付録「12か月の贈る花」は、2000年から続いた高橋郁代さんのフラワーアレンジが素敵でしたが、今年が最後だそうです。同系色の花の組み合わせが優しくて好みです。職場に飾ります。

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 前のカレンダーの紙が厚みがあって、裏がきれいだったので、年賀状を書くついでに、筆ペンで「羊」をいろいろ書いて遊んでみました。練習なしの一枚きりなので、まじまじとは見ないでくださいね。今年はかな書道を頑張りたいです。


  手帳

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定番は、高橋手帳で、ハガキが挟める大きさのもの。ただし、毎年カバーの色を変えたいので、それによって中味も若干変わります。日々の予定と実際の記録、通勤時に浮かんだ俳句や短歌、読みたい本や読んだ本など、あらゆることをこれに書き込むので、年の途中から読めないくらい字だらけで、ゴチャゴチャになっています。
ムーミンダイアリーは、MOEの付録。家庭菜園・日曜大工・手芸など、自分の趣味を楽しむための計画や記録を中心に使用。今年は、このノートをもっと豊かに使いたいと思っています。


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句友と歌友からそれぞれ頂いた俳句手帳と短歌手帳です。持ち歩いている高橋手帳に書いた俳句や短歌のメモを、パソコンに清書として打ち込む前に、この手帳で推敲し作品の形にします。句作や歌作の役に立つ言葉や、心に留まった句や歌を書いておくのも、この手帳です。


 初詣、年賀状、お節料理、お雑煮に加え、新しいカレンダーと新しい手帳が、私の「年のはじめに」に欠かせないものたちです。

あんなことこんなこと-選挙結果に思うこと
寒い日が続いていますが、皆さんお元気ですか。

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阪急百貨店のショーウィンドーは、11月下旬からリサとガスパールのクリスマスバージョンです。
ここの飾りつけは、季節ごとにとっても工夫がしてあって、前を通るたびに見とれてしまいます。
例によって、梅田に出かけたついでに阪急ギャラリーに寄り、「池田あきこ展」を見てきました。
猫のダヤンがとっても魅力的で、絵本を買いたくなりました。いつものように絵はがき購入。
特に「タシールエニット博物館」「アベコベアの月」「タシルの街とフォーンの森」が気に入りました。「わちふぃーるど大図鑑」や「フォーチュンカード」も素敵でした。猫好きさんは、ぜひ。

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 長くなりますが、今回の選挙で思ったことを書きます。読んで頂けると嬉しいです。

 今回の衆院選の投票率は、過去最低の52.66% 前回より6.66ポイント減でした。「入れたい政党・候補者がいない。そもそもなぜこの時期に、貴重な税金を使って選挙をするのか納得できない。」といったことが棄権の理由でしょうか。私の場合は、すべての項目に賛同できるわけではないけれど、一番重なる項目の多い政党・候補者に投票しました。
 私が今回の選挙で一番感動したのは、沖縄の選挙結果です。知事選に続き、沖縄の意志をしっかり示した皆さんに敬意を表します。政権党もマスコミも、沖縄の声に真摯に耳を傾けて、これ以上、沖縄に対して冷たい対応をすることのないようにと願っています。

 私の住むところでは、自民党の(余裕で当選と言われていた)候補者が「どこに入れてもいいから、とにかく選挙に行って下さい。」と、選挙終盤に連呼していました。50%を切っては、選挙をした意義を問われ責められると、おそらく上からの指示があったのでしょう。国民をこの程度と見限った、有権者を馬鹿にした選挙でした。権力者は、貴重な税金を使うことに心が痛まないのでしょうか。大勝したからといって、原発・憲法…など何でも意のままになるとは思わないで頂きたい。ほんとうに国民のことを考えて、不幸な人を生まない政治をして頂きたい。と強く思います。

 小選挙区制が導入されてから、民意の反映されない選挙になってきたと感じ続けています。小選挙区は比例復活を除けば1人しか当選しないため、落選候補に投じられた票の多くが民意を議席に反映しない「死票」になってしまいます。
 小選挙区に出馬した自民党候補は、300選挙区の有効投票総数のうち43%の票を得たのに対し、獲得議席数は300議席の79%にあたる237議席。民主党は有効投票総数に占める総得票率が22.8%でしたが、300議席の9%の27議席。日本維新の会の得票率は11.6%で、300議席の4.7%の14議席。今回最多の299選挙区に候補を擁立した共産党は、得票率7.9%に対し獲得議席はゼロでした。選挙の後、スッキリしない印象が残るのは、こんな得票率と議席数の矛盾にも原因があるのでしょう。

 今回の衆院選(2014年)と前回の参院選(2013年)の得票数を比較すると、自民党1846万票→1756万票〈減〉、公明党757万票→728万票〈減〉、民主党713万票→975万票〈増〉、共産党515万票→603万票〈増〉となります。もし今回の選挙が、全国1区比例代表制だったら、獲得議席は、自民158、維新75、公明65、共産54、社民12、次世代12、生活9…という議席数になります。この方がよっぽど民意に近いのではないでしょうか。1票の格差も違憲の判決が出て、ずっと問題になっていますが、民意がそのまま反映されず、有権者の関心をそぐ結果になっている小選挙区制も、いい加減考え直す時ではないかと、私は選挙のたびに思います。国政に参加できる唯一の機会が、なおざりにされていては、政治に対する国民の意識も高くはならないでしょう。今の生活だけでなく、地球規模で考えないと大変なことになりそうで心配です。





プロフィール

大空の亀 

Author:大空の亀 
写真の猫は姉のハオと弟のミュー。
ハオは2006年5月5日生(伝)。
ミューは2008年10月10日生(伝)。

空と言葉と草木花が好き。
趣味は読書・文芸。

読書ノート歴33年。
年間読書冊数の平均は、学生時代は
300冊、就職後は100冊~150冊。

ブログ歴 11年1月
2006年 3月17日から始めました。
2006年 9月 9日カウンター22222通過
2007年10月24日カウンター77777通過
2008年 5月23日カウンター100000突破 !
2008年 9月 8日カウンター111111通過
2011年 5月 4日カウンター200000突破 !
2012年 1月10日カウンター222222通過
2014年 9月15日カウンター300000突破 !



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